外国人旅行客が日本に来て衝撃を受けてしまう11の風習
By Kim'n'Cris Knight
海外旅行へ行くと日本との文化の違いに驚かされることがありますが、逆もまたしかり。「公衆の面前で鼻をかむのは不作法」「ラーメンをあえてズルズルすするのがマナー」「自分で飲み物を注いではいけない」などなど、「なるほど」と思えるものから、どこか間違って伝わっているようなものに至るまで、外国人目線での「衝撃的な日本独自の習慣・作法」が、日本を訪れる外国人旅行者のためのガイドとしてまとめられています。
Japanese customs that are shocking to foreign travelers - Business Insider
http://www.businessinsider.com/japanese-customs-that-are-shocking-to-foreign-travelers-2015-2
◆01:「4」は不吉な数字
西欧圏では「13」の数字が不吉な数字と見なされており、13階が無いホテルやビルがあります。同様に日本では「死」を連想させる「4」は不吉な数字とされており、「49」も「pain until death(死ぬまで苦しむ)」を連想させるため避けられています。4にまつわる贈り物は不吉なので、できるだけ避けるべきです。なお、「4」を避ける風習は日本だけでなく中国や韓国にも存在し、「テトラフォビア(4恐怖症)」と呼ばれています。
By Martin Lewison
◆02:公衆の面前で鼻をかむのは不作法
人がたくさんいる公共の場で鼻をかむことは不作法なだけでなく「気持ち悪い」と見なされる行為です。鼻をかみたくなった日本人はプライベートな場所を見つけるまで、鼻をすんすんとすすることで対処しています。もし日本の公衆の面前で鼻水が出てきてどうしようもなくなったら、できる限り音を立てないで鼻をかむのがベター。また、ハンカチで鼻をかむ行為も同様に日本では受け入れられないので要注意。
By Russ Allison Loar
◆03:チップを渡すのは無礼
チップの習慣がない日本では、善意からチップを渡しても相手の名誉を傷つけてしまう可能性があります。もし知らずにチップを日本人スタッフに渡してしまうと、スタッフを混乱させるだけでなく、チップを返すために追いかけてくるでしょう。もし、「どうしてもチップを渡したい」と思った時は、代わりに小さなプレゼントを贈れば、心置きなく受け取ってもらえるかもしれません。
By Katy Ereira
◆04:歩きながら何か食べると「だらしない」
西欧圏では誰かが歩きながら何か食べても誰も気にしませんが、日本ではだらしない行為と見なされます。また、多くの日本人が電車の中で何かを食べることは不作法と考えています。ただし、この日本の作法にはいくつかの「例外」があり、なぜか歩きながらアイスクリームを食べるのはOKです。
By Gareth Williams
◆05:満員電車に乗客を押し込む職業「プッシャー」
日本のラッシュアワー時の駅には、制服と白い手袋を着用した「プッシャー(押し屋)」と呼ばれる職業に就く人が現れます。彼らの仕事は文字通り乗客を満員電車に押し込むことで、誰もドアに挟まれていないことを確認することで給料を得ています。
By Stephen Staley
◆06:電車で他人の肩を枕にして眠る
日本人の通勤時間と労働時間は恐ろしいほど長時間であるため、非常に大勢の人が電車内で眠りに就きますが、中には男女を問わず隣の人の肩にもたれかかって眠る人がいます。これは人によって許容差がありますが、肩にもたれられた人はただ我慢する、という習慣によって成り立っているもの。日本の文化を伝えるJapandra.comを運営するサンドラ・バロンさんは「これは頻繁に起こる出来事です」とCNNに話しています。
By Chris Gladis
◆07:トイレにもスリッパがある
室内で靴を脱ぐ習慣がある日本では、家の中、靴を脱ぐレストラン、寺社、博物館などでスリッパが置かれていることがあります。さらにスリッパを履いて中に入った後には、トイレの中にまで「トイレ専用スリッパ」があるため、「屋内用スリッパ」のままトイレに入らないよう注意が必要です。
By James Langham
◆08:誰かの家を訪れる時は贈り物が必要
日本では誰かの家に招待された時に、家主に対して贈り物を持参する風習があります。もし日本で誰かの家に招待された時は、きちんと包装紙とリボンで包んだ贈り物を持っていくと喜ばれるでしょう。また、もし贈り物を渡された時は決して断ってはいけません。ただし、最初に一度だけ異議を唱えるのは習慣化しているので「礼儀正しい」と見なされるでしょう。
By Jeff Kramer
◆09:自分の飲み物を注いではいけない
世界中の多くの国では、空になった他人のグラスに飲み物を注いでから自分のグラスにも注ぐ、という慣習が存在しますが、日本では「自分で自分のグラスに飲み物を注ぐ」ことは考えるべきではありません。周りの人のグラスが空いている時に飲み物を注いであげると、うまくいけば別の誰かがあなた空のグラスに気付いてお茶を注いでくれるでしょう。また、お酒を飲み始める時は誰かが「Kan-Pai!」と言うまで待つ必要があります。
By Kim'n'Cris Knight
◆10:ラーメンやそばをすすっても失礼に当たらない
日本では音を立てて麺類をすする行為は「下品」には当たらず、むしろ「食事を楽しんでいる」ことさえ表せる行為です。もし音を立てずにラーメンを食べていると「おいしくないと思っているのかも」と誤解されかねません。また、日本のラーメンは湯気が立つほどの高温で提供されるため、「ラーメンをすすって食べる」のは舌をヤケドしないための工夫でもあります。ただし、音といっても食事中の「げっぷ」は失礼に当たるので注意するべきです。
By Morgon Mae Schultz
◆11:棺桶より一回り大きいカプセルホテルは眠る場所
日本には低価格で単に眠るだけの場所を提供する「カプセルホテル」が至るところにあります。主にビジネスマンや終電を逃した人たちに使用される施設であり、棺桶とさほど変わらないサイズの部屋が積み重ねられています。65ドル(約7800円)もあれば一晩を過ごせますが、閉所恐怖症の人は行かない方がベター。
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