焼きたてモチモチで底はカリカリなピザが食べられる「スポンティーニ」へ行ってきた

ミラノの老舗ピッツェリア「Spontini(スポンティーニ)」が、初の海外進出店舗として東京へ進出してまもなく1年。このお店のピザは厚さが3cmとかなり分厚く、生地はほぼモチモチの食感ですが、底がカリカリに仕上がっているという、ちょっと他では食べられないスタイル。それが、ランチタイムでも手軽に食べられるということだったので、食べに行ってきました。

SPONTINI|スポンティーニ
http://www.pizzeriaspontini.jp/

お店があるのは渋谷モディ。神南一丁目の交差点に面しています。

スポンティーニの入口は建物内側ではなく渋谷公園通り沿い。

以前はケンタッキーフライドチキンの“次世代店舗”渋谷公園通り店があったところです。

ランチセットは、大きく分けると「マルゲリータ(ピザ)」「マリナーラ(ピザ)」「ラザニア」の3種類。ピザはハーフサイズのピッコロと通常サイズのノルマーレがあります。セットはドリンクのみのA、ドリンク＋サラダのB、ドリンク＋サラダ＋ティラミスのCがあって、ピッコロだとAセットは選べません。価格は税込650円から1150円。

マルゲリータは焼きたてのものが待ち構えていて、注文すればすぐに食べられる状態でした。今回はマルゲリータ、マリナーラ、ラザニアと一通り注文することに。

店内には大きなピザ窯が据えられていて、その場でピザを焼いています。

1階はいくつか机があって立って食べることが可能、2階はこのようにゆっくりとくつろげるスペースになっていました。

左がマルゲリータ、右がマリナーラ。

ノルマーレのマルゲリータとiPhone SEを比較すると、サイズ差はこれぐらい。宅配ピザLサイズの1切れよりも巨大。冷凍の小さなピザなら、形こそ違えども同じぐらいの量なのではないかと思います。

厚みもどっしり。

ピッコロサイズだとどんな感じなのかとカットしてみました

だいたい半分ぐらいにカットしたのですが、それでも十分な大きさ。パンツェッタやアンチョビ、ハラペーニョなどの追加トッピングもあるのですが、そのまま何も載せなくても、チーズのもったりと濃厚な風味だけでペロリと1枚平らげられる、非常に満足度の高い品。

マリナーラも、ちょっとスパイスの効いたトマトソースが非常に美味。ピザはもちろん、いろいろな食材に合わせてみたいソースです。

この満足度を支えている理由の1つが底。分厚い生地はモチモチしているのですが、底は揚げられたようにカリカリ。モチモチのみでもいいのですが、カリカリが加わることで、飽きることなく食べ続けられます。ピザはお腹にどっしりと溜まって膨れるので、あまりたくさん食べられるメニューではないのですが、ついつい調子に乗ってノルマーレで何ピースも食べてしまいそう。

ラザニアは焼きたてで、器が熱いので注意。

ぱっと見た感じは挟まれているソースの量が少なくて「まぁ、ファストフードだしこんなものかな」と思っていたのですが、食べてみるとソースの味わいはとても濃厚。もっちりとしたラザニアにしっかりと旨味の凝縮されたひき肉が絡んできて、むっちりとした食感とともに口の中を占領してくるような感じ。「ミートソースを使ったグラタンにラザニアを1枚～2枚入れて完成」というお手軽ラザニアとはまったくの別物で、もうあれをラザニアとは呼べなくなりそう。

メインに圧倒されて印象が薄れてしまいそうですが、ドリンク＋サラダ＋ティラミスのCセットでもプラス350円で済むのは嬉しい点。

サラダは「一応野菜を摂取した」というレベルの軽さですが、ティラミスは固いケーキ風のものではなく、ふるふると柔らかいプリンのようなタイプで、小さいものの十分満足できる品。単品で350円ですが、ランチタイム(11時～17時)なら200円なので、おやつとして一服というのも十分選択肢に入ってきます。

なお、スポンティーニはこの渋谷モディとカスケード原宿の2店舗のみ。近くにあったら週に1度以上ピザを食べる生活をしてしまいそうなので、ときどき食べに行くぐらいの距離感がいいのかも。