ケース自体を自作してドッキングさせられる拡張性最強レベルのPCケース「Thermaltake Core WP100」

国際家電見本市CES 2016で、PCパーツメーカーのThermaltakeが、20台以上のHDD、20台以上のファン、複数台の水冷ラジエーターを組み込める、ぶっ飛んだフルタワーケース「Core WP100」を出展しました。Core WP100はすべてのパーツを一から組み立てるモジュラー式ケースということで、まさに自作PC用ケースとなっています。
Thermaltake - Global - Core WP100 - CA-1F3-00F1WN-00
http://www.thermaltake.com/Chassis/Super_Tower_/Core/C_00002803/Core_WP100/design.htm
Thermaltake goes enormous with its Core W100 case - The Tech Report
http://techreport.com/news/29553/thermaltake-goes-enormous-with-its-core-w100-case
HEXUS.net - Video - Thermaltake's CES 2016 suite is liquid-cooling heaven
http://hexus.net/tv/show/2016/01/Thermaltake_s_CES_2016_suite_is_liquid_cooling_heaven
Core WP100がどんなPCケースなのかは以下のムービーを見れば一発で分かります。
Thermaltake Core W Series Chassis - YouTube

Thermaltakeのプレミアムケース「Core W100」は「スーパータワーケース」とのこと。

PCケースのすべてのパーツを組み立てて作り上げるケースとなっています。

フレームとパネルを組み立てていきます。マザーボードはXL-ATXやSSI MEBですらOK。


ストレージ用のケースはケース中央部へ。搭載可能なストレージは最大20基以上でPCI-Express用スロットは10台と、拡張性はかなり高め。

フルタワーケースらしくキャスター付き。

工具なしで取り付け可能な工夫も多数。天面パネルはこんな感じの金具ではめ込めます。

サイド部分にも指で回せるタイプの蝶ネジ。

サイドパネルは扉のように開きます。

ヒンジ部分はこんな感じ。

サイドにはホコリを防ぐメッシュも完備。

フロントの5インチベイにはマイク/イヤホンジャック、USB3.0×4、電源ボタンのIOパネルを搭載。

最後に天面を取り付ければ……


完成。

側面がアクリルパネルなので、内部のパーツをドレスアップできます。

しかし、Core W100の真価は、後ろに隠れた拡張ケース「Core P100」にあり。

Core P100もCore W100と同様に、組み立て式タイプのケースです。

水冷ホースを通す穴も確認できます。

底には滑り止めゴム。

フロントパネルの意匠はCore W100と同様。

サイドパネルがヒンジ式なのもCofe W100と同様。


Core P100には天面はなし。

それは、Core W100とのドッキングが前提だからです。

Core W100とCore P100の底面パネルを取り外して……

交換。

Core P100の上にCore W100を置けば……

ドッキングしてさらに大きなタワーケースの完成。

ドッキングすることで、スーパータワーケースCore WP100になるというわけです。

スーパータワーケースCore WP100の拡張性は比類なきレベル。12cmファンはフロント3台、トップ4台、リア1台、ボトム3台、左サイド4台、右サイド12台の合計27台搭載可能。

14cmファンでも同じく27台設置可能。

巨大な20cmファンだけでも合計9台搭載できます。

さらにCore WP100は水冷化も可能。120mmから600mmまであらゆるサイズのラジエーターを取り付けられます。

Thermaltakeお得意の水冷化を行うとこんな感じに仕上げることも可能。

Thermaltakeの水冷キット「Pacific R360 Water Cooling Kit」にももちろん対応しています。

徹底的にカスタマイズできる自由度があるCore WP100は、まさに自作PCにぴったりと言えそうです。

なお、Core P100を天面にもう1台合体させて、「Core PWP100」というウルトラタワーケースにするのもアリなようです。
Core WP100は、価格439,99ドル(約5万2000円)で2016年2月26日に発売予定で、Thermaltake公式オンラインストアで予約受付中です。
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