ボーイングが次世代のパーソナル飛行体の開発支援のため優勝賞金1億円超のコンテスト「GoFly」を主催


航空機メーカーのボーイングが、パーソナルユースの飛行体を開発する技術者を支援するべく、賞金総額200万ドル(約2億2000万円)の技術開発コンテスト「GoFly」を開催すると発表しました。

GoFly Prize
https://herox.com/GoFly

ボーイングが主催するコンテスト「GoFly」について、ムービーが公開されています。

Boeing Sponsors GoFly - YouTube


誰でも「大空を自由に飛びたい」と子どもの頃に夢見たはず。


「この100年で、人類は飛行において目覚ましい進歩を遂げました」と語るボーイングの最高技術責任者グレッグ・ヒスロップ氏。


ライト兄弟による初の有人飛行成功から……


月面探査


ロケット技術の進歩は……


人類を火星に到達させようとしています。


「これらの偉業は、ひとえに技術革新と人類のスピリットのたまものです」


「そして、今、新しいフロンティアを切り開く可能性を見ようとしています」


材料工学や……


新しい動力源、自律機能などの進化によって、人類は「飛行」において次の段階に移行しようとしていると、ボーイングは考えています。


1世紀以上にわたって航空力学を研究してきたボーイングは、次世代の技術者の想像力、イノベーション、ひらめきを与えるために、コンテスト「GoFly」を開催することを決定しました。


GoFlyは新たな飛行技術を生み出す人たちに、総額200万ドル(約2億2000万円)の賞金を提供します。


ゴールは、「安全で、静かで、驚くほどコンパクトな個人向けの飛行体を開発する」ということ。離陸の方法は垂直に近いものが奨励されます。


ジェットパックのようなものや……


ドローン


空飛ぶ自動車まで、アプローチは問いません。どの方法を採るかは、あなた次第です。


GoFlyは2018年にスタートするフェーズ1から始まり、各フェーズを勝ち抜いた参加チームは、2019年10月に行われるフェーズ3での最終飛行テストでその成果を争います。空飛ぶパーソナル飛行体に求められるのは、20マイル(約32キロメートル)の距離を安全かつ静かに飛行させるコンパクトな1人乗りマシンであること。設計は各技術者に完全に委ねられています。

また、参加者はボーイングやNASA、DARPAなどの技術者や知的財産権に関する専門家などのメンターからのサポートを受ける事ができ、飛行体を作り上げるプロセスだけでなく、発明した技術に関する知的財産権の取り扱い方法など、技術者として必要な知識と経験を得られるという大きなメリットがあります。もちろん、開発した飛行体に関する権利は、大会での露出に関する権利を除くとすべて開発者に与えられるとのこと。

すでにフェーズ1の参加受付は2016年9月26日から始まっており、書類審査によってフェーズ1への参加の可否が決められます。書類選考を通過したチームは、2名以上の場合は500ドル(約5万5000円)、単独参加の場合は250ドル(約2万8000円)の登録費を支払うことで、2018年4月18日のフェーズ1に参加可能。フェーズ1は報告書や図面の提出が主なテーマで、優秀な10チームには2万ドル(約200万円)が与えられます。なお、GoFlyは大会でのやりとりはすべて英語で行われます。

最終的にフェーズ3を勝ち抜いた最優秀チームに与えられる賞金は100万ドル(約1億1000万円)。参加申込みは以下の公式サイトで行えます。

GoFly Prize
https://herox.com/GoFly

・関連記事
パイロットのいない「AI旅客機」をボーイングが2018年にテスト飛行へ - GIGAZINE

Googleのラリー・ペイジが支援する1人乗りの超軽量飛行機「Kitty Hawk Flyer」の飛行映像が初披露 - GIGAZINE

空飛ぶ自動車「AeroMobil」がついに予約開始、最終プロトデザインや量産時期・価格など総まとめ - GIGAZINE

Googleのラリー・ペイジが秘密裏に「空飛ぶ自動車」ベンチャーに100億円以上を投資 - GIGAZINE

トヨタが支援する日本発の「空飛ぶ車」の飛行テストムービー - GIGAZINE

垂直離着陸が可能な空飛ぶ自動車「The TF-X」が目指すクオリティとは - GIGAZINE

厳しさを増し、ターニングポイントにさしかかりつつある「ジャンボ機」を取り巻く状況とは - GIGAZINE

171

in ハードウェア,   乗り物,   動画, Posted by logv_to