試食

味付けジンギスカンが臭みゼロで食べ応えバッチリの「松尾ジンギスカン」に行ってきた


北海道などを中心に広く親しまれる肉料理・ジンギスカンには、肉を焼いてタレにつけて食べる「生ジンギスカン」と、事前にタレに漬けて味を染み込ませた肉を焼いて食べる「味付けジンギスカン」があります。以前行ったヤマダモンゴルは前者の生ジンギスカンのお店で、後者・味付けジンギスカンのお店としてよく名前が挙がっているのが「まつじん」こと「松尾ジンギスカン」。味付けだとどう変わるのか、実際にお店に行って食べてきました。

北海道の松尾ジンギスカン公式サイト
http://www.matsuo1956.jp/

「松尾ジンギスカン」の本店はJR函館本線・滝川駅から徒歩15分のところにあります。札幌から滝川までは特急で58分、高速バスで1時間28分、JRの快速・普通乗り継ぎだと1時間32分とちょっと遠いので、今回は札幌駅前店に行くことにしました。

最寄りはJR札幌駅ではなく、地下鉄のさっぽろ駅。ここから地下歩行空間を南へ。


松尾ジンギスカンは日本生命札幌ビルの地下1階にあるので、「出口11」を目指します。


南に向かって歩く途中、右手側にモスバーガーが見えたら、その手前にあるのが出口11。日本生命札幌ビル直結の出口です。


ビルに入ると、すぐ正面にあるのが松尾ジンギスカン 札幌駅前店。


ランチタイム(11時~15時)には、ラムランチセットが税込1280円で提供されています。


限定20食の「ラムリブロースランチセット」(1680円)も気になるところですが、今回はいろんなお肉を食べ比べるべく「3種食べくらべランチセット」(1680円)を選択。


なお、4000円~5000円で食べ飲み放題というのもあるので、肉を食べまくる予定の人はこちらを選んだ方がお得です。


ジンギスカン鍋には、真ん中の穴から肉の余分な脂を落とす生ジンギスカン用の穴あきタイプと、味付けジンギスカン用の穴なしタイプがあるのですが、松尾ジンギスカンは味付けジンギスカンのお店なので穴なし鍋が使われています。


大きなクローゼットが備えられていて、上着類はここへ入れておけば脂などを気にする必要はなくなります。ただし、そもそも味付けジンギスカンは煙が少ないのが特徴なので、焼いている最中でも鍋の周辺がベタベタになるようなことはありませんでした。


テーブル内蔵のスイッチは火力調節と呼び出しチャイムが一体になったもの。


ランチタイムにちょっと早い時間帯だったおかげか、5分ほどで肉などが続々と到着。


肉は3種類、左手前が特上ラム、左奥がマトン、右奥がラムで、それぞれ70gずつ。


野菜はもやし・カボチャ・ニンジン・インゲン・たまねぎ。


独特の形状を持つ鍋で調理するジンギスカンは、上の方で肉を焼き、下の方で野菜を焼きます。もやしは水分が出るため肉の下ぐらいに配置。頼めば、お店の人が素早く適切に準備をしてくれます。


まずはマトンから。


食べ比べるために、ちょっとずつ焼いていきます。


マトンは1歳以上の羊の肉で、栄養価は高いのですがニオイが強め。慣れていない人にはラムの方が食べやすいと敬遠されるそうですが、タレに漬け込まれているからかまったくニオイは気にならず、むしろしっかりとした味わいは食べ応えアリ。この濃厚さが苦手という人は、確かにいるかも。


続いてはラム。


ラムは生後1年未満の羊の肉で、使用されている部位は肩。赤身と脂が適度に混じり合っている部分で、甘いタレの味付けもあって、牛焼肉よりもさっぱりと食べられます。正直、70gというのは、ぱぱっと並べて一口ずつで食べてしまうぐらいの量なので、食べ比べができているか不安になるレベル。


そして、最後は特上ラム。


特上ということなのでもやしのうえに盛りつけてみました。部位はモモ。普通のラムに比べて柔らかく、それでいて肉の風味は濃厚。


もともと味はついていますが、雪わさびや卵を使って食べるのもアリ。


マトンに雪わさびを載せてみました。雪わさびは山わさびを白醤油漬けにしたもの。わさびというと鼻にツーンと来る辛さが特徴で、山わさびは本わさびよりも辛さが強いそうなのですが、この雪わさびは食べてみると辛さはそれほど強烈ではなく、肉の味を底から支えて持ち上げるような薬味という印象。ジンギスカンだけではなくサラダにも合うというのが納得の品です。


卵はといて鍋にかけるのもアリらしいのですが、すき焼きのようにして食べてみることに。この卵の味がまた濃厚で、もともと味の濃いラムと相まって、ごはんがグイグイ進む味わいに。


食べ比べセットはデザートを残すのみなのですが、せっかくなので単品でラムリブロース(1480円)を注文することにしました。量は失念しましたが、確か180gぐらいだったような。


1頭から700gほどしか取れない希少部位だとのことで、肉と脂のバランスが絶妙、当然ながら匂いもまったく気になりません。


1回目に焼いた分をあっという間に食べ尽くし、2度目に残りをすべて焼いて、皿にまとめて置いたらムシャムシャと頬張って、セットを食べた後なのに肉が来てからわずか5分ほどで平らげてしまいました。これはウマイ!


もうちょっと肉を食べたい気分だったので、ラムステーキ2本セット(1450円)を追加注文。


これは味付けのラムステーキと塩ラムステーキがセットになったもの。


「味付け」というのは松尾ジンギスカンのタレに漬け込んだもので、表面が甘辛い味で、肉がやわらかくなっています。


一方、塩ラムステーキはタレなしで、塩コショウをつけて食べます。比べるとやや肉は固かったのかもしれませんが、むしろ食べ応えが感じられてグッド。


最初はナイフとフォークで切り分けていましたが、このサイズならと手で骨を掴んでムシャムシャ。


肉離れがいいので、骨にほとんど肉を残すことなく完食。これならまだまだ入りそうでした。


最後にデザートの杏仁豆腐。醤油ベースの味付けが続いていましたが、濃厚な甘さが口の中をリセットしてくれました。


ジンギスカンは焼いている間に脂がうまく落ちてしまうためか、多少食べても胃がもたれるようなことはなくまったく箸が止まらないので、「ちょっとだけ味わえれば十分」という人なら食べ比べセットなどにするのもアリですが、追加注文を前提にするなら、たとえアルコールを飲まない人でも食べ飲み放題のセットを頼んだ方が結果的にお得になる気がします。

なお、松尾ジンギスカンでは味付け肉を通販で取り扱っているので、バーベキューの時にラムやマトンを持っていってありったけ味わうというのもアリです。

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in 試食, Posted by logc_nt

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