ハードウェア

テスラがAMDと自動車向けチップを共同開発中か

by Steve Jurvetson

「完全自動運転」へ向けて邁進しているテスラが、半導体大手であるAMDとチップ開発で協力しているという情報が明らかになりました。

Tesla building an AI chip for its cars with AMD, GlobalFoundries
https://www.cnbc.com/2017/09/20/tesla-building-an-ai-chip-for-its-cars-with-amd-globalfoundries.html


Tesla is reportedly developing its own chip with AMD for self-driving cars - The Verge
https://www.theverge.com/2017/9/20/16341478/tesla-amd-chip-self-driving-car

この情報はカリフォルニア州サンタクララで開催された半導体メーカー「GLOBALFOUNDRIES」の技術会議で、同社CEOのサンジェイ・ジャー氏によって明かされました。GLOBALFOUNDRIESはもともとAMDから独立して生まれたメーカーで、AMDと2020年までウエハーの供給契約を結んでいます。


ジャーCEOは会議の中で、テスラのチップ製造の協力企業の一例としてAMDを挙げました。なお、AMD復活の原因となるRyzenなどのZenマイクロアーキテクチャの開発を主導した天才ジム・ケラー氏は、Ryzenの設計を終えた後、テスラに移籍しています。今回のテスラとAMDとの関係に、ケラー氏が関わっている可能性がありそうです。

なお、テスラの自動運転車にはAMDのライバルであるNVIDIAの「NVIDIA Drive PX 2」が採用されていることが知られています。

ボード1枚でMacBook Pro150台分の能力を持ち自動運転車を実現する「NVIDIA Drive PX 2」 - GIGAZINE


そのため、ジャー氏の明かした情報は大きな反響を呼んでおり、AMDの株価にも影響を与えているとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
完全自動運転車の登場は「6カ月以内」とテスラのイーロン・マスクCEOがツイート - GIGAZINE

「完全自動運転」の力を見せつける新たなデモ映像をテスラモーターズが公開 - GIGAZINE

2020年までに稼働予定のテスラの超巨大バッテリー工場「ギガファクトリー」のいま - GIGAZINE

AMDがRyzenでIntelからそっくりそのままCPUのシェアを奪い取ったことが判明 - GIGAZINE

in ハードウェア,   乗り物, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.