乗り物

Uberは自動運転トラックと人間運転のトラックをコラボさせて商業輸送をさらに効率化&自動化する


Uberはトラック運転手と荷物を運んで欲しい運送会社とをマッチングするサービス「Uber Freight」を提供しています。自動運転トラックをも開発するUberは、Uber Freightのドライバーと自動運転トラックとをコラボレーションする新たな試みについて発表しました。人間のドライバーと自動運転カーのコンビネーションによってお互いの長所をいかしあうことで、自動運転トラックを使った長距離輸送のさらなる効率化と実用化が実現しつつあるようです。

Uber Freightに自動運転トラックを組み込むUberの狙いは、以下のムービーを見れば一発で理解出来ます。

Self-driving truck and truck driver connect with Uber Freight - YouTube


アメリカ・ロサンゼルス在住のマークさん。Uber Freightに登録する、キャリア24年のトラック運転手です。


今日もスマートフォンを使ってUber Freightから請け負った配達業務を遂行中。


マークさんは朝、ロサンゼルスを発ちました。


高速道路をひた走るマークさんはアリゾナを目指します。


目的地のアリゾナ州・トポックにもうすぐ到着。


一方同じ頃、トポックを目指してひた走るUberの自動運転トラック。運転席にいるのはラリーさん。


屋根には高性能レーザーセンサーLIDARをのせ、自動運転でアリゾナを目指します。


マークさんのトレーラーと、ラリーさんの自動運転トレーラーは、指定されたトポックの駐車場に同時刻に到着しました。


トレーラーから降りてあいさつする二人。


トレーラーの積み荷部分のロックを解除するマークさん。


前進して、車体と荷台が分離されました。


ラリーさんも同じく荷台を解放して、2台のトレーラーが入れ替わりました。マークさんとラリーさんは指定の場所で積み荷を入れ換えたというわけです。


マークさんから荷物を引き受けたラリーさんは、あいかわらず自動運転で別の場所へ。


自動運転に最適な高速道路をひた走ります。


一方のマークさんの運転席。


家族の写真をチラリとみたマークさんは、どうやらロサンゼルスへ引き返す模様。


「彼はディナーに間に合いそうだ」というメッセージでムービーは終了しました。


UberがUber Freightと自社開発する自動運転トラックとを結び付けたのは、単にUber Freightを効率化するという目的にとどまりません。自動運転が比較的容易な高速道路に自動運転トラックを任せつつ、複雑な情報処理が求められ、いまだ人間に大きな優位性がある都市部の配達は人間のドライバーに任せるという役割分担を狙っているというわけです。完全な自動運転技術が確立されるまで、人間のドライバーとの分業制を採ることで、輸送経路の最適化を進めて人間のドライバーの負担を減らしつつ、自動運転トラックの走行データ収集を並行して行えるため、Uberにとっては妙案と言えそうです。

Uberはすでにアリゾナ州での試験を終了して自動運転トラックでの配達を始める予定。人間のドライバーと自動運転トラックを組み合わせて配達を効率化する取り組みは、今後、さらに拡大していきそうです。

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