3歳児でもオモチャでプログラミングを学習できる「Cubetto」
木製のオモチャを使ってプログラム言語を理解できる対象年齢3歳以上のコード学習キットが「Cubetto」です。
Cubetto - Hands on coding for ages 3 and up by Primo Toys — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/primotoys/cubetto-hands-on-coding-for-girls-and-boys-aged-3
Cubettoでどのようにしてプログラム言語を学べるのかは、以下のムービーを見るとわかります。
Hands on coding for ages 3 and up - YouTube
「Cubetto」とは木製の箱型ロボットのことで、モーターを内蔵しており、プログラムで走らせることができます。Cubetto本体のほかに「ボード」と色の異なる「ブロック」が含まれています。
緑ブロックは「前進」、オレンジブロックは「左折」、赤ブロックは「右折」、青ブロックは「機能」を表わしています。
さらにキットにはマス目と絵柄がついた「ワールドマップ」がついています。まずはワールドマップにCubettoを置いて……
例えば木のマスを「ゴール」として決めてあげます。
ここから子どもは各種ブロックを使ってCubettoを目的地まで走らせるプログラムを書くことになります。
ボードはプログラミングでいうところの「インターフェース」または「コマンドライン」として機能しており、子どもは自分で考えてブロックを設置します。
ムービーでは緑(前進)・オレンジ(左折)・緑(前進)の3つのブロックが設置されました。ボードにあるスイッチを押すと……
Cubettoが設置したブロックが指示する方向通りに動き始めるというわけです。
なお、ボードには「メインシーケンス(A)」に最大12個までブロックを設置することが可能。さらにサブルーチン(B)のエリアに4つのブロックを設置することで、メインシーケンス上に置かれた青ブロックの位置でサブルーチンのコマンドを発動させられるようになっており、少し複雑な動きまでプログラム可能です。
「自分が置いたブロックの通りにロボットが動く」というアイデアにより、子どもたちが楽しく遊びながらプログラミングのロジックを学習できてしまえるキットになっています。
Cubettoは2013年にもKickstarterで出資を募集して製品化を果たしていますが、今回は前回より低価格化して新たにKickstarterで出資を募集しています。記事作成時点ではCubettoを1キットゲット可能な早期出資者向けの175ドル(約2万円)の出資プランが残り約140枠ほどで、枠がなくなった後は195ドル(約2万2000円)で製品をゲット可能。キットにはCubetto本体・ボード・ブロック16枚(各色4枚ずつ)・ワールドマップ(1メートル×1メートル)・説明書が含まれています。
製品の発送は2016年8月ごろを予定しており、日本への発送は別途40ドル(約4500円)の送料がかかります。出資の締め切りは2016年4月7日(木)の18時51分です。
Cubetto - Hands on coding for ages 3 and up by Primo Toys — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/primotoys/cubetto-hands-on-coding-for-girls-and-boys-aged-3
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