スピーカー4基搭載でゲーム&ムービーと相性抜群のAcer製タブレット「Predator 8」レビュー

Acerの最新タブレット「Predator 8 GT 810」はゲーム向けのPredatorシリーズに加わった新しいラインナップで、その全てがゲームプレイを考えて設計されています。4つのスピーカー・IPS液晶・4550mAhのバッテリーなどを搭載しており、ゲームに特化しているのはスペックだけではないとのことで、実際にゲームをしてどれほどすさまじいのか体験してみました。
Predator GT-810 | タブレット - 技術仕様およびレビュー - Acer
http://www.acer.com/ac/ja/JP/content/model/NT.Q01SJ.001
◆外観レビュー
Predator 8が編集部に到着。

フタを開けると、中からフィルターが貼られたPredator 8が登場しました。

箱の中にはPredator 8本体・microUSBケーブル・充電用プラグが入っていました。

フィルムをペリペリと剥がして、Predator 8本体とご対面。Predator 8は8インチで、1920×1200のIPS液晶を搭載しています。

前面上部にあるのは200万画素のカメラ。

スピーカーを4隅に配置させ、迫力満点のバーチャルサラウンドを実現しているとのこと。

天面にはイヤホンジャックと・microUSBポート。

底面には何もありません。

右側面にはmicroSDスロット。

左側には音量ボタンと電源ボタンが付いています。

背面にはPredatorのロゴがドドンッと彫られていて、500万画素のカメラを搭載。

背面の多くはサラサラとした滑りのよいプラスチックが使用されていますが……

上下部分はラバー素材が使われていて、グリップしやすくなっています。

Predator 8の大きさは8.7×127×218mmで、重さは約350g。プラスチックが使われているため、メタリックで重厚な外観から受ける印象よりは軽いです。

四隅にスピーカーを配置していることもあって、サイズは7.9インチのiPad mini 3より少し大きめ。

厚さもiPad mini 3より分厚いのですが……

両手で持つにはちょうどよい厚さです。また、出っ張ったスピーカー部分が手のひらにしっかりフィットし、薄さを強調したタブレット端末よりも長時間持ちやすいと感じました。

背面のゴム部分のおかげで、本体をしっかりと保持できて、他の製品にはないシブい外観もグッドです。

◆実際にゲームをプレイ&ムービーを視聴してみました
Predator 8はゲームをプレイするのに最適なタブレットとのことなので、グラフィックがきれいなリズムゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)・FPS「UNKILLED」・シューティングゲーム「ゴシックは魔法乙女」を実際にプレイしてみました。プレイ中の様子を撮影したムービーは以下から確認可能です。
まず、3Dグラフィックを多用したFPSの「UNKILLED」をプレイしてみましたが、ヌルヌル動く画面はストレスフリーのプレイを実現。両手持ちでしばらくプレイしてもグリップ性の高さからか、手が疲れてしまうということはありませんでした。
ゲーミングタブレット「Predator 8」で「UNKILLED」をプレイしてみた - YouTube

シューティングゲームの「ゴシックは魔法乙女 - Google Play の Android アプリ」は操作で画面をいっぱいいっぱい使うため、縦向きでグリップしてのプレイはできず、テーブルに直接置いてプレイ。ムービーの通り、遅延やラグが全くなく、快適にプレイできました。
ゲーミングタブレット「Predator 8」で「ゴシックは魔法乙女」をプレイしてみました - YouTube

次にプレイしたのはデレステ。ディスプレイのタッチ操作に対する反応はよいものの、タップしたタイミングとタップ音に微妙なズレが発生しました。このズレはライブ設定を多少変更するくらいでは修正できず、プレイの快適性に少し難がありましたが、ライブ映像やノートは全くカクつきませんでした。注目すべきなのは4つのスピーカーからでる音で、鮮やかで立体感のある音を楽しめます。
ゲーミングタブレット「Predator 8」で「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」をプレイしてみた - YouTube

ディスプレイのタッチ操作に対する反応がよく、ライブの映像もカクカクすることは全くありませんでした。木製のテーブルに置いてプレイしたのですが、強めにタップやスワイプをしない限り、本体が動くこともなし。また、4つのスピーカーから流れる音は鮮やかで立体感があります。
ゲーミングタブレット「Predator 8」で「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」をプレイしてみた - YouTube

「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」の予告編をPredator 8で再生してみると、重低音はオリジナルに比べて軽くなってしまっているものの、中~高音域はよくカバーしてくれています。スマートフォンなどと比べるとその差は歴然で、ハイエンドのタブレット端末と比べても音質は遜色なく、音の立体感については、さすがにスピーカーを4基搭載しているだけのことはあると納得できるものでした。
「Predator 8」で「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」予告編を再生してみた - YouTube

◆ベンチマーク
ゲームをプレイした後はベンチマークを計測してみます。なお、Predator 8のスペックは以下の通りです。
OS:Android 5.1 Lollipop
CPU:Intel 64-bit Atom x7(x7-Z8700) クアッドコア1.60 GHz
GPU:Intel 第8世代 Intel HD Graphics
RAM:2GB
ストレージ:32GB
Antutu Benchmarkでの結果は「72710」で、3Dが「22513」、UXが「24715」、CPUが「21471」、RAMが「4911」でした。

他機種のスコアを含めたランキングでは第9位。

Huaweiの「Mate 8」と比べると、合計スコアやRAMスコアで劣っているものの、UX画像処理や3Dのスコアは上回っています。

SONYのXperia Z5と比較しても画像処理や3Dが優れているのがわかります。

GPUを中心とした性能計測に使用される「3DMark」で計測すると、スコアは1219で良好。コメントも「全てが正常に動作し最もパワーのあるデバイスの1つ」となっていました。

以下の画像はベンチマーク計測中のモニタリンググラフ。CPU(青色)は480MHzから2.4GHzの間で動作しており、動作中の温度(赤色)は1度だけ上昇しているのがわかります。少し気になるのは4550mAhのバッテリー(緑色)で、数分間の計測だけで約2%減少していました。ゲームを長時間プレイするなら、充電しながらのプレイが無難そうです。

◆おまけ
Predator 8は「電源+音量ボタン」だけでなく「三本指でピンチイン」という操作でスクリーンショットを撮影することが可能になっており、その様子は以下のムービーから確認可能です。
「Predator 8」でスクリーンショットを撮るには3本指でピンチイン - YouTube

なお、Predator 8は記事作成時点でAmazonでも販売中。価格は税込58914円です。
Amazon.co.jp: Acer タブレット Predator GT-810/2GB/32GB/Android5.1: パソコン・周辺機器
http://www.amazon.co.jp/dp/B01BHQ7XZK

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