軽すぎて薄すぎる「Xperia Z2 Tablet」のタブレット1週間生活でわかったこととは？

2014年5月31日から販売されている、SONYの新タブレット端末「Xperia Z2 Tablet」の魅力の1つは、10.1インチタブレットとしては世界最薄で最軽量ということですが、他にも使い込むことで楽しめそうな魅力がたくさん詰まっています。ということで、「Xperia Z2 Tablet」を実際に1週間ほど使い込んで、どれほどすごいのか、実際に体験してみました。

Xperia（TM） Z2 Tablet | Xperia(TM) Tablet | ソニー
http://www.sony.jp/tablet/products/Z2/

こちらがXperia Z2 Tabletです。

Xperia Z2 Tabletの最大の特徴とも言えるのが、約426gという本体の重さと、約6.4mmの薄さ。数字ではピンとこないかも知れませんが、手に持ってみるとそのサイズ感に「本当に実機なのか？モックではないのか？」と思ってしまうほど。

Xperia Z2 Tabletを左手に、iPad Airを右手に持ってみると、iPad Airが重く感じてしまいます。iPad Airは約465gなので、Xperia Z2 Tabletとの差は約40g。たった40gといえど、手に持ってみるとその差は歴然です。

Xperia Z2 TabletをiPad Airやその他のタブレット端末と比較しまくった様子は、下記の記事から確認できます。

ソニーの世界最薄・最軽量タブレット「Xperia Z2 Tablet」をiPad Airなどのライバル機と比較してみた - GIGAZINE

片手でも軽々持ててしまうXperia Z2 Tabletは、女性の使用にも適していそうです。さすがに「ずっと片手で持っていても大丈夫」というわけではありませんが、両手で持ちながら、時折片手持ちで操作する、といった使用は全く問題ありませんでした。

プリインストールされている「Chrome」でブラウジングしてみたらこんな感じ。やはり10インチの大画面だと、かなり見やすいことを実感します。

寝転がって使ったり……

こんな体勢で15分くらい使用しても「腕がだるくなる」ということはありませんでした。

Xperia Z2 Tabletでレシピを見ながら料理をつくるといった使い方もアリ。

次は、「Xperia Z2 Tabletで新聞を読んでみよう！」ということで、Google Playから「産経新聞」をインストール。

新聞を縦画面で表示させるとこんな感じ。見出しが何を書いてあるのか一目でわかるので、求めている情報を探しやすいです。

見出しを見て気になったら、ピンチしてズーム。

横画面表示だと少し文字が小さくなりました。

見開きを表示すると、さすがに小さい文字を識別することはできませんが、見出しからコンテンツの内容は理解できます。

これなら、新聞も楽々読めそうです。

Xperia Z2 Tabletのディスプレイ解像度は1920×1200であることや、10インチという大きい画面はムービーを見るのにも最適。家の中だけでなく、外でも大画面でムービーを楽しめます。

実際にXperia Z2 Tabletでムービーを鑑賞している様子は下記から確認できます。

Xperia Z2 Tabletでムービー鑑賞 - YouTube


Xperia Z2 Tabletでムービー鑑賞したり動画コンテンツを再生するなら、「Bluetoothスピーカードック」がオススメです。

ソニーストアで税抜き1万5000円で販売されているBluetoothスピーカードックは、Xperia Z2 Tabletを充電しながら、操作したりムービーを再生したりすることが可能。

本体の両側に搭載されたスピーカーで質の高い音を楽しめます。

Xperia Z2 Tabletとの接続方法もシンプル。「Bluetoothスピーカードック」の天面にプリントされた「N」の部分に……

Xperia Z2 Tabletの背面にある「N」を重ね合わせるだけで接続できます。

重ね合わせたら、Xperia Z2 Tabletがブルッと震えて画面に「ペアリングしますか？」と表示されるので、「はい」をタップして、接続完了。

接続したら、Xperia Z2 Tabletを差し込むだけで、少し小さめのテレビのような使い方ができます。

これなら、食事中でもアニメを見放題というわけ。

Xperia Z2 Tabletの魅力はサイズやムービー再生だけにとどまりません。音楽再生にも力が入れられていて、本体の両サイドについたスピーカーで立体感のある音を楽しめるとのこと。試しに、プリインストールされているアプリ「WALKMAN」で音楽を聴いてみます。

Xperia Z2 Tabletで音楽がどのように聞こえるかは、下記のムービーから確認できます。

Xperia Z2 Tabletで音楽鑑賞 - YouTube


Xperia Z2 Tabletのスピーカーは、音量を上げると高音が割れてしまうこともあり、普段から良質なスピーカーで音楽を聞いていると、物足りないと感じますがタブレット端末としてはレベルはかなり高めです。

次は、「Bluetoothスピーカードック」を使用して音楽を聴いてみます。その様子は下記のムービーから確認可能です。

Xperia Z2 TabletにBluetoothスピーカードックをつけて音楽を聞いてみた - YouTube


Bluetoothスピーカードックの音質はかなり高く、Xperia Z2 Tabletを音楽プレイヤーとして使うのに問題ない感じです。

Xperia Z2 Tabletの背面に搭載されているカメラは、810万画素でソニーのデジタルカメラからセンサー技術を受け継ぐ裏面照射積層型CMOSセンサー Exmor RS for mobileを採用……といってもあまりよく分からないので、500万画素のリアカメラ搭載のiPadと比べてみます。

カメラのUIはこんな感じ

撮影モードには「プレミアムおまかせオート」や「マニュアル」「背景ぼかし」などさまざまなモードがあります。

シーンセレクションは「ソフトスナップ」や「風景」、「美肌」など、全部で8種類。

Xperia Z2 Tabletの「プレミアムおまかせオート」で撮影したのが上、iPad Airで撮影したのが下の写真です。Xperia Z2 Tabletで撮影した写真のほうが、光をはっきりと捉えていて、鮮明であることがわかります。

次は室内で撮影してみました。上がXperia Z2 Tabletで下がiPad Airで撮影したものになります。Xperia Z2 Tabletの方はが少し暗いのが気になるところですが、赤色がはっきりと出ています。

接写にもチャレンジ。上がXperia Z2 Tabletで、下がiPad Airで撮影したものです。Xperia Z2 Tabletのほうが画質は明らかに上。

Xperia Z2 Tabletは防水・防塵。ということで、お風呂で使用してみました。

恐る恐るお湯につけてみましたが、故障することもなく、安心してお風呂でもタブレット生活を送れます。温かいお湯につかりながら、ブラウジングを楽しむもよし、ムービーを見るもよし、音楽を聴いてリラックスするもよし。

ソニー製のブルーレイディスクレコーダーと連携させれば、外出先でもXperia Z2 Tabletをテレビ代わりにして視聴できる「外からどこでも視聴」という機能があるのですが、残念なことに自宅のレコーダーは年季が入りすぎていたため、サービスに対応していませんでした。また、「nasne」やソニー製ブルーレイディスクレコーダーに録画したテレビ番組をXperia Z2 Tabletで見られる「ワイヤレスおでかけ転送」という機能もあります。しかしながら、こちらも自宅のレコーダーは未対応。今回は試すことができませんでしたが、両機能ともかなり魅力的な機能になっていそうです。

「外からどこでも視聴」は、BDZ-ET2100・ET1100・ EW1100・EW510・E510のみ対応。「ワイヤレスおでかけ転送」は対応機種が多く、BDZ-EX3000・BDZ-ET2000・BDZ-ET1000・BDZ-EW2000・BDZ-EW1000・BDZ-EW500・BDZ-E500(B/W)となっています。

世界最軽量・最薄を実現した「Xperia Z2 Tablet」は、サイズ感だけでなく、ムービー・音楽再生や防水・防塵、カメラ機能など至るところにソニーならではのこだわりが見られます。実際に1週間使ってみると、家の中でも便利に使えてしまう上にポータビリティも高いので、PCやスマートフォンを触る時間が激減。Xperia Z2 Tabletは、「タブレットなんかなくてもノートPCがあれば十分」といった人をタブレット生活にのめり込ませるだけの潜在能力を秘めており、また、現在タブレット端末を使用している人にもオススメできるデバイスに仕上がっています。