メモ

高校生たちが家1軒を毎年作り上げる「バイキング・ハウス・プロジェクト」

by Trocaire

オレゴン州のフォレストグローヴ高校では、40年にわたって「高校生たちが1軒の家を建てる」という取り組みが行われています。この取り組みで建てられた家は最終的には売却されて、その利益が翌年の家の材料費になります。

Forest Grove High School VIKING HOUSE
http://www.fghsvikinghouse.com/Pages/default.aspx


This High School Class Builds an Entire House Every Year
http://www.popularmechanics.com/home/a18632/high-school-class-builds-entire-house-every-year/


取り組みは「バイキング・ハウス・プロジェクト」と呼ばれていて、1974年にバート・ハンゼンさんが始めました。現在は、建築業から教師に転職したクリス・ヒギンボザムさんが引き継いでいます。

プロジェクトに参加した生徒によると、まず木工や建築に関する基礎の授業を受けてからでなければ、この授業は受けられないとのこと。


建築に費やされる時間は1週間あたり6時間~10時間。ときには週末を費やすこともあるそうですが、仕事ではないのでとても楽しいと経験者は語りました。この経験者の場合、授業外にも58時間を費やしたそうです。

公式サイトを見ると、基礎工事から生徒たちが行っていることがわかります。


丸ノコで建材をカット。


壁の立ち上げ作業。


重たい梁を持ち上げます。


経験した生徒によると、最も充実感があったのはこの屋根の骨組みを乗せたとき。この骨組みは別に作っておいてトラックで運んできたもので、2人の専門家と数名のボランティアが設置してくれるのですが、これが乗ると一気に「本物の家っぽくなる」そうです。


外だけではなく、内装も生徒たちが担当。


これまでの40年以上の歴史の中で、完成が遅れたことは1度もなく、また、売りに出した家が残ったこともありません。家を見て回った人たちが「高校生が建てた家」だと気づかなかったときは、ちょっとだけ誇らしさを感じるそうです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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