Apple PencilとSurface Penのトラッキング性能を比較
iPad Proの登場に合わせて、一緒に使うことを想定したスタイラス・「Apple Pencil」が新登場します。ちょうど、競合する存在であるSurface Pro 4もiPad Proと近い時期に発売され、スタイラス「Surface Pen」が付属することから、それぞれのトラッキング性能がどんなものかを比較した人が現れました。
Surface Pro 4 vs iPad Pro pencil tracking - YouTube
ムービーを撮影したのは、スペインの日刊紙エル・ムンドでiPad Proのレビューを行ったÁngel Jiménez de Luisさん。
左側がSurface Pro 4とSurface Pen、右側がiPad ProとApple Pencilの組み合わせ。映像は120FPSで、実時間の4分の1の速度でスローモーション再生されています。
ぱっと見の違いは、Surface Penの方が線が太く、Apple Pencilは線が細いという点だけ。
手の動きがまったく同じというわけではないので参考程度ですが、描画された線はApple Pencilの方が滑らか。全体的な反応は、見る限りではそこまで大きくないのですが、触ったLuisさんは「個人的にはフィーリング、手応えともにSurfaceの方がよいと感じました」とコメントしています。
最後に30FPSで撮影された映像、つまりスローになっていない映像もありますが、やはりその違いは触ってみないとわからなさそう。
TechCrunchによるレビュー映像では、マシュー・パンザリーノ編集長が、父親でアーティストのトマス・パンザリーノさんにApple Pencilを使ってもらっています。
iPad Pro Review - YouTube
iPad ProとApple Pencilを試すトマスさん。
お絵かき中。
続いて色を決めて……
そのまま流れるように着色作業に入りました。
Apple Pencilの感想を聞くマシューさん(左)と、語るトマスさん(右)。
以前、iPadとスタイラスの組み合わせを使ったことがあるというトマスさんは、そのときには特に感動はしなかったそうですが、このiPad ProとApple Pencilの組み合わせには唸らされたそうです。Surface Proも使っているのですが、「iPad ProとApple Pencilによっておそらく滅ぼされてしまうだろう」と表現したほどの差があったようです。
なお、iPad ProでApple Pencilを使ったときの描画レイテンシーは20ミリ秒以下。Pencilの位置検知が秒間240回も行われていて、次にどう動くのかを予測し、パスを標準化しているとのこと。
とにもかくにも、良さを知るには実際に店頭で触ってみるしかない、ということのようです。
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