ハードウェア

自分の分身となって動き回り遠隔地の相手と会話できるロボット「Double 2」が登場


2個のタイヤの上にディスプレイを搭載し、セグウェイのように動き回りながら離れた場所とのコミュニケーションを可能にするマシンが進化し、「Double 2」として新たに登場しました。初代モデルとなる「Double Robotics」はGIGAZINEでもレビュー済みですが、新しくなったDouble 2は中身が大幅にアップグレードされているようです。

Double Robotics - Telepresence Robot for Telecommuters
http://www.doublerobotics.com/

これが新たに登場したDouble 2の全容。2個の車輪から長いバーが伸び、その上にiPadを使ったディスプレイが乗る基本構造は前モデルとほぼ同じですが、よく見るとディスプレイの上下に新しいデバイスが装着されていることがわかります。


ディスプレイの上に乗っているのは、周囲の風景を撮影して相手に届けるカメラキット。従来はiPadの内側カメラを使っていましたが、オプションで用意されるカメラキットを追加することで、広角・高画質の映像を得ることが可能になるとのこと。


カメラキットは5メガピクセルの素子を内蔵し、150度のワイド撮影が可能。以下のように16:9のワイドアングルでの撮影が可能になります。


また、画面を見やすくするための「アダプティブHD」「ダイナミック・レゾリューション」というテクノロジーを採用。このように、ホワイトボードに書かれている内容はカメラを通すと見づらくなってしまうことも多いのですが……


これらの技術を使うことで、視認性をアップすることが可能であるとしています。


また、このモデルでは水平方向の安定性が向上しているとのこと。


上部のバーが柔軟に「しなる」ことで、オフィスの床を這うケーブル類に乗り上げても安定性を損なわずに動き回ることが可能。


安定性に加え、新たに高速移動モードも追加されており、早く目的地に到着したい場合でもストレスを感じることが少なくなりそう。


また、ディスプレイ下に追加して相手の音声を聞き取りやすくする「オーディオキット」も用意されています。


新しくなった「Double 2」の特徴や実際に動く様子は、以下のムービーでも確認可能です。

Introducing Double 2 - YouTube


新しくなったDouble 2は近日発売予定で、日本でもBRULÉ Japanから1月下旬に出荷が開始される予定。サイトでは予約を受け付けており、本体価格は税別37万9800円となっていました。

BRULÉ Japan - Double 2

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
遠隔地から現場の様子を見つつ会話もできる「Double Robotics」レビュー - GIGAZINE

遠隔操作で家にいながら学校・職場などに行けるiPad用ロボット「Double Robotics」 - GIGAZINE

激安でお掃除ロボ・ルンバを遠隔操縦ロボットに変身させるキット「Telemba」 - GIGAZINE

iPhoneやiPad経由でコントロール可能なロボット「iDroid」 - GIGAZINE

スマホやタブレットで遠隔操作可能な月面車を月で走らせるプロジェクト「Remote Rover Experiment」 - GIGAZINE

ネット接続で遠隔操作するドリンクミキサーの特許が「月間最も愚かな特許」に選ばれる - GIGAZINE

最高速度18km/h&航続距離30kmの小型モビリティ「Ninebot Mini Pro」を発売直前に乗ってみました - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.