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再生数1200万突破のクマに襲われたディカプリオが裏切者を葬る復讐劇を描く緊張感ありすぎ映画「The Revenant」予告編


第87回アカデミー賞で作品賞や監督賞を含む4部門を制覇した映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、レオナルド・ディカプリオトム・ハーディというアメリカとイギリスを代表する俳優を迎えた映画が「The Revenant」です。The Revenantは、毛皮会社に雇われた1人の男性が狩りの最中にグリズリーに襲われ致命的なダメージを負うものの、狩りに同行していた人たちに助けられることなく見捨てられてしまい、自分を裏切った人に復讐するという実話に基づいた映画です。実話を元にしたストーリーや、「インセプション」以来の共演となるレオナルド・ディカプリオとトム・ハーディの対決に期待がかかるThe Revenantの予告編が公開されています。

The Revenant | Official Teaser Trailer [HD] | 20th Century FOX - YouTube


一面雪景色の世界でそそり立つ山を見つめる1人の男。


レオナルド・ディカプリオが演じるヒュー・グラスです。


何かから逃げるように薄暗い木々の間を爆走。


ヒュー・グラスは毛皮会社に雇われていて、10数人の男たちと一緒に野生の動物を狩りに行くというのが仕事。


時には、現地に住む先住民族のインディアンと争いになることもあります。


首を絞められピンチのヒュー・グラス。


しかしながら反撃して雄たけびをあげます。


本作は照明を使わずに自然光だけで撮影を敢行。自然光で撮影しただけあり、独特の雰囲気を醸し出しています。


倒れている人を担ぎ上げ、敵をにらみつけるヒュー・グラス。


先住民族との戦いはかなり激しいもの。


全滅する前に船に逃げ込む狩猟部隊。


船が岸を離れる最後の瞬間まで発砲し続けます。


炎に包まれる岸辺。


突如場面が変わり、ヒュー・グラスが広大な平原に1人で歩いています。


厳しい大自然の中に1人取り残されてしまった模様。


思い出すのは激しい戦い。


戦いの末に船が燃やされたようです。


1人でたき火にあたり、寒い夜を乗り越えます。


たき火に近づける手はボロボロ。


銃の手入れをするヒュー・グラスに……


トム・ハーディ演じるジョン・フィッツジェラルドがつかみかかります。2人は同じ狩猟部隊のクルーで、命を預けた仲間のはず……。


2人の間には確執があったのでしょうか?


つかみかかられても微動だにしないヒュー・グラス。


雪原に山のように積み上げられた物体。


積み上げられた物体は一体何なのか、ストーリーにどう絡んでくるのか、気になるところ。


予告編は途中から心臓の鼓動と吐息だけが聞こえ、ランダムにカットが流れる展開になります。


鼓動と吐息によって緊張感が増幅。


フードをかぶった人とにらみ合い。


骸骨のようなマスクを装着。


木の陰でじっと息を潜めるジョン・フィッツジェラルド。


裏切り者を追い詰めるヒュー・グラス。


グリズリーがヒュー・グラスに襲いかかります。


致命的なダメージを負い、目がうつろな状態。


大自然で突然笑い出す2人。演出のおかげで笑い声でさえ恐怖に感じてきます。


ジョン・フィッツジェラルドが狙いを定める相手とは……。


馬にしがみつきながら発砲。


苦悶の表情を浮かべるヒュー・グラスの運命やいかに?


エンターテインメント関連のニュースメディアGRANTLANDはレオナルド・ディカプリオとイニャリトゥ監督にインタビューを実施。レオナルド・ディカプリオはインタビューで「今までの映画に登場したことのないようなアメリカ人を演じたかったんです。僕の役柄はおしゃべりなキャラクターが多かったから、僕にとってヒュー・グラスを演じることはチャレンジでした。観客を表情や動きだけでほとんどしゃべらないキャラクターにどうやって感情移入させるのか、というところです」と今作における演技の難しさを明かしています。


また、「主人公のヒュー・グラスは、クマに襲われ仲間に裏切られ、復讐を果たすために約500kmもの道のりを旅することになります。主人公に訪れた無慈悲で過酷な運命は、種とか身体の問題など現代人にも起こることがあります。目の前に立ちふさがる大きな壁に立ち向かう精神について考えながら、僕自身のヒュー・グラスを作り出して演技に臨みました」と演技で意識していたことを赤裸々に語りました。

イニャリトゥ監督によると、CGを使った撮影はリアリティが欠けるとして極寒の地で撮影を敢行したとのことで、出演者は演技ではなく本当に寒がっているそうです。イニャリトゥ監督は撮影について「現代人は冒険することがなくなってしまいました。『インドに行ってきました。すごい冒険だった』と語る人がいますが、GPSや携帯電話がある旅は冒険ではありません。The Revenantの元になったのは、知らない土地で精神的にも肉体的にも大きな冒険をしていた人たちの話。観客は映画を見た後に本当の冒険がなんなのか理解するでしょう」と話しました。

By Disney | ABC Television Group

インタビューの最後でレオナルド・ディカプリオは「観客は映画を見ている間ヒュー・グラスが経験していることを疑似体験しているような感覚に陥ると思います。The Revenantは今までの映画とは全く違って本当に独特で、誰も見たことがない作品と言えるほどの完成度です。見たことを絶対に忘れないくらい記憶に残る映画になると確信しています」と本作の魅力について熱弁しています。

おおまかなストーリーが明らかにされているだけで多くの謎に包まれた映画「The Revenant」は、2015年12月25日からアメリカの一部地域のみで、2016年1月からアメリカ全土やヨーロッパで公開予定です。


・つづき
The Revenantの第2弾予告編ムービーが公開されました。

ディカプリオ対クマ、そして復讐の旅路へ向かう壮絶な映画「The Revenant」予告編第2弾 - GIGAZINE

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in 動画,   映画, Posted by darkhorse_log

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