秋田名物稲庭うどんの食べ比べなど郷土料理を楽しみつつ、ご当地キャライベント「ヨジロックフェスティバル2014」を見に行ってきた
ご当地キャラはさまざまな地方のイベントに参加し、自身の地元のアピールをする活動を行っていますが、キャラ同士の交流が深いほど息の合った楽しいステージを見ることができます。「京都の福知山で行われたイベント」に集まったキャラたちが今回は秋田に集合、ナカイチ祭2で行われたご当地キャライベント「ヨジロックフェスティバル2014」の様子をまとめてみました。
ナカイチ祭2
http://akita-nakaichi.com/fes/
場所は、秋田県秋田市中通1丁目4-3「エリアなかいち」です。
秋田駅から会場へ向うアーケードには、8月3日~6日に行われる「竿燈まつり」で使用される竿燈が置いてありました。
会場の入り口には「エリアなかいち」のマスコットキャラクター「与次郎」の石像が飾られています。
着ぐるみにするとこんな感じ。今回のイベントは与次郎の2歳の誕生日イベントとして開催されました。
ステージにキャラたちが集まり開会式が始まりました。カパル(公益財団法人志木市スポーツ文化振興公社)は観客席でお客さんと一緒に見学しています。
司会はヤポンスキーこばやし画伯さん。
司会のアシスタントとして(社)日本ご当地キャラクター協会の荒川代表理事が参加しています。
さらにはゆっふぃー(寺嶋由芙)も参加しており、本人のステージも行われるとのこと。
ちびゴーヤ(京都府福知山市)ちゃんが与次郎のために、「ハッピバースデ-、トゥーユー」とお祝いの歌を歌います。
開会式が終了し、キャラたちは思い思いの行動へ、カパルはきゅうりを取り出し……
スコップ戦士ジャミセリオン(秋田県湯沢市)にきゅうりを振舞います。
ヤポンスキーこばやし画伯さんが一生懸命司会をしている横で、ゴーヤ先生(京都府福知山市)はくつろいでいます。
転げ回るゴーヤ先生に突っ込みを入れたりと、MCと息の合ったやりとりが見られるのもご当地キャライベントの面白いところです。
みっけ(大阪府枚方市樟葉)は与次郎のマークが書かれている前掛け風の衣装を着ています。
ステージではゆっふぃーのライブが始まりました。
うなりくん(千葉県成田市)はミュージックビデオ「#ゆーふらいと」に参加しているなどの縁もあり、応援に駆け付け一緒に踊ります。
さらにその後ろでは、ゾンベアー(北海道小樽市有限会社ハシエンダインターナショナル)が内臓を振り回してノっています。
ニャジロウ(秋田県ニャッパゲ)も地元とあって気合の入ったコス、ゆっふぃーとそっくりです。
カッパのコタロウ(東京都墨田区北十間川)も現れて一緒に踊るのですが、頭が大きすぎでステージで踊っているゆっふぃーが見えなくなってしまいました。
落ち武者くん(宮城県大崎市岩出山)は椅子に座ってライブを見守ります。
物販ブースを見て回ると、プリンターで爪に絵を印刷できる機器「オートネイル」を使ってご当地キャラのネイルアートができるコーナーを発見。
指を固定し、印刷する場所を設定すると準備完了です。
爪の上をプリンターのヘッダが左右に行ったり来たり、少しずつ絵が浮かびあがってきました。
手描きだと面倒な作業もプリンターだとすぐに仕上がります。
この日参加しているキャラたち全員分のデザインが用意されていました。
ステージでは秋田のご当地アイドルグループ「pramo(プラモ)」のライブが始まっています。
途中からキャラたちも参加して一緒に盛り上がりました。
この日のイベントは「野外音楽フェスティバルのようなイベントにしたい」という、やなぎはらともみさん(秋田市ネコヤナギデザイン事務所)を中心とする地元スタッフたちによる企画で行われています。
DJブースもありました。ニャジロウDJ登場。
物販ブースを見ると長い列ができていますが、ご当地キャラのブースではありません。
デザイナーのMINTさん(MINT NeKO)のブースでした。ふなっしー(千葉県船橋市)とのコラボやゴールデンボンバーの歌広場淳さんとのコラボ「ねこじろう」など、やなぎはらともみさんと同じく猫が好きということで今回のイベントに呼ばれ参加しています。
ステージではキャラの紹介や記念撮影が行われているのですが……
「面白い記念撮影をしよう」ということで、縦にキャラを整列させてEXILEの振りのまねをさせていました。
ステージが終わると会場でファンとの触れ合いが始まります。この日のメロン熊(北海道夕張市)は初期のバージョンの優しい顔のメロン熊でした。
ここでお昼が近づいてきたので、秋田名物の稲庭うどんのお店に寄ると、生麺と乾麺の味比べという商品があったので注文してみました。
こちらは生麺です。断面は丸く細めのうどんでコシがあります。
この生麺を薄く伸ばして乾燥させたものが乾麺となります。乾麺は薄く平べったい断面で箸で持った感覚も軽い感じがします。コシは無いものの食べやすく、量はこちらの方が多くいけそうです。
生麺を提供しているお店は少ないとのこと。地元ならではの貴重な体験ができました。
再びステージを見に行くとスコップ戦士ジャミセリオン(秋田県湯沢市)が登場しています。
まずはスコップ三味線をチューニング。
「タンタンタカタン、タタタタン」とバチを当てて演奏します。
曲の盛り上がりと共にパフォーマンスも激しくなり大ジャンプを披露。
スコップをたたく音が会場中に響き渡るという独特のライブでした。
祭りも終盤へ、MINTさんとヤポンスキーこばやし画伯さんによるトークショーが行われている間にGCB47(石田洋介さんが率いるご当地キャラバンド)の仲間が集まってきます。
カパルはトークショーの途中でも構わずこばやし画伯をいじっていました。
GCB47の演奏が始まります。
ゴーヤ先生は福知山のイベントに続いての飛び入り参加でキーボードを担当します。
MINTさんもベースで参加し、GCB47のフルメンバーと2人のゲストという豪華なバンド構成になりました。
楽器を担当しないキャラは踊りで参加しています。
最後にこの日の主役である与次郎もギターで参加して三百六十五歩のマーチの演奏が行われました。
最後は出演者全員で記念撮影です。
ステージのイベントは終わりましたがまだまだ会場に残っているキャラたち。細身の優しそうなメロン熊は頭が割れています。
戸越銀次郎(東京都品川区戸越銀座商店街)は機材の片付けを手伝っていました。
みっけはMINTさんのグッズを買っており、自由に動き回るキャラたち。
エレベーターで控室に戻って行くキャラたちを見送って、ご当地キャライベントは終了しました。
夕飯は郷土料理を食べてみようとかまくらの郷に寄ってみます。
きりたんぽの原型のみそつけたんぽは、少し焦げる程度にあぶられたご飯が香ばしく、これだけでもお腹いっぱいになりそうなボリュームです。
秋田県産岩カキ
地酒は「辛めでお勧めのものを」と店員に聞くと刈穂を薦められたので注文してみました。
馬刺し
比内地鶏の鶏皮
あきたこまち100%のおむすびを注文して締めます。
精算をしているとなまはげが背後を通り過ぎて行きました。
このお店では呼び込みをするなまはげが見られます。
帰りの秋田空港のロビーを「名残り惜しい」と思いながら歩いていると、「おなごりホン」を発見しました。これは空港で旅立つ人と見送る人が厚いガラスで隔てられていても会話ができるようにと空港が用意したものです。しかし、一人旅では見送ってくれる人がいないため役に立ちませんでした。
ご当地キャラにはキャラ同士の交流によって、それぞれの地元のイベントにお互いのファンを誘致することができるというパワーがあります。その地方でしか活動できないが、とても面白いパフォーマンスを見せてくれるキャラはたくさんいるので、遠征先に宿泊すれば、その土地のおいしい食材を味わうことも可能。旅をするきっかけとして興味のあるキャラを追い掛けてみてはどうでしょうか。
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