レビュー

大皿みたいな白いホットプレート「テーブルグリル ピュア」がすごいのはデザインだけじゃなかった


ホットプレートというと多くが黒い鉄板ですが、白いセラミックのプレートを使用し、見た目はまるで大皿のようなオシャレなデザインなのが「テーブルグリルピュア」です。とにかくデザインが目を引くホットプレートなのですが、遠赤外線効果で食材をジューシーに焼き上げることが可能で、後片付けもキッチンペーパーで軽く拭くだけとのことなので、実際に購入して使ってみたところ、デザインにとどまらぬすごさを実感しました。

PRINCESS
http://princess-jp.com/product/detail?id=21

テーブルグリル ピュアのパッケージはこんな感じ。


箱の中にはグリルプレートと台座、オイルトレー、温度調整プラグ、スパチュラ6つが入っていました。


台座は竹製。まずは台座の真ん中にオイルプレートを置きます。


そしてその上にグリルプレートを載せます。グリルプレートは真ん中に細長い穴が空いているのが特徴です。


グリルプレートを横から見ると、真ん中にむかってプレートが緩やかなカーブを描いていることがわかります。このため、肉から出た油はプレート中心にある穴から下にあるオイルプレートに落ちていくわけです。


感熱棒差込口を台座の定位置に入れ……


あとは温度調整プラグを差込口に差し込んで、プラグをコンセントと接続すればOK。


なお、テーブルグリルピュアは250度まで温度調節が可能ですが、ダイヤルに細かな温度の表記はなく「Max」「Mid」「Min」という文字のみの無段階調節です。


ということで、1人ホームパーティーをすべく、セッティングしてみました。


材料も肉・魚・野菜などを用意。


初めて使用する前には大さじ1程度の植物油を染みこませたキッチンペーパーで温めたグリルプレートの表面を磨くと品質保持に効果的とのこと。


ということで、まずはキュッキュと磨いておきます。


ダイヤルを回し加熱が始まると温度ランプが点灯するとのことでしたが、待てども待てども温度ランプが点灯する様子はありません。


「故障している?」と思い、部屋を暗くしてみたところ……


明るい場所だとランプの点灯が少し確認しづらかったのですが、ちゃんと点灯していたことがわかりました。サーモスタットが設定温度よりも高温になると停止するため、加熱中にのみ点灯するランプは、食材を焼き続けている間は点灯したり消灯したりを繰り返すそうです。


熱した時のテーブルグリルピュアを赤外線サーモグラフィ「FLIR i3」で撮影してみたところ、こんな感じ。本体内部には長円を描くような形で電熱線が入っているようです。なお、テーブルグリルピュアは熱伝導率が非常に高いため、中低温(MinからMid)で十分食材を焼けるとのこと。むしろ高温に設定してしまうと食材が焦げてしまうため、今回は「Mid」に設定してみたところ、温度は1分ほどで187度にまで上昇しました。


ホットプレートらしからぬ見た目ですが、果たして本当に焼けるのか?ということで、実際に熱したプレートにラム肉を載せてみました。

大皿みたいなホットプレート「テーブルグリル ピュア」でお肉を焼いてみた - YouTube


軽くオリーブオイルを染みこませたキッチンペーパーで磨いただけで、ほとんど油を引いていないのですが、くっつくどころかお肉はプレートの上をツルツル滑っていました。

お肉が全くくっつかない「テーブルグリル ピュア」 - YouTube


野菜などもプレートに載せて、じわじわ焼きます。


お肉からはじゅわじゅわと脂が出てきて、プレートの中心に向かって流れていっていることがわかります。


ということで、グリルした食材を実際に食べてみます。


お肉の表面は適度に焼き色がついています。


食べてみると、じゅわっと肉汁が口の中に広がります。過去にホットプレートで焼き肉をした時の記憶をたどってみると、表面はカリカリ、中は焼きすぎでカスっとしていたはずなのですが、テーブルグリルピュアで焼いたお肉は表面も適度に柔らかく、中は非常にジューシーです。これはテーブルグリルピュアが遠赤外線効果で食材のうまみを引き出しているためとのこと。


火の通りにくいカボチャも、ほくほくです。


ソーセージもジューシー。これも、表面が固すぎず、ぷりっとしているのが印象的でした。


お肉を焼いた後のテーブルグリルピュアはこんな感じ。


かなり汚れが目立ちますが……


表面のツルツルしたセラミック素材なので、洗剤とスポンジでゴシゴシ洗わなくても、濡らした布巾やキッチンペーパーでササッと汚れを取ることが可能。まるで通販番組のCMのような勢いで汚れが取れてくれるので、むちゃくちゃ気持ちいいです。


右側だけキッチンペーパーで汚れを落としたところ。


軽く拭くだけで未使用時のような美しさに戻ります。


ただし、テーブルグリルピュアには縁となる部分がないので、肉を焼いた時に脂がかなり飛び散っていました。お気に入りのテーブルクロスなどを使う場合は注意。


あまりにもジューシーにラム肉が焼けたので、「もしや肉がよかっただけ?」と思い、お魚や牛肉も焼いてみました。


付属のスパチュラでお肉をひっくり返してもOKです。


そろそろかな?というところで、牛肉と魚をお皿に移してみました。


魚は適度な焼き目が付いていますが、焦がしすぎ、という事態にはなっていません。


食べてみると、びっくりするほどふわふわっとした食感。魚もフライパンなどで焼くと、表面は焦げすぎ、中はパサパサ、ということになりかねないのですが、何もしていないにも関わらずむちゃくちゃ上手に仕上がっていました。


牛肉もミディアムレアでジューシー。


牛肉を焼いた後はかなりこびりつきがプレートに残ってしまいましたが……


少し力を入れつつキッチンペーパーで拭くと、ポロポロっと焦げ付きが取れていきました。この時、力はそこまで強くなくても大丈夫。フライパンの焦げ付きをたわしでゴシゴシしている時の力に比べると本当にわずかです。


グリルプレートをのけると、オイルトレーに少し油が落ちていました。


「ホットプレートと言えば!」ということで、今度はパンケーキに挑戦します。


まずはタネを作って……


「Mid」と「Min」の間で温めたホットプレートに種を載せていきます。プレートには傾斜が少しありますが、ある程度穴から距離を開けたところに生地を落とすと、穴から生地が流れ落ちてしまうことはありませんでした。


油は一切引いていませんが、生地がプレートにくっつく様子は全くなし。付属のスパチュラをスッと生地の下に差し込み、簡単にひっくり返せます。


パンケーキを引っくり返す様子は以下のムービーから。

「テーブルグリル ピュア」でホットケーキを焼いてみた - YouTube


いい感じに両面が焼けたら……


おやつタイム。


これも、普段フライパンやホットプレートで焼いた時よりも表面が圧倒的にしっとりしていて、中はふわふわでした。


ということで、ホットプレートらしからぬオシャレな見た目で、テーブルに出したままにしていても自然なテーブルグリルピュアは、調理の仕上がりもかなりうまくいくので、1人暮らしには大きすぎますが、家族がいる場合は重宝しそうです。Amazonレビューを見てみると普通のホットプレートは焼き肉やお好み焼きを作る時に出すだけですが、テーブルグリルピュアの場合は出しっ放しにして一人でちょっとしたおつまみを温めるのに使っている、という人もいました。フタがないので蒸し焼きができないのがネックですが、朝食のフレンチトーストや目玉焼き・ベーコンなどを作る時にも、いつもならフライパンを出して、使ったら洗って……と面倒な所を、拭き取り1つで後片付けが完了するのも非常に便利そうです。

なお、テーブルグリルピュアはAmazonで税込2万1600円ですが……

Amazon.co.jp: Table Grill Pure/テーブルグリル ピュア: ホーム&キッチン

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in レビュー,   ハードウェア,   動画,   , Posted by darkhorse_log

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