世界遺産の街・クスコでアンデス模様のオーダーメイドシューズを作ってみた
ペルーやボリビアといえば可愛い雑貨の宝庫ですが、ペルーのクスコにて、アンデス模様のオシャレなシューズをオーダーメイドしてきました。
ブエナス・タルデス!(スペイン語でこんにちは)世界新聞特命記者の松田隆太です。僕は今、南米のペルーに滞在しています。この先の予定でメキシコのリゾート地カンクンやアメリカなどに行くので、少しオシャレな小物を探していました。そんな時に、ここ、世界遺産の街クスコで、革や生地を自分で選んで、世界で一つだけのオリジナル靴をオーダーメイドで作ってくれるお店があるとの噂を入手しました。
◆旅人はオシャレしにくい
旅をしていると色々な国のかわいい雑貨や服を目にしますが、なかなか買いにくいんです。理由としては、荷物が多くなる事や予算に合わないなど……。これはモロッコ雑貨、欲しかった……。
特に靴はその代表です。かさばるし、重たいし……。靴を何足も持ち歩いている旅人さんには会ったことがありません。そんなこんなで、僕も旅に出る前に購入したこのアディダスの靴一足で7ヶ月間毎日歩いてきました。
とても履きやすく愛着のある靴なのですが、なんというかオシャレではない……。ジーパンに合わせても……
カーゴパンツでも……
今後の事を考え、これはオシャレな靴を作ってもらうしかないと思い、お店に向かいます。
◆世界遺産の街を堪能しながら向かいます
クスコの街で一番有名なのは、ここ、アルマス広場でしょう。沢山の人が待ち合わせをしたり、写真を撮ったりしていました。
クスコの街は、特徴的な赤茶色の屋根がびっしりと並んでいて、とても綺麗です。
そしてインカ帝国時代に作られた石の土台。「カミソリの刃一枚通さない」と言われるほどぴったりと積み上げられています。写真は知る人ぞ知る「12角の石」。
標高が3400メートルあるクスコは、坂道が多いのも特徴の一つ。綺麗な石畳が続きます。
◆店内には沢山の飾られた靴と布
目指していたお店「HUANCA」に到着。
アルマス広場から歩いて5分ほどの位置にあります。
店内はこんな感じ。小ぢんまりとした印象です。壁には沢山の靴が飾ってあります。
そして壁際には大量のアンデスの生地が積まれています。
皮も種類豊富に置いています。
◆さっそく靴作りスタート
先ずは壁に飾ってある見本から作りたい靴のタイプと色を選びます。靴のタイプによって値段も決まります。
このブーツタイプは90ソル(約3600円)
このスニーカータイプは65ソル(約2600円)
このハイカットタイプは90ソル(約3600円)。僕はこのタイプにしました。ちなみに嫁さんも同じタイプにしたのですが、85ソル(約3400円)でした。女性だからか、ただの贔屓なのかはわかりません……。
そして色は僕の好きなティンバーランドっぽく黄土色にしました。
◆靴に合わせる生地を選ぶ
ここがこの靴作りでの重要ポイント!見本にあるように、靴に合わせる生地を選んでいきます。派手なものから地味なモノまで様々なので、悩みます……。
実際に靴に当ててみて決めます。
20分程悩んだ末、2種類の生地を使うことに。
◆足の形を測る
靴のタイプと色と生地が決まれば、後は足の形を測るだけ。ノートの上に足を乗せて、周りを線で囲んでいきます。
次に親指と小指の付け根の周囲、土踏まず辺りの周囲を測ります。これが僕の足の形です。
さぁ、これで全ての準備は整いました。2日後には出来上がるそうです。特別に見せてもらったお店の奥はこんな感じで、楽しそうに作業していました。「たくさんオーダーがあるから大変だ~」と嬉しそうに言っていました。
◆出来上がった靴を取りに行く
待ちに待った2日後、標高の高いクスコですが足取りが軽い!そして、これが完成した僕のオリジナル靴です。かわいい!
側面は青のラインをアクセントに。
正面にはペルーの象徴、リャマ。
靴の裏はこんな感じです。
嫁さんとは色違いのお揃いです。濃い目の茶色ベースに赤い靴ひも、こっちもかわいい。
靴を履いてポージング。やっぱりオシャレは足元からという言葉は本当でした。半目でもオシャレ感が漂っています。
最後にお店のおじさんと記念撮影。最後まで名前は聞き取れませんでした……スペイン語は難しいですね。
さて、いかがでしたか?オシャレな靴をGETしたことで、自信を持ってリゾート地を歩く事が出来るようになりました。これを履いてから、街中で女子からの視線も増えた気がします。これからボリビアのウユニ塩湖もシーズンに入りますので、ぜひペルーにも立ち寄って、自分だけのオリジナル靴を作ってみてはどうですか?
文・取材:松田隆太 http://matsuda-cho.com
監修:世界新聞 sekaishinbun.net
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