本物のジャガイモにパーツをぶっ挿して遊ぶジャガイモ愛好者必見のゲーム「Kartoffelkrieg(ジャガイモ戦争)」

お気に入りのものを愛でたり、ボードゲームなどの駒として使ったりもできるのがミニチュアやフィギュアです。ものによっては2次元の世界から抜け出してきたかのような圧倒的なクオリティを持つものもありますが、これらは一般的にはジャガイモよりも高価です。そこで、ゲームデザイナーのMichaelcthulhuさんは安価に入手できるジャガイモを思い思いのパーツでカスタマイズして遊ぶゲーム「KartoffelKrieg(ジャガイモ戦争)」を考案し、製品化に向けて出資を募ろうとしています。

This game about mechanized fighting potatoes requires ... real potatoes - Polygon
https://www.polygon.com/2018/2/21/17037894/potato-battletech-kartoffelkreig-print-and-play-kickstarter-launch-date

Michaelcthulhuさんの考案した「KartoffelKrieg」は、ドイツ語で「ジャガイモ戦争」(Kartoffel：ジャガイモ＋Krieg：戦争)をくっつけて名付けられたゲーム。最初は画像共有サービスのImgur上でアイデアを公開したのですが、12万人以上に閲覧され200件近いコメントが寄せられるという予想外の反応があったことから、ついにはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募る準備をスタート。2018年3月7日からプロジェクトへの出資が可能になります。

Michaelcthulhuさんは「ジャガイモ戦争」の公式ページも作成しており、これらを見るとどんなゲームになっているのかがわかります。

MASSIF GAMES: Kartoffelkrieg - A Potatoes Game of War

ジャガイモ戦争は、こんな感じでジャガイモに専用パーツをぶっ挿して遊ぶゲーム。公式サイトにアクセスすると最初に表示されるのはゲームの端的な説明やルールではなく、「この世界には2種類のジャガイモがある。皮がむかれたものとマッシュポテトだ。お前はどっちだ？」とだけ書かれています。これは単なるジョークではなく、プレイヤーは「皮むきポテト陣営」と「マッシュポテト陣営」に分かれ、敵のジャガイモの皮をむいたりすりつぶしたりして、最終的に生き残ったジャガイモの持ち主が勝者となる模様。

以下の画像がルールブック。これによると、ジャガイモはそれぞれ「8」のヒットポイントと、パーツを装備する「スロット」を8つ持っています。最初はそれぞれ手持ちのジャガイモをパーツでカスタマイズし、その後、お互いのジャガイモを用いて血で血を洗う戦争に突入。敵のジャガイモを攻撃した際は8面ダイスを振り、出た目に割り当てられたスロットを攻撃することとなります。パーツが装備されている場合はパーツを攻撃し、パーツが装備されていないスロットならばジャガイモ本体にダメージを加えることが可能。最終的にすべてのジャガイモを先に殲滅した方が勝者となります。

これがジャガイモに挿して使う各種パーツ。アームパーツは攻撃用のもので、レッグパーツは移動・攻撃共に使用可能。他にもシールドパーツやキャタピラパーツなど、各種パーツごとに異なる特性を持っているので、攻撃力や防御力を高めたり移動力を高めたりと、自分好みにジャガイモをカスタマイズできるようになっているので戦略が問われます。

実際にパーツデータを印刷すればすぐにゲームをプレイすることも可能ですが、「プレイヤーの手持ちジャガイモは何個なのか？」などゲームルールには曖昧な部分も散見されます。詳細なルールについてはKickstarterで出資がスタートするまでにはアップデートされるものと思われますが、「今すぐジャガイモ戦争に突入したい！」という場合はルールブックやパーツデータをGoogleドライブから無料でダウンロード可能なので、実際にプレイしても面白いかも知れません。

なお、考案者のMichaelcthulhuさんによるジャガイモ戦争の解説ムービーも公開されており、以下から見ることができます。

KartoffelKrieg! - YouTube