ネットサービス

リアルタイムで全世界を舞台にしたサイバー戦争がものすごい勢いで起きている様子が分かる「IPViking Live」


北朝鮮による関与が濃厚になったソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントを巡るサイバー攻撃が世界中で大きな話題になり、あらためてサイバー攻撃の恐ろしさが明らかになっています。そんな世界中あちこちで発生しているサイバー攻撃をリアルタイムで観測できるサービスが「IPViking Live」です。

Norse - IPViking Live
http://map.ipviking.com/

Watch cyber warfare in real time with this fascinating map | Polygon
http://www.polygon.com/2014/12/23/7443031/watch-cyber-warfare-real-time-with-map

これがIPViking Liveのページ。サイバー攻撃のリアルタイム情報がこのページに詰まっています。


画面の左上にある「ATTACK ORIGINS」は、サイバー攻撃を仕掛けている国がアタックの多い順に表示されます。


画面の右上にある「ATTACK TARGETS」は、サイバー攻撃を仕掛けられている国がアタックされている数とともに表示されます。


画面の下には左から順に、「TIMESTAMP(アタック開始時間)」「ORGANIZATION(アタックを仕掛けている組織)」「LOCATION(アタックを仕掛けて場所)」「IP(IPアドレス)」「LOCATION(アタックされている場所)」「SERVICE(アタックされているサービス名)」「PORT(アタックされているポート番号)」がリアルタイム表示されています。めまぐるしく更新される情報に、サイバー攻撃の多さを実感できます。


画面の右下にはアタックされているサービス・ポート番号が多い順にランキングされます。


下のサムネイル画像をクリックするとGIFアニメーション(約2.9MB)が開きます。リアルタイムのサイバー攻撃がどれだけ多いかが直感的に理解できるはず。


世界中で発生しているサイバー攻撃を眺めていると、ほとんどのアタックが中国からアメリカに向けて発生していることがよく分かります。また、「ソニー・ピクチャーズを攻撃した」とアメリカ政府に名指しされた北朝鮮発のアタックも多いことがよく分かります。


しかし、中にはアフリカ大陸の南側からの攻撃も。場所的にはノルウェー領・ブーベ島のようですが、一体誰がアメリカを攻撃しまくっているのかは謎。


IPViking Liveは世界50カ国を超える国・地域の200以上のデータセンターからの情報に基づいて、リアルタイムで発生しているサイバー攻撃を表示しており、毎日150TB以上のデータを処理しているとのこと。なお、IPViking Liveで確認できるサイバー攻撃は、目立ったごく一部に過ぎず、世界ではもっと多くのサイバー攻撃が発生しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ずさんなパスワード管理体制だったソニー・ピクチャーズへのサイバー攻撃は従業員の家族が脅迫を受ける事態にまで発展 - GIGAZINE

中国政府がiCloudにサイバー攻撃をしかけiPhoneユーザーを監視していると報じられる - GIGAZINE

スパム件数減少の一方でサイバー攻撃が増加しているネットセキュリティの現状を示す「2013 Internet Security Threat Report」公開 - GIGAZINE

eBayがサイバー攻撃を受けてパスワードなどの顧客情報が流出 - GIGAZINE

サイバー攻撃が相次ぐ中でハッキング被害に遭わないためのポイントとは - GIGAZINE

サイバー攻撃に繋がったエストニアの電子投票システムが持つ脆弱性とは - GIGAZINE

マルウェアを使用して大金を盗み出した複数のウクライナ人ハッカーが初出廷 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.