iOS 8.4では「ミュージック」アプリが大きく変貌を遂げる予定、新機能と新デザインはこんな感じ
2015年4月9日に配信がスタートしたばかりのiOS 8.3の次のバージョンとなる「iOS 8.4」では、音楽プレイヤーアプリ「ミュージック」アプリのデザインが一新されるようです。新しいデザインのミュージックアプリは、一足先にデベロッパー向けに公開されているiOS 8.4のベータ版で体験できるようになっています。
Apple previews revamped Music app with iOS 8.4 beta ahead of WWDC streaming service launch | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2015/04/13/apple-launches-ios-8-4-beta-with-revamped-music-service/
新しいミュージックアプリではデザインが新しくなり、個人で作成したプレイリストに好きなイメージ画像や説明を追加することで、ユーザーがより楽しくかつ簡単に好みの曲を見つけられるようになります。ホーム画面のアプリアイコンのデザインは現在のものと同じデザインだそうです。
これは画面は大きく「My Music」「Playlist」「Radio」の3つに分かれており、「My Music」と「Playlist」画面の1番上には「Recently Added(最近追加したもの)」という項目が追加されています。これまでもミュージックアプリのプレイリストには「購入したもの」という項目が存在しており、iTunesで購入した曲が自動的に追加されるようになっていましたが、新たに追加される「Recently Added」を見れば最近追加したアルバムや曲が表示されるようになっているので、より簡単にお目当ての曲を見つけることができるようになりそう。また、ここに表示されている曲はアートワークをタップするだけで再生・停止が可能です。
以下の画面が「Radio」の画面で、iTunes Radioが手軽に使えるようになっています。Radioでも画面上部に「Recently Played(最近聴いたもの)」という項目が追加されており、最近聴いたお気に入りのラジオまで素早く移動できるようになっています。なお、自分の好きな曲やアーティストを登録することで、オススメのラジオをより探しやすくすることも可能です。
「My Music」から端末内に保存されている曲を全て表示させるとこんな感じ。
再生中の曲を表示する画面も少しデザインが変更されており、画面下部の再生プレイヤーの面積が大きくなっています。この画面のままAirPlayで即座に再生中の曲を対応端末に飛ばすことも可能。
また、「次はどの曲が再生されるのか」をすぐにチェック可能な「Up Next」という画面も追加されています。ここから曲順をいじったり、曲を追加したり削除したりも可能。
さらに、ミュージックアプリのいたるところに虫眼鏡アイコンが配置されており、これをタップすればどこからでも即座に曲の検索ができるようになっています。検索は「Radio」と「My Music」があるので、端末内に保存されていない曲も即座に視聴できそうな予感。
検索履歴も表示されるようになっているので、「この前検索したあの曲は……」と頭を悩ませる必要はなくなります。
曲の再生時は画面下部にミニサイズのプレイヤーが表示されることとなり、いつでもどこでも再生・停止が可能。
各曲を一覧表示している際には「…」をタップすれば、次の再生曲に追加したりUp Nextに追加したり、端末上から曲のデータを削除したり、iTunes Store上から曲を探したりプレイリストから曲を削除したりすることも可能となっています。
さらに、曲のアートワークはアプリ上から簡単に追加・変更が可能になります。
加えて、プレイリストにアートワークを追加することも可能。
なお、iPad版のミュージックアプリでは画面が分割表示されます。
再生中の画面はこんな感じ。
現在のところ判明している新機能だけでもかなりかゆいところに手が届く内容となっており、日頃から純正のミュージックアプリを使って音楽を楽しんでいるユーザーにとっては待ち遠しいアップデートとなりそうです。なお、iOS 8.4のベータ版はApple Beta Software Programに登録した一部のユーザーのみ使用できます。
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