高速・高耐久・大容量のSSD「Intel Optane」の登場時期が流出資料から明らかに
Intelが2016年に発売予定のSSD「Intel Optane」の情報が、スライド資料の流出という意外なところから明らかになりました。
新品將陸續登場,Intel Optane 技術搭配 Kaby Lake 平台 – BenchLife
https://benchlife.info/mansion-brighton-stony-beach-and-pro-6000p-600p-for-kaby-lake-06112016/
Intel lets slip roadmap for Optane SSDs with 1,000X performance | Computerworld
http://www.computerworld.com/article/3082658/data-storage/intel-lets-slip-roadmap-for-optane-ssds-with-1000x-performance.html
これは台湾のIT系ニュースサイト・BenchLifeが入手した、Intelのロードマップから明らかになったもの。
現在、Intelは第6世代マイクロアーキテクチャ「SkyLake」世代のプロセッサを扱っていますが、ロードマップによると、2016年第3四半期に第7世代の「KabyLake」が登場する見込みで、2016年第4四半期からは「Intel Optane」のSSDやメモリーの展開が始まると記載されています。
「Intel Optane」で採用されている規格は、Intelが2015年に、Micron Technologyと共同開発した次世代メモリ規格「3D Xpoint」。「DRAMより安く、NAND型フラッシュメモリより早い大容量メモリ」を目指して作られたもので、記録密度はDRAMの10倍、読み書き速度はNAND型フラッシュメモリの1000倍で、耐久性も同様に1000倍あるとのこと。回数に直すと100万回の読み書きに相当し、事実上、ずっと使えるメモリが作れることになります。しかも不揮発性という点もNAND型フラッシュメモリと同じです。
ロードマップでは、2016年第4四半期から2017年第1四半期にエンスージアスト向けに「Intel Optane SSD PCIe/NVMe Gen 3×4」(Mansion Beach)、「Intel Optane SSD PCIe/NVMe Gen 3×2」(Brighton Beach)、「Intel Optane Memory PCIe/NVMe Gen 3×2 (m.2) System Acce. Gen 1.0」(Stony Beach)の3製品の名前が見られます。
また、計画中のところにはMansion Beachのリフレッシュ、「Intel Optane SSD Gen 3×4 (m.2/BGA)」「Intel Optane Memory Gen 3×4 (m.2/BGA) System Acce. Gen 2.0」(Carson Beach)の名前も見えています。
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