ネットサービス

Amazonが1ユーザーあたり容量50GBのクラウドベースメールサービス「WorkMail」をリリース


Amazonがメールサービス「WorkMail」を発表しました。WorkMailはAmazonのクラウドサービスAmazon Web Services(AWS)を活用したクラウドベースのメールサービスで、既存の電子メールクライアントを引き継いで使用することも可能。さらに1ユーザーにつき50GBのクラウドストレージを利用可能でカレンダー機能付きなど強力なサービスとなっています。

Amazon WorkMail
https://aws.amazon.com/jp/workmail/

Amazon WorkMail – Managed Email and Calendaring in the AWS Cloud | AWS Official Blog
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-workmail-managed-email-and-calendaring-in-the-aws-cloud/

WorkMailでは「.awsapps.com」というドメイン名が与えられます。また、既存のメールクライアントのメールアドレスを引き継いで使用することもでき、この場合はバックグラウンドでWorkMailが動作することになりますが、クラウドベースの各種サービスを利用することはもちろん可能です。


現在はお試し期間でクライアントは25名分までに制限中。しかし、1クライアントにつき与えられるクラウドストレージは50GBと巨大。WorkMailはその名の示すとおりビジネス用途を想定しており、大量の画像やドキュメントファイルをメールで送付できるようにたっぷりのストレージが用意されているというわけです。


メール(Inbox)画面はこんな感じ。


WorkMailはカレンダー機能もあります。もちろんスケジュールは共有することが可能。


WorkMailはウェブブラウザで使うクラウドメールサービスなので、PC・Macはもちろんスマートフォンやタブレット端末などインターネットに接続できる端末からいつでもどこでもアクセス可能でOutlookとの互換性も確保。送信データはSSLで暗号化されS/MIMEにも対応しています。さらに、グローバルに展開する企業を想定して、設定やデータを保存するリージョン(地域)を指定することも可能で、ActiveDirectoryのユーザー情報でWorkMailにアクセスすることも可能です。

WorkMailは1ユーザーあたり月額使用料4ドル(約470円)で50GBのオンラインストレージが利用でき、さらに月額6ドル(約700円)で200GBの追加オンラインストレージが使えます。現在はお試し期間中で、利用可能ユーザー数25人分のPreview版を30日間無料で試用できます。

Amazon WorkMail
https://aws.amazon.com/jp/workmail/


この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Amazonのクラウドサービスはソフトウェア業界で世界最速の成長速度 - GIGAZINE

サービス開始から10年を迎えたGmailの開発秘話や現在、そして今後の課題など - GIGAZINE

毎日大量に届くメールを処理するための10のテクニック「Yesterbox」 - GIGAZINE

Amazonが無料で容量無制限の写真ストレージサービス「Prime Photos」をプライム会員向けに開始 - GIGAZINE

Amazon EC2とS3からのデータ送信転送量が最大43%も値下げ、さらにAWSからCloudFrontへの転送は無料に - GIGAZINE

自分専用のWindows7環境をクラウド上に構築しネット経由でiOS・Androidなどから遠隔操作できる「Amazon WorkSpaces」 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.