「パシフィック・リム」監督最新作、人造クリーチャーと声を持たない女性のおとぎ話「The Shape of Water」予告編公開
アメリカでさまざまな兵器が開発されていた冷戦のさなか、ある研究施設で清掃員として働く女性が、ラボで作られた極秘の「クリーチャー」を目撃してしまうというギレルモ・デル・トロ監督の新作映画が「The Shape of Water」です。ホラー映画のような設定ですが、声を発せない女性は徐々にクリーチャーとのつながりを強め、のちに「彼女はまるで声を失ったお姫様だった」と語られるなど、ロマンスありのおとぎ話となっています。
The Shape of Water | Official Trailer | FOX Searchlight - YouTube
響き渡る目覚まし時計のアラーム。
部屋の主である女性は衣服を着替えて……
カレンダーをめくり……
靴を磨きます。
時計を磨きつつ出社。規則正しく行動しています。
タイムカードを押し……
時計の針がぴったり12時を示しました。
女性の仕事は清掃員の模様。
床についたガムをはがします。
……が、作業しているのは何やら謎の巨大機器のある部屋。どうやら研究機関で清掃員をしているようです。
また翌日も、朝目覚めて……
靴を磨き……
時計を確認しつつ出社。
さきほどとは別の部屋の清掃中。
タンクのようなものを触っていると……
中から大きな手がガラスをたたきます。
クリーチャーの存在を知ってしまった女性は呼び出しに合い、管理職のような男性が「彼女は耳が聞こえないのか?」と尋ねます。
女性は耳は聞こえるのですが、話ができない模様。
女性は、その後、極秘の研究ラボの清掃を命じられ、ガラス越しではなくダイレクトに「何か」を目にします。
水槽のふちに卵を並べると……
「何か」が顔を出しました。
鎖につながれたクリーチャー。
研究所の男性は「二本足で立つので、一見すると人間のように見えるかもしれないが、それの内臓は私たちが作った」と語ります。
女性は手話でクリーチャーに言葉を教えていき……
研究者がそれを目撃。
「このクリーチャーは言語や感情を理解します。知能のある生き物なのです」と男性を説得。
女性はまるで恋をしているかのような表情に。
「彼は私と話す時、私が不完全であると考えない。彼は私を私として見る」として、自分の気持ちを話します。
小躍りになったり……
清掃中はデートのよう。
女性とクリーチャーの間に、言葉を越えたつながりが生まれ始めます。
しかし、一方でクリーチャーは、まるで奴隷のように扱われます。
女性は監視カメラの位置を動かし、徐々に不穏な雰囲気に。
注射を用意する研究者。
謎の人影。
映画館には血まみれの手形があり……
映画館の中にはクリーチャーが立っていました。
水であふれかえる部屋。
「彼女は何て言っているんだ!」
警察沙汰になり……
浴室にはクリーチャーの痕跡。
殺人へと発展していきます。
なお、The Shape of Waterのアメリカでの公開日は2017年12月8日。日本での公開日については記事作成時点で未定です。
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