2016年09月09日 12時19分モバイル

iPhone 7の充電中にイヤホンで音楽を聴くにはどうすればいいのか？

Appleが発表した「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」は、端末からイヤホンジャックが廃止されました。イヤホンジャックがない、ということは従来の有線イヤホンやヘッドホンをiPhone本体に直接挿して音楽を聴くことができなくなるということです。

iPhone 7 - Apple（日本）
http://www.apple.com/jp/iphone-7/

iPhone 7で音楽を聴くには、iPhone 7と併せて発表された「AirPods」というワイヤレスイヤホンを使用する方法があります。AirPodsはiPhoneだけでなくAppleの他のデバイスでも使用可能なワイヤレスイヤホンで、価格は税別1万6800円です。また、他社製のワイヤレスイヤホンをBluetoothで接続するという方法があります。

Appleが目指す完全ワイヤレスの未来への第一歩となるイヤホン「AirPods」 - GIGAZINE

もう一つの方法は、iPhone 7に同梱される「EarPods with Lightning Connector」というLightning端子接続が可能な有線のイヤホンを使うというもの。これならばイヤホンジャックのないiPhone 7でも音楽を聴くことが可能です。

しかし、Lightning端子接続が可能な有線のイヤホンを使用している間はiPhoneのLightning端子がふさがってしまうため、充電など他のことができなくなってしまうのも事実です。これは、充電しながらゲームをしたりムービーを視聴したりするユーザーにとっては大きな問題になります。

この問題を回避して充電中でもLightning端子接続が可能な有線のイヤホンを使えるようにするために、BelkinはLightning端子を2つ搭載したアダプタ「Lightning Audio ＋ Charge RockStar(約4000円)」を発表しました。これを使えばLightning端子接続可能なイヤホンやヘッドフォンで音楽を聴きつつ充電も同時に行うことが可能。今後はBelkinだけでなく他社製のアダプタが登場すると予想されています。

How To Listen To Music While Charging the iPhone 7 or iPhone 7 Plus - YouTube

ただし、ユーザーの中にはAppleの純正イヤホンではなく、他社製のイヤホンやヘッドホンを使用している人が多くいます。今まで使っていた他社製の3.5mmプラグのイヤホンをiPhoneで使うには、iPhone 7やiPhone 7 Plusに同梱される「Lightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプター」を使えばよいのですが、これもまた使用中はLightning端子がふさがってしまうため、使用しながらの充電はできません。

では充電しながら他社製の3.5mmプラグのイヤホンをiPhoneで使うにはどうすればよいかと言うと、「iPhone Lightning Dock」というAppleの純正製品を使うという方法があります。

Here's how you charge an iPhone 7 and listen to music at the same time | The Verge
http://www.theverge.com/2016/9/8/12846162/apple-iphone-7-charge-listen-to-music-same-time-lightning-dock

iPhoneに接続するドックにはLightning端子と3.5 mmヘッドフォンジャックが搭載されており、これを使えば他社製の3.5mmプラグのイヤホンで音楽を聴きつつ充電が可能になります。なお、iPhone Lightning Dockは税別5200円のメタリック版と、税別4200円の2種類があります。

ただし、iPhone Lightning Dockを使っているときは、iPhoneが直立した状態になるため、持ち運んで使用するには相当無理があります。外出時にiPhone 7の充電がなくなり、充電しながら3.5mmプラグのイヤホンを使いたいという場合は、Lightning端子と3.5 mmヘッドフォンジャックが搭載された小型のアダプタが必要になるわけですが、こういった製品をAppleが今後リリースするかどうかは不明です。