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人工知能Alexa搭載のスマートスピーカー「Amazon Echo」開封の儀&実際に使ってみた


11月8日にAmazonから、独自のAIであるAmazon Alexaを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズの日本向けが発表、11月15日より販売を開始しました。GIGAZINE編集部も「Amazon Echo」1台を入手、話題のスマートスピーカーがどんなものであるのか、実際に使ってみました。

Amazon | Echo - スマートスピーカー


◆開封の儀
青い箱に入ったAmazon Echo。カバーの色はサンドストーンです。


早速シールを剥がして開封します。


フタをあけて中身を引っ張り上げるとEchoが現れました。


Echo本体の他には使用例の書かれたシート、説明書、電源ケーブル。


電源は15.0V、1.4Aの21Wです。


ケーブルは同軸ケーブル、スピーカーはバッテリーを搭載しておらず、使う時は常に電源ケーブルを接続するようになっていて、部屋に据え置いて使うことを想定しています。


Echoからフィルムを外します。


カバーを戻し、コンセントを挿して、Echo本体に電源ケーブルをつなぎます。Echo本体は高さ148mmで直径88mm、重さ821gと片手でも十分持てるサイズと重量。


長辺143.6mm、幅70.9mmのiPhone Xと並べるとAmazon Echoの大きさがよく分かります。


上面パネルには4つのボタン。上下が音量調節ボタンで、左のボタンがマイクのON/OFF切り替えボタン、右がアクションボタンです。Amazon Echoは「Alexa」と呼びかけることで音声コマンドが認識可能になりますが、「Alexa」と呼びかけなくてもアクションボタンでもコマンド認識が可能になります。


Echoの前面下部にはAmazonのロゴが描かれていました。


背面には電源ケーブル差込口とオーディオ出力端子があります。


底の部分は黒いゴムでできていて、滑らないようになっています。真ん中にある穴をぐっと押すと……


Echo本体が押し出され、カバーと分離することができます。カバーはインテリアや気分に合わせて、別売りのものと交換することが可能となっています。


Echo本体の下部には2.5インチウーファーが見られます。


Echo本体の本体底部には技適マークが刻まれていました。


電源ケーブルをつなぐと本体上部のライトリングが青く光り始めました。


やがて赤色に変化。セッティングモードがONになっていることを表しています。


◆セットアップ
Amazon Echoをフル活用するためにはAmazonアカウントと紐付ける必要があります。Amazonアカウントとの紐付けはAlexaのサイトかスマートフォンのアプリで可能です。今回はiOSアプリをインストール、使用します。

Amazon Alexa - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.amazon.dee.app


Amazon Alexaを App Store で
https://itunes.apple.com/jp/app/amazon-alexa/id944011620


まずは「入手」をタップしてAmazon Alexaのアプリをインストールします。


Amazonアカウントでログインします。メールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をタップ。


「Alexaへようこそ!」という画面が表示されるので、「続行」をタップ。


セットアップするデバイスを選択。今回はEchoなので一番上の「Echo」をタップします。


言語選択画面が表示されるので「続行」をタップ。


Echoのセットアップが開始されます。Wi-Fi接続をする必要があるので「Wi-Fiに接続」をタップします。


Wi-Fi接続画面で「Amazo-FVF」というSSIDをタップして接続します。


接続準備のローディングが始まって……


セットアップ完了。


◆音楽を声でコントロール
Amazon Echoは話しかけることで音楽を再生できます。声をかけてAmazon Echoで音楽を再生したり停止させたりする様子は以下のムービーを見ると分かります。

Amazon Echoに音声認識で音楽再生をさせてみた - YouTube


日本語の認識はかなり優秀で、日本語の曲名やアーティスト名はしっかり聞き取ってくれます。ただし英語の曲名になると精度はやや下がるという印象。具体的な曲名やアーティスト名ではなく「ピアノの曲流して」「楽しい曲を流して」など曖昧な指示でも、ふさわしいプレイリストを選択して流してくれます。

音楽配信はAmazon Prime Music、Amazon Music Unlimitedに対応。Amazon Music Unlimitedは4000万曲以上の楽曲が楽しめる有料のオンライン音楽配信サービスですが、Amazon Echo利用者であれば月額380円で利用可能です。また、再生した楽曲やプレイリストの履歴はスマートフォンのアプリ、もしくはブラウザで確認できます。ここで「続きを表示」をクリック。


人工知能の認識向上のための学習はアプリやブラウザから行います。指示したものと違う内容が実行された場合、ブラウザからその都度訂正してあげればAmazon Alexaも成長していくというわけ。表示されている「Alexaが聞き取った内容」は正しいので、今回は「はい」をクリック。もちろんきちんと聞き取れていなかった場合は「いいえ」を選んであげる必要があります。


スピーカーは部屋で聴く分には十分な音質。音量は声でも調節はできますが、物理ボタンでの調節も可能。音量レベルは、音量変更時に操作パネル周辺のライトリングで表示されます。


Bluetooth接続もできるので、Amazon Musicからだけではなく、手元の音楽プレーヤーからも音楽を流すことができます。Bluetooth接続だと曲名指定はできませんが、「次の曲を再生」「前の曲を再生」は声で指示することも可能でした。


また「Alexa、歌を歌って」と指示するとAlexa自ら歌を披露してくれました。Alexaのテクノロジー賛歌は以下の動画で聴けます。

Amazon EchoでAlexaに歌をうたってもらった - YouTube


◆多種多様なスキル
Amazon Echoはスキルと呼ばれる音声ナビゲーションのアプリを追加することができます。例えば以下の動画のようにニュースのスキルを追加すると、「Alexa、ニュースを教えて」と声をかけるとニュースを流してくれます。

Amazon Echoに、音声認識による指示でニュースを読み上げてもらった - YouTube


スキルの追加はスマートフォンのアプリ、もしくはブラウザから可能。今回はすき家のお弁当を予約できるスキルを追加してみます。「有効化する」をタップすればOK。


すき家の場合は電話番号やメールアドレス、お弁当を受け取りに行くお店を選択し、有効化は完了。


Amazon Echoに音声で受け取り日時を指定して注文。実際にスペシャルセットを受け取りに行きました。以下の画像がAmazon Alexaを通じて注文できる「Alexaスペシャルセット」(税込500円)で、牛丼(並)に卵とプリンがセットになっています。注文を事前に済ませているので、全く待つことなく受け取ることができました。支払いは、Amazon Payなどを利用したプリペイドではなく、お店での支払いとなっています。


これら実用的なスキルの他に、ピカチュウとお話できるというスキルもありました。実際にAmazon Echoを通してピカチュウと会話したのが以下のムービー。人工知能Alexaがなんとピカチュウ語を通訳してくれます。

Amazon Echoでピカチュウとお話をしてみた - YouTube


◆まとめ
マイクの感度や日本語認識能力はかなり高く、二日間使ってみて、ストレスを感じる場面はほとんどありませんでした。音楽を聴きたいけど、具体的に何を聴きたいかは決まっていない時、曖昧な注文を投げても応えてくれるのはうれしいポイント。特に月額380円のAmazon Music UnlimitedのEchoプランに登録すれば、4000万曲以上がBGMにし放題というのはコストパフォーマンスがすさまじく高くて魅力的。また、アラームやタイマーが声で設定できるのは、手が離せない時や遠いところにいる時でも可能なので、料理をしているときやベッドのなかで目覚ましをかけるときなどで地味に活躍する機能でした。

多種多様なスキルによって、音楽を聴くだけではなく様々な使い方も期待できる「Amazon Echo」シリーズはEcho Dotが税込5980円、Echoが税込11980円、さらにスマートハブ機能内蔵のEcho Plusは税込17980円です。ただし記事作成時点では、Amazonに招待リクエストメールを送り、招待メールが届いた人だけが購入できるシステムとなっています。

Amazon | Echo Dot - スマートスピーカー


Amazon | Echo - スマートスピーカー


Amazon.co.jp: Amazon Echo Plus (Newモデル)、スマートホームハブ内蔵、ブラック: Kindleストア

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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