空中に3Dオブジェクトをお絵かきできるVR・ペンタブ・タブレット・PC向け3Dデザインツール「Gravity Sketch」
PCやタブレットだけでなくVRヘッドセットのハンドコントローラーを使って空中に3Dモデリングを作成できる3Dデザインツール「Gravity Sketch」が登場しました。作成した3Dデータはまるで本当に触るようにハンドコントローラーでグリグリと動かすことができ、あらゆる角度から自らのアイデアを検証できるスグレモノです。
Gravity Sketch - An Intuitive 3D Design Tool For Everyone
https://www.gravitysketch.com/
Gravity Sketchを実際に使っている様子は、以下のムービーから見ることができます。
パフォーマンスアーティストのルリ・ペレスさんがHTC Viveを装着。
ハンドコントローラーをかかげると空中に赤い3Dオブジェクトが描かれました。
コントローラーを動かしていくと、大量の3Dのラインが伸びていきます。
別の女性も同じくハンドコントローラーで自転車に乗ったキャラクターをお絵かき中。
さらに周囲にスタンプもちょんちょん。頭の中にあるアイデアを直感的に3D化して検証できるわけです。
男性は緑色の木を描いたあとに紫色の果実を実らせています。
一度描いたオブジェクトをそのままコピーして複製することも可能。
Gravity SketchはWacomのペンタブレット「Intuos Pro」や……
iPadにも対応しており、ペンで細かく3Dオブジェクトを作成したり、タッチ操作やジェスチャー操作で3Dオブジェクトをぐりぐり動かしたりすることが可能。
例えば、VRヘッドセットを使っておおまかなスケッチを空中に描き出して……
スケッチを元にペンタブで細かいところを描き直すなどの使い方もできるようになっています。
なお、Gravity Sketchは製品化を目指してKickstarterで出資を募集中。25ポンド(約3200円)の出資でGravity Sketchのライセンスコードをゲットでき、60ポンド(約7600円)でいち早く使えるGravity Sketchベータ版のライセンスコードを先着300人でゲット可能。250ポンド(約3万2000円)の出資プランではGravity Sketchベータ版+Wacom Intuos Pro Mサイズのバンドルセットを先着5人でゲットできます。
ベータ版は2016年11月、製品版は12月に受け取れる予定で、出資の締め切りは2016年10月30日(日)の午前9時となっています。
Gravity Sketch - An Intuitive 3D Design Tool for Everyone by Daniela, Daniel, and Oluwaseyi — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/gravitysketch/gravity-sketch-vr-an-intuitive-3d-design-tool-for
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