イチローなどの日本人選手にゆかりがあるシアトルマリナーズのスタジアムツアーに行ってきました
過去にはイチロー選手・長谷川選手・佐々木選手が一時代を築き、2012年からは岩隈久志選手が在籍しているシアトルマリナーズが本拠地とするスタジアムが「セーフコ・フィールド」です。試合の行われていない日や試合前には「スタジアムツアー」が開催され、普段は入ることができないダッグアウトやロッカールームなどに入ることができるとのことなので、どんなツアーなのか参加してきました。
Safeco Field Tours | Mariners.com: Ballpark
http://seattle.mariners.mlb.com/sea/ballpark/safeco_field_tours.jsp
シアトルマリナーズの本拠地「セーフコ・フィールド」の住所は「1250 1st Avenue South Seattle, WA 98134」で、最寄り駅の「Stadium Station」へはシアトルの中心街から電車やバスで30分、シアトル・タコマ国際空港から1時間弱の場所にあります。
Stadium Stationに到着すると、すぐにセーフコ・フィールドが見えてきました。
セーフコ・フィールドの隣には「CenturyLink Field」というアメリカンフットボールやサッカーの試合を行うスタジアムがあります。
スタジアムに向かう道の広告も野球場らしいもの。
スタジアムに近づくと、センターフィールドの入り口前に「SAFCO FIELD」と書かれたロゴを発見。
当日は試合が行われていなかったので、入口は閉められていました。
チケットの自動販売機も動いていませんでしたが、ライトスタンド側のチケットセンターでは開幕戦のチケットなどが売られていました。
スタジアムツアーの受付を行っているマリナーズチームストアに向かう途中には、ビッグユニットの異名を持ち、イチローが来る前まで背番号51を付けていたマリナーズ野球殿堂に選ばれているランディ・ジョンソン選手や……
2004年のチーム在籍時に大リーグの1シーズン最多安打記録を更新したイチロー選手も。
しばらく歩くとレフト側の入口に到着。
日本人の入場者が多いためか、日本語の説明書きも貼られていました。
球場に沿って歩いていくと……
スタジアムストアを発見。スタジアムツアーの前ですが、とりあえず入ってみます。
お店の中はマリナーズのグッズがずらりと並んでいました。
Tシャツや……
マリナーズや他球団の野球帽がずらり。
日本ではあまり見かけることがない珍しいバージョンのマリナーズの帽子も売られていました。
ハローキティとコラボしたグッズも売られています。
とりあえずストアで「スタジアムツアー」のチケットを購入。料金は大人が10ドル(約1200円)、子どもが8ドル(約960円)。
ツアーの集合場所はスタジアムストアの2階。集合時間まではまだ時間があったので、スタジアムの外を歩いてみることにしました。
しばらくスタジアム沿いを歩くと、マリナーズのマスコット「マリナー・ムース」や現役選手のパネルが展示されています。
岩隈久志選手のパネルも。
ライト側も似たような雰囲気ですが、あまり装飾はされていません。
スタジアムのライト側の道は、18年間マリナーズに在籍し、数々の記録を打ち立てたエドガー・マルティネス選手にちなみ「エドガー・マルティネス ドライブ ストリート」と名付けられています。
ライト側のチケット販売所では、開幕戦などのチケットが売られていました。
時間が近づいてきたので、チームストアに戻って2階のスタジアムツアー集合場所へ行ってみることに。
集合場所である2階には、メジャーリーグの伝説的な選手のサイン入りグッズなどが売られています。
90年代マリナーズで活躍し、走攻守そろったケン・グリフィー・ジュニア選手のユニフォームが売られています。
価格はサイン入りで900ドル(約11万円)
エドガー・マルティネスのバッドは……
350ドル(約4万2000円)の価格がついています。イチロー選手のグッズは置いてありませんでした。
いよいよ集合時間になりスタジアムツアーがスタート。ガイドは来日経験もあるというスタッフのボビーさん。「ツアーでわからないことがあれば遠慮せずに聞いて下さい」とのこと。
ツアーの参加者の2~3割程度が日本人で、過去にイチロー選手が活躍し、現在も岩隈選手が在籍するチームだけに注目度が高い様子。
まずは、レフト側の階段をおりて普段は観客が入れない通路へ。
ここにもイチローの写真が。数々の記録を打ち立てたイチロー選手は、今でもマリナーズにとって伝説的な存在のようです。
裏口からダグアウトの中へ。
ダグアウト内を歩き、試合前に選手が集まるアウェーチームのクラブハウスの前へ到着。
「ここは選手の家族すら入ることができない神聖な職場で、試合時は報道陣以外の女性は絶対に立ち入り禁止」と何度もボビーさんが言っていました。
普段は入れない場所ではあるものの、今回はスタジアムツアーなので中へ入らせてくれました。
クラブハウス内には投球練習場も用意されていました。
さらに通常メディアが入ることができないエリアに入り、ロッカールームへ向かいます。
そこにはアウェーチームの監督室や……
ロッカールーム内を見学できます。案内役のボビーさんいわく「幾多の試練を乗り越えて何千人の中から選ばれたメジャーリーガーが出入りするこの場所の雰囲気を感じてほしい」とのこと。ここは実際にアウェーチームの選手が着替えを行ったり、試合前のミーティングを行う場所。
ロッカーは木製で、高級感や緊張感がある独特な空間でした。
ロッカールームの裏には簡単なキッチンが用意されており、試合前にコックに料理を作ってもらうこともあるそうです。たとえばメジャーリーガーが前もって寿司をお願いしておけば、きちんとオーダーに応えてくれるとのこと。
コーヒーはスターバックスのものが置かれていました。
ロッカールームを後にすると、グランドに向かう通路の途中にトレーニングルームを発見。
アウェーチームのダグアウトにも、イチロー選手をたたえるプレートが貼られていました。
さらに通路を歩き、いよいよグランドへ。グランドに入る前には「絶対に芝生を踏まないように」と案内役のボビーさんに注意を受けました。
グランドはシーズン前ということもあり、やや寂しい雰囲気。
スタンドにはなにやら荷物が置かれており、、シーズンに向けて準備が行われています。
アリーグ西地区のチャンピオンになった年のフラッグが掲げられていました。セーフコ・フィールドは開閉式の球場。スタジアムツアーの当日は天井が開いていました。
シアトルは曇りや雨の日が多く日照時間が少ないため、照明装置を使って芝生を人工的に照らしていました。
選手が試合中に座るベンチも、シーズン前ということもありやや寂しい雰囲気。
グランドを後にし、次はエレベーターに乗ってプレス向けの席へ。
さっそくプレスルームの中へ。
プレスルームはホームベースのほぼ真後ろに位置しており、野球を見るのにはうってつけの席。
球場内にはフリーのWi-Fiも用意されていますが、記者席には有線のケーブルや、電話も用意されていました。
室内にはアメリカのメディア向けの指定席だけでなく、日本の新聞社の席も用意されています。この後記者席を見学し、元の2階の集合場所に戻り、1時間あまりのスタジアムツアーが終了しました。
シアトルマリナーズのスタジアムツアーは基本的に試合のない日に開催されており、4月から10月までは10時30分、12時30分、2時30分の3回の開催、11月から3月のオフシーズンは12時30分と2時30分の2回の開催。試合が行われる日でも、午後6時以降のナイトゲームの場合は、10時半と12時半の回が行われます。シアトルに行く機会があり野球が好きな人なら一度はセーフコ・フィールド行ってみても良さそうです。
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