最初からバターがじゅわっと染みこんでテカテカ輝くホットケーキを「純喫茶アメリカン」で食べてきた
口に入るとやさしく溶ける驚愕の「リコッタチーズパンケーキ」やしっとりフカフカ生地のパンケーキなど、パンケーキ専門店が次々にオープンし、いろんな方向性を極めたパンケーキが世の中に現れています。しかし、昔ながらの純喫茶のホットケーキも捨てがたいもの。1946年にオープンした「純喫茶アメリカン」のホットケーキは最初からバターが染みこんでいるのが特徴とのことで、70年以上も続いている喫茶店の味を確かめるべく、お店に行ってきました。
純喫茶アメリカンの住所は「大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-4」。地下鉄御堂筋線なんば駅の15番出口から徒歩3分ほどの距離にあります。
商店街の中にある店構えはこんな感じ。
「アメリカン」と書かれたレトロな看板が出ていました。
店内はシャンデリアが飾られていてレトロ&ゴージャス。
らせん階段の隣にはひときわ大きなシャンデリア。なお、訪れた時はらせん階段から2階へは立ち入れないようになっていました。
テーブルは主に4人席。
席についてメニューをめくってみたところ、ボリュームのあるサンデー&パフェや……
サンドイッチなどの軽食のほか、ビーフカレーライス、ビフカツ丼などがあり、食事もがっつりとできるようになっていました。
ホットケーキとコーヒーのセット(税込980円)を注文したところ、コーヒーが先に届き、ホットケーキは待つこと10分ほどで到着しました。
ホットケーキというと、四角く切ったバターが上にのっていることも多いのですが、純喫茶アメリカンではホットケーキにあらかじめバターが塗られているため、表面がテカテカしています。
食べてみたところ、ホットケーキは適度に軽く、しっとりしていて、「これぞホットケーキ!」というふわふわ食感。生地自体にほんのりと甘さがあり、バターの塩気や香ばしさが合わさって絶妙です。最初から一枚のホットケーキが6等分されているので、自分で苦心しながらカットする必要がないのも愛を感じます。
一切れ食べたところでどれぐらいのサイズか確かめるのを忘れていたことに気づき、全長123.8mmのiPhone SEを隣に置いて撮影してみました。直径はだいたいiPhone SEと同じくらいなので、ホイップクリームがモリモリのEggs ’n Thingsと違って1人でも軽々食べられます。
甘さが足りないと感じる人はシロップをかければOK。このシロップはメープルシロップでも蜂蜜でもなく、透明な液体でした。
甘党の人はもちろんシロップをかけてOKなのですが、ホットケーキはそのまま食べても甘さ・塩気・香ばしさのバランスが絶妙だったので、まずは何もかけずに食べてから甘さを調整するといいかも。
2段重ねのホットケーキは、下の段もバターでテカテカ光っていたので、バターが足りなくて悲しい思いをすることはありませんでした。
なお、ホットケーキは単品だと税込570円。営業時間は9時~23時で、第2・第3木曜日とほか1回木曜日の月3回休みとなっています。
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