ピザを自動で無人配達する小型デリバリーロボット「Starship」が登場
ドローン配達や自動運転トラック配達など、従来の概念とは異なる配達方法が模索されている中、ピザなどを無人配達可能な小型デリバリーロボットがMobile World Congressに登場しました。
Starship Technologies - leading the revolution in local delivery
https://www.starship.xyz/
Hanging out with the adorable Starship delivery robot | The Verge
http://www.theverge.com/2016/2/23/11099334/starship-self-driving-delivery-robot-video-mwc-2016
小型デリバリーロボットを開発したのはSkypeの共同設立者Ahti Heinla氏とJanus Friis氏のスタートアップであるStarship Technologies。ロボットは小型のクーラーにタイヤがついたようなシンプルな搬送型で、車道ではなく歩道を走行します。
収容量はバックパックがまるまるひとつ入るくらいの大きさで、出前の配達にはちょうど良いサイズ。小包なども運べそうなので、低コストの配達手段として重宝するロボットとなっています。
実際にデリバリーロボットが動いている様子は、以下のムービーで見ることができます。
How does Starship robotic delivery work? - YouTube
Starship Technologiesのデリバリーロボットは小さな本体に六輪のタイヤがついたラジコンのような車体で、最大積載量は20ポンド(約9kg)です。
前方・左右にカメラがついており、障害物を検知してルートを変更可能です。
スマートフォンからデリバリーを依頼すれば……
デリバリーロボットが自宅に向けて出発。自動車やバイクと違って、CO2の排出もゼロというエコな配達を実現します。
デリバリーロボットは歩道を走行しますが、道中で歩行者に遭遇すると……
カメラが検知して道を譲るので、人や自転車の危険になることはないとのこと。
道を譲られたおじいさんも、思わずロボットに一礼。
そしてデリバリーロボットが目的地に到着。
スマートフォンで解錠ボタンを押すと……
ロックが解除され、安全に注文したものを入手できるというわけです。
なお、Mobile World Congressに登場した試作機には自動運転機能は搭載されていませんが、2016年春からイギリスおよびアメリカで自動運転の試運転がスタートするとのこと。6カ月以内に2万マイル(約3万2000km)の試運転を終了させる予定で、実用化されれば配達業界に新しい時代が訪れそうです。
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in ハードウェア, 動画, 食, Posted by darkhorse_log
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