取材

台北駅すぐの「ネオソーホーワーク&リラックス」はネットカフェのように24時間滞在可能


ドリンクバーがあってジュースやコーヒーもおかわり自由。それどころか無料のカップ麺までありました。部屋もネットカフェのブース(個室)のようになっているのでプライベート空間を確保できます。2段ベッドがあるホステルのように他人に気を使う必要もそこまでなかったです。

こんにちは、旅の後はゲストハウスを作りたい自転車で世界一周をした周藤卓也@チャリダーマンです。自分もやりたいからこそ、面白い安宿があるとどうしても泊まってみたくなります。かなり変わった安宿が台北駅のすぐ近くにありました。

◆台湾再訪
2016年7月、2年連続2度目の台湾を旅していました。かつては世界一の高層ビルだった台北101に上ったり、「千と千尋の神隠し」の世界に浸れる九份を観光したりと、前回の旅で行きそびれた場所を訪問し。台北を中心に動いていました。

台北の滞在先はインターネットの予約サイトで探しましたが、その中で異彩を放っていたのが「ネットカフェのよう」と評される「NEOSOHO 24_7 WORK&Relax」。気になったので、1泊だけですが試してみました。

◆ブース
NEOSOHO 24/7 WORK & Relax 個旅商務 - 首頁
http://www.neosoho.com.tw/

住所は「台北市中正区館前路28号8F」(B星巴克咖啡樓上)。


エレベーターで上って8階。ドアが開いたら、すぐにレセプションが見えます。日本人の宿泊も多いのか受付の方も片言の日本語で説明してくれました。デポジットで1000台湾ドル(約3244円)を支払って、カードキーを受け取ります。問題を起こさなければデポジットはちゃんと返ってきます。チェックインを済ませてから24時間滞在が可能です。

まさに日本のネットカフェと同じような室内。大部屋を区切って一人用のブースを作り出していました。


こちらが一人分のスペース。大きなソファーと作業用机が入っています。


寝るときのベッドになったソファー。クッションが枕代わりでした。


広々と使える机。


机にはこのようなマルチタップも付いているので電源が足りないことはないでしょう。


手で軽く触れるだけで電源のオンオフができる卓上型のLEDスタンド。


暖色系の柔らかな光を放っていた室内灯。これだけだと少し薄暗いので、机でPC作業をするときはLEDスタンドを使っていました。


室内から見たドア。


チェックインのときにバスタオル、ブランケット、スリッパ、歯磨きセット、アイマスクと耳栓というアメニティの入ったカゴを手渡されます。


このカゴはシャワーに行く際の荷物入れにもなりました。


ここで一夜を明かしたのですが、思いのほかよく眠れました。でも、やはり雰囲気はネカフェ。隣の人の物音やいびきが気になる時間帯もありました。あと私はあまり気にしないのですが、シーツや枕カバーがないのは衛生的にどうかと思います。下半身はいいとして、頭周り用にきれいなタオルでも準備しておくのもよさそうです。

また、室内では空気清浄機を使用しているのですが、日本のネットカフェと同じように少しどんよりとした空気でした。外の空気が一番なので、なるべく窓のある部屋に泊まりたいですよね。

◆トイレ、シャワー
個室ブースの部屋から廊下を挟んだ対面に化粧室やシャワー室がありました


トイレにはウォッシュレットが完備されています。清掃も行き届いて清潔に保たれているトイレ内でしたが、少し匂いが篭っているのが気になりました。


女子は分からないのですが、男子の手洗いが一つなのも少し不便でした。歯を磨いていたら手を洗いたい人がやってきたりと譲り合い……。ネットで確認したところ、洗面台は他にもあるみたいです。


シャワー室にはホースが付いたハンドシャワーだけでなく頭上のヘッドシャワーまで付いていました。泡だらけになった体を流すときにヘッドシャワーがあると両手が使えるので便利です。シャワーやボディソープも備え付き。


◆コモンルーム(談話室)
ブース内は飲食禁止ですし、冷房もガンガン効いて寒いので、起きているときはたいていこっちにいました。薄暗い個室ブースよりは、全体的に明るいコモンルームの方が過ごしやすかったです。

大きな窓があって雰囲気も明るいコモンルーム。


ファミレスやネットカフェにあるドリンクサーバーが置いてあって、コーラやジュースが飲み放題でした。


豆から挽くタイプのコーヒーメーカーもありました。


無料のティーバッグの紅茶や粉末状のココアも置いてあるので、そういうのが飲みたいときにはこのポットを使っていました。52℃の温水と85℃の熱水の2種類のお湯が出てくる、日本では珍しい仕様。


カップ麺も無料です。


この宿は朝食も付いてきます。食パンやクロワッサンに……


ソーセージとゆで卵も付いてくるので、朝からお腹いっぱいでした。


備え付けのコンピューターは4台。


コモンルームの机にもコンセントがあって作業しやすい環境になっていました。


「進撃の巨人」「銀魂」「僕は友達が少ない」といった漫画も置いてあります。


ポストカードも無料です。


◆レセプション付近
左にあるのがレセプションで、右に曲がるとコモンルームです。


レセプションの隣にも共有スペースがあってくつろげます。Wii UやApple TVも使えるみたいでした。


別料金ですが、ダーツゲームの機械も置いてあります。


お客さんの写真が壁一面に貼られていました。


レセプションの前に置かれた水のペットボトルも無料です。


◆場所
台北駅からすぐ。駅の南側が繁華街となっており新光三越という大きな百貨店を目指します。この新光三越の西側にH&Mやユニクロが並ぶ館前路という道があるので、そちらを南に進みます。すると星巴克(スターバックス)が見えてくるのでストップ。スタバと同じ建物の8階がネオソーホーです。

グーグルマップだとここ。


台北の鉄道駅は日本の武道館のような東洋テイストの巨大な建物。


館前路を南に進んで……


この建物です。エレベーターで8階に上がります。


今回の宿泊はオンライン予約サイトのエクスペディアを使って1泊3333円でした。

同じ値段で普通のシングルに泊まれそう(地方ではシングルで2500円)なので、連泊するならここじゃない感があります。ただ、かなり面白いところなので一泊くらいならおすすめ。台湾を旅行する際の宿泊先の候補にいかがでしょうか?

チェックインから24時間滞在できるので、予定次第では便利な宿かもしれません。夜のフライトに合わせて、夕方にチェックアウトするのもこの宿なら可能でした。

2016/12/15 23:31追記
2016年11月いっぱいで営業を終了したとのことです。

{ NEOSOHO 個人艙.輕旅館 結束營業公告 }
感謝您長期對 NEOSOHO 的支持與愛護 , 因營運調整考量於11月30日起正式結束營業 . 造成您的不便 敬請見諒 !!!!

*** 11月27號提供最後入住!只有接訂單到27號28號退這樣!!
29號和30號還有公司一些雜事要處裡!造成您的不便 非常抱歉!!

NEOSOHO Taiwanさんの投稿 2016年11月15日


(文・写真:周藤卓也@チャリダーマン
自転車世界一周取材中 http://shuutak.com
Twitter @shuutak
)

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in 取材, Posted by logc_nt

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