ハードウェア

iPhone 7/7 Plusで高負荷を与えるとノイズが発生するとの報告あり、その原因は?


発売されたばかりのiPhone 7/7 Plusで、「プロセッサに高負荷を与えるとノイズが聞こえる」という報告が話題になっています。

My iPhone 7 Plus is Emitting Noise From Logic Board (Updated) – 512 Pixels
https://512pixels.net/2016/09/iphone-7-plus-logic-board-noise/

この報告はブログサイト「512 Pixels」によって公開されていたものでした。ブログ主のスティーヴン・ハケットさんが新品のiPhone 7 Plusを手に入れ、iCloudから端末の復元を試みていたところ、何やら音がすることに気づいたとのこと。何かと思って端末を手に取って確かめたところ、音はiPhone 7 Plusの背面で、ちょうどA10 Fusionプロセッサが配置されているあたりから聞こえていることが確認できたそうです。ハケットさんはTwitterで「僕のiPhone 7 Plusからヒドいノイズが高負荷の時に聞こえる」とつぶやいています。


また、その時の音は以下のムービーでも公開されています。

iPhone 7 Plus Noise Under Load - YouTube


別のユーザーからも、「iPhone 7を耳に当ててアプリを起動すると、(サーと言う音の)ヒスノイズのようなものが聞こえる。これが仕様なのか壊れているのかわからないけれど」というツイートが投稿されています。


また、Twitterでは#buzzgate(バズゲート)や#hissgate(ヒスゲート)といったハッシュタグ付きの投稿が相次いでいます。「~ゲート」という、一大事件を連想させるキーワードが使われていることからも、世界中で多くの注目が集まっている様子がわかります。

この問題を公開したハケットさんは、Apple Careを利用したiPhone 7の修理交換についてAppleに問い合わせたところ、交換に応じてもらえることになったとのこと。ただし、即座に交換というわけではなかったようで、Twitterにも「新品で不良品だった電話の交換には5~7営業日かかるらしい。やるね」と、少しウンザリした様子も感じられるツイートを投稿しています。


ネット上で盛り上がる「ヒスゲート」ですが、機械に詳しいエンジニアたちの間からは「普通とはいえないが、予測されたことではある」という反応も寄せられているとのこと。CPUやGPUなどのプロセッサを搭載する端末の場合、負荷がかかる際にある種の「うなり音」が生じるのは電子機器としては当たり前のことで、問題はその音量がどのレベルにあるのかである、というのがエンジニア的な目線での説明ということになっているようです。

No, hisses and buzzes aren't unique to iPhone 7 and aren't a problem | iMore
http://www.imore.com/no-hiss-buzz-not-unique-not-iphone-7-problem

これはどのコンピューター関連製品にもいえることで、特にファンやHDDといった騒音源を持たないスマートフォンにおいて目立ってしまう問題と言えるのかもしれません。耳をよく澄ませばやっと聞こえるぐらいのノイズであれば特に気にすることはないとのことですが、どうしても気になったり、明らかに異常だと感じられる場合は、1度メーカーに問い合わせてみると良いのかもしれません。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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