サイエンス

うるう秒が2016年末に挿入され、12月31日23時59分60秒が生まれることに

by woodleywonderworks

2016年12月31日にうるう秒(閏秒)「23時59分60秒」を挿入することを、世界時の決定を行う国際機関である国際地球回転・基準系事業(IERS)が発表しました。

INTERNATIONAL EARTH ROTATION AND REFERENCE SYSTEMS SERVICE (IERS)
https://datacenter.iers.org/web/guest/eop/-/somos/5Rgv/latest/16

Time for more 2016: leap second will be added to year's end | New Scientist
https://www.newscientist.com/article/2096394-time-for-more-2016-leap-second-will-be-added-to-years-end/

うるう秒とは、現行の協定世界時(UTC)と地球の自転に基づく世界時のズレを調整するために追加・削除される時間のこと。2015年までに、1秒追加による調整作業が26回行われており、2012年に行われた挿入の際にはインターネット上でバグが発生するなどの問題が起こりました。

今回は、UTCの2016年12月31日23時59分59秒の後に1秒が追加される形で、日本時間でいうと2017年1月1日の朝8時59分59秒の後にうるう秒としての1秒が挿入されます。

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2015年にうるう秒が挿入された時の様子は以下の記事から読むことができます。

うるう秒「8時59分60秒」を挿入するまさにその瞬間を明石市立天文科学館で目撃した現地レポート - GIGAZINE


うるう秒は毎回6月末か12月末に挿入され、半年前に挿入が発表されるようになっています。近年にはコンピューターシステムのバグの発生を懸念して「うるう秒を廃止すべきだ」という声も上がっていますが、天体観測やアンテナ制御のシステムは協定世界時と世界時の誤差が1秒を超えないという前提で作られているため、その前提がなくなると予期せぬトラブルが発生する可能性があり、機器の大幅な改修が必要になるとして議論は平行線を迎えていました。2012年の時点では「次回うるう秒が必要になる2015年まで結論は見送り」とされましたが、2015年11月にはさらに「結論は2023年の世界無線通信会議まで見送り」と結論づけられています。

◆2016年7月8日(金) 16時45分追記:
情報通信研究機構が2017年1月1日(日)午前8時59分59秒と、午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入すると発表しました。うるう秒の調整が元日に実施されるのは、平成21年以来とのこと。

プレスリリース | 「うるう秒」挿入のお知らせ | NICT-情報通信研究機構
http://www.nict.go.jp/press/2016/07/08-1.html

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in サイエンス, Posted by logq_fa

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