アポロ計画で活躍した人や宇宙飛行士などNASAの歴史に名を残した女性をモチーフにしたレゴ
レゴで作ってほしい商品を提案し、ある一定数の投票を得たら本当にレゴ社が商品化を検討してくれるレゴIdeasで、NASAで活躍していた5人の女性をモチーフにしたレゴのミニフィギュア「Women of NASA」が1万票を達成し、商品化が検討されるこになりました。
LEGO Ideas - Women of NASA
https://ideas.lego.com/projects/147876
「Women of NASA」と名付けられたレゴを企画したのは20tauriというユーザで、2016年7月18日に企画がレゴIdeasに提案され、2016年8月2日についに1万票を達成しレゴ社による商品化検討のステージに入りました。20tauriさんは、女性が受け入れられにくかった時代にサイエンス(science)・テクノロジー(technology)・エンジニアリング(engineering)・数学(mathematics)の頭文字をとったSTEMの分野で活躍した女性の貢献に敬意を表したいという思いがあったそうです。
「Women of NASA」に入っているの5人の女性をモチーフにしたミニフィギュア。以下は1960年代にNASAとの契約下でMITで勤務していたコンピューター科学者のマーガレット・ハミルトン氏。ハミルトン氏はアポロ計画でフライトソフトウェアを開発した人物です。
数学者であり宇宙科学者のキャサリン・ジョンソン氏は研究員としてNASAに従事し、初めて人類が月に降り立ったアポロ11号をはじめ、アポロ計画やマーキュリー計画の軌道計算やその検証を担った人物です。
スペースシャトルを挟むようにして左に立っているのがサリー・ライド氏で、右がメイ・ジェミソン氏。宇宙飛行士であり物理学者であり教育者のライド氏は1983年にアメリカ初の女性飛行士となった人物で、NASAの宇宙飛行士を引退した後は、子ども中でも特に女の子に科学を伝える教育に特化した会社を企業し、若い人材の育成に貢献しています。ジェミソン氏は1992年にアフリカ系アメリカ人初の宇宙飛行士となり、引退後はライド氏と同様に科学を子どもに教えたり、新技術を開発したりする会社を立ち上げました。
宇宙飛行士でNASA初の役員になったナンシー・グレース・ローマン氏。ハッブル宇宙望遠鏡の設立で重要な役割を担ったことから「ハッブル宇宙望遠鏡の母」と言われており、また、NASAの天文学研究プログラムを開発したことでも知られています。
5人の女性をモチーフにしたミニフィギュアには、それぞれが活躍したシーンを再現したキットが付いています。なお、9月からレゴ社による製品化の検討が開始されるとのことです。
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