スマホで使える絵文字に「ホットドッグ」や「タコス」などの食べ物がUnicode 8.0で登場
スマートフォンなどのコミュニケーションで非常によく使われている「絵文字」に、新たに「タコス」「ホットドッグ」「ポップコーン」のような食べ物や、「ユニコーン」「七面鳥」といった動物が仲間入りすることが明らかになりました。
The Unicode Blog: Announcing The Unicode® Standard, Version 8.0
http://blog.unicode.org/2015/06/announcing-unicode-standard-version-80.html
The Taco Emoji Is Here! - Eater
http://www.eater.com/2015/6/16/8792149/taco-emoji-FINALLY
今回追加になった絵文字の一覧は以下のリンク先で見ることができます。
UTR #51: Unicode Emoji
表の一番上に掻かれているのは、人類の肌の特徴を6つに分類したフィッツパトリック分類をもとに顔や体の色を変化できるフィッツパトリック制御文字です。分類1と2は同じ文字コードに設定され、全部で5種類の色を選択できるようになります。
これは絵文字の顔のデザインに肌の色を組み合わせることで多様な人種に対応した絵文字の表示を可能にするもので、iOS 8.3では実装済み。iPhoneやiPadなどでは、顔の絵文字を長押しすることで、5種類の肌の色を選べるようになっています。
そしていかにも「絵文字」といった絵柄がこちら。「口にチャックした顔」や「お金に目がくらんだ顔」、「カニ」「ライオン」などが並んでいます。1行あたり2個並んでいる絵文字は、左がデザイン用のスタイルガイド、そして右が実際のデザイン例となっています。
宗教的な絵文字も追加されることになっており、「祈祷所」や「カアバ」「モスク」「シナゴーグ」といった特有の宗教に用いられる絵文字が選ばれています。
そして、「ホットドッグ」や「タコス」などの絵文字がこちら。この項目は「人気があって要望のあった絵文字」となっています。
最後は、これまでに用意されていなかったスポーツ関連の絵文字で、「クリケット」や「バレーボール」などがラインナップされています。
ホットドッグやタコスは一般ユーザーの中からも請願書が提出されるなど、さまざまな要望が寄せられていたものが反映された模様。ぜひとも追加して欲しい絵文字がある場合は、要望書を送ることで願いが叶えられるのかもしれません。
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