スマホやタブレットで遠隔操作可能な月面車を月で走らせるプロジェクト「Remote Rover Experiment」
自分たちで作った月面車をホンモノの月面上で走らせたい、ということでタブレットやスマートフォンで遠隔操作できる月面車をパートタイム・サイエンティストたちが実際に作ってしまったのが「RRE(Remote Rover Experiment)」と呼ばれるプロジェクトです。
RRE: Remote Rover Experiment by Robert Boehme — Kickstarter
月面は気温がセ氏200度まで上昇し、細かい砂で覆われているため、月面車はハードウェアの悪化に耐える必要があり、また月での1日は地球上での14、15日に相当するため、できるだけ効率的なバッテリーも必須です。ということで、RREプロジェクトによって作られた遠隔操作を可能にする月面車「Asimov R3A」がテストされている様子を映したムービーは以下から。
こちらがプロジェクト・リーダーのRobert Boehmeさん。
Asimov R3Aを背負って雪山を上る人々。一体どこに向かっているのかというと……
標高1500メートルの洞窟。
障害物の多い砂地という月面に近い環境でAsimov R3Aのテストを行うというわけです。
指揮をとるRobert Boehmeさん。
暗闇の中を進みます。
Asimov R3Aはスマホやタブレットで遠隔操作します。
ソーラーパネルを取り付けて……
砂の上を走ります。
RREはパートタイム・サイエンティストたちによるプロジェクト。
電子や機械を専門に扱う技術者たちによってAsimov R3Aは作られています。
「HELL YEAH」と書かれた作業着やシャツがプロジェクトに関わっている人たちの目印です。
タブレットで操作して……
し
障害物の多い道も難なく進むことができます。
足場のデコボコしている月面でもルナビーグルのようにスムーズに進める仕様です。
子どもでもタブレットで簡単に操作できるAsimov R3Aは、現在投資を募っている段階です。15ドルを出資すれば時間を指定して月面を再現したテストグラウンドでAsimov R3Aを操作することが可能、増額するとTシャツやペンといったオリジナルグッズが付属し、7500ドル(約60万円)出資すれば、Asimov R3Aの前身であるAsimov R2.5を実際にゲットすることもできます。
なお、投資によって集められたお金は照明やセンサーや電子機器などを備えた200平方メートルのテストグラウンドの建設に使われる、とのことです。
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