世界最薄・防水防塵・6インチタブレット「Xperia Z Ultra」Wi-Fiモデルを1週間使い倒してお風呂にも持ち込んでみました
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/00-top_m.jpg)
※ソニーはお風呂での使用を推奨していません
ソニーが本日発表した「Xperia Z Ultra」のWi-Fiモデルを事前に借りることができたので、さっそく1週間くらい使ってみました。6インチ以上の液晶サイズのタブレット製品として「世界最薄」の上に高い防水・防塵性能を誇るXperia Z Ultraは、シーンを選ばないオールマイティな端末でした。
Xperia(TM) Z Ultra | Xperia(TM) Tablet | ソニー
http://www.sony.jp/tablet/products/Z_ultra/
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/xperiazultra_m.png)
Xperia™ Z Ultraサロン | Xperia™ Tablet | ソニー
http://www.sony.jp/tablet/Z_ultra_salon/
◆外観チェック
これがXperia Z Ultra(Wi-Fiモデル)。液晶ディスプレイは6.4インチ(1920×1080)で、「ファブレット」と呼ばれるサイズ。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a01_m.jpg)
カラーはブラック。背面にガラスを採用しており高級感は抜群です。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a02_m.jpg)
詳しく見ていきます。写真左から、近接センサー、フロントカメラ。「SONY」のロゴの上にはスピーカー。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a03_m.jpg)
天面にはセカンドマイク。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a06_m.jpg)
左側面中央には、マグネットチャージングドック用接触端子。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a07_m.jpg)
上部にmicroUSB端子。防水性能を保つためのキャップカバーつき。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a08_m.jpg)
底面には、スピーカー。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a09_m.jpg)
ストラップホールもあります。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a10_m.jpg)
右側面には、イヤホンジャック、電源キー(兼画面ロックキー)、音量キー。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a16_m.jpg)
イヤホンジャックの直径を考えると、これ以上薄くするのは難しいぎりぎりのレベル。イヤホンジャックはキャップなしですが、IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を備えています。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a13_m.jpg)
イヤホンジャック横のカバーをはずすと、IMEIタグとmicroSDカードスロット。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a14_m.jpg)
IMEIタグはこんな感じで引き出せます。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a15_m.jpg)
音量キーは、カメラモードではシャッターキーとしても機能します。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a17_m.jpg)
背面上部には810万画素のリアカメラ。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a18_m.jpg)
◆比較
ソニーはXperia Z Ultraをスマートフォンやファブレットではなく「タブレット」と表現しています。そこで、7インチサイズクラスのタブレット端末として人気のNexus 7(2013年モデル)とiPad mini(Retinaディスプレイモデル)と比較してみました。
写真は左から、Xperia Z Ultra、Nexus 7、iPad mini。並べてみると、横幅がかなり違うことが分かります。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a19_m.jpg)
重ねてみるとこんな感じ。Xperia Z Ultraのスリムさは頭一つ抜けています。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a21_m.jpg)
「世界最薄」をうたうXperia Z Ultraは薄さ0.65センチで、iPad miniよりも薄いことが分かります。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a22_m.jpg)
世界最薄のXperia Z Ultraは、その薄さのおかげで重さ210g(実測)。これは、Nexus 7(290g)とiPad mini(331g)と比べても圧倒的な軽さ。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/d03_m.jpg)
3台ともディスプレイの明るさを最大にした状態でGIGAZINEのトップページを表示してみるとこんな感じ。Xperia Z Ultraはこの中では最も暗く、どちらかというと青みの強いNexus 7よりもiPad miniに近い色味です。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a24_m.jpg)
明るさを最小にしたところ。Xperia Z Ultraが最も明るいようです。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a25_m.jpg)
明るさを自動調整するとこんな感じ。こうしてみると、端末間で明るさには大きな違いがあることが分かります。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/a26_m.jpg)
◆操作感
さっそくXperia Z Ultraを触りまくることにします。
「Xperia Z Ultra」でブラウジングするとこんな感じ - YouTube
操作してみた印象は、快適そのもの。画面の切り替えやブラウジングでのサクサク感はまったく不満のないレベル。Xperia Z Ultraは、スマートフォン「Xperia Z1」とほとんど変わらない体感速度であり、現状のAndroid OS端末では動作は最速の部類に位置づけられそうです。
◆プリインアプリ
「ソニーと言えばウォークマン」というわけで、Xperia Z Ultraには「WALKMAN」アプリがインストールされています。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c01_m.png)
タブレット本体の内蔵メモリやSDカードメディアにMP3ファイル形式の音楽データを入れればタブレット端末はウォークマンに早変わり。アルバムのジャケットもバッチリ表示されます。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c02_m.png)
Xperia Z UltraのWALKMANアプリの秀逸なところは、再生している音楽をホーム画面にカードデザインのウィジェットで表示できる点。使ってみるとこのウィジェットが予想以上に便利で、思いのままに曲を停止させたり再開させたりできます。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c03_m.png)
Xperia Z Ultraには「FMラジオ」アプリも用意されています。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c04_m.png)
イヤホンを挿さずにアプリを起動するとこのようなアラートが表示されます。ヘッドセットをラジオアンテナとして機能させる仕組みとなっています。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c05_m.png)
地域設定で「日本」を選択するだけで、自動的にチューニングされ、FMラジオを簡単に楽しむことができます。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c06_m.png)
Xperia Z Ultra(Wi-Fiモデル)には、「Wi-Fiチェッカー」という名のアプリがあり……
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c07_m.png)
Wi-Fiの状況を一発で把握できるようになっています。ネットにつながらないというトラブルが起こった場合の原因究明に役立ちそうです。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c08_m.png)
その他にも「産経新聞」「COOKPAD」「Yahoo!Japan」「NAVITIME」などのアプリがプリインストールされています。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c09_m.png)
試しに「産経新聞」アプリをタップ。どうやらXperia Z Ultra(Wi-Fiモデル)では半年間無料の特典がついているようです。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c10_m.png)
一面を表示させるとこんな感じ。Xperia Z Ultraのディスプレイは16:9なので下に黒い余白が生じます。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/c12_m.png)
4:3という珍しい画面比率で一部のマニアに人気の5インチスマートフォン「Optimus Vu L-06D」(右)と比較するとこんな感じ。画面比率のせいで表示される大きさはそれほど変わりませんが、文字のくっきり具合は明らかにXperia Z Ultraが上。それほど拡大することなく新聞が読めそうです。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/d01_m.jpg)
◆防水性能チェック
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/d02_m.jpg)
Xperia Z Ultraは、IPX5/8相当の防水性能を備えるとのこと。一般にIPX8に対応していれば水に沈めてもOKとされています。そこで、Xperia Z Ultraの防水性能をチェックするべく、YouTube動画を再生した状態で洗面器の水の中に入れてみました。Xperia Z Ultraが持つ強力な防水性能は以下のムービーで確認できます。
「Xperia Z Ultra」の防水性能を試してみた - YouTube
![](https://img.youtube.com/vi/EgJ3Ibbew68/maxresdefault.jpg)
高い防水性能が確認できたので、Xperia Z Ultraをお風呂に持ち込んでみました。
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/b04_m.jpg)
Xperia Z Ultraにはタブレット前面上部と底面にスピーカーが搭載されているため、風呂場でもクリアーな音でムービーを楽しむことが可能です。ただし、IPX5/8の防水性能はあくまで常温の水を対象にしているため、お風呂で使う場合には注意が必要です。
※ソニーはお風呂での使用を推奨していません
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/b05_m.jpg)
◆Xperia Z Ultra W-Fiモデル スペック一覧
・OS:Android 4.2
・プロセッサ:Qualcomm APQ8074(最大2.2GHz)
・メモリ:2GB
・ディスプレイ:6.4インチ(1920×1080)
・ストレージ:32GB
・リアカメラ:810万画素
・フロントカメラ:220万画素
・Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠
・防滴性能:IPX5/8相当
・防塵性能:IP5X相当
・バッテリー駆動時間:音楽再生時100時間、ビデオ再生時7時間、Wi-Fi Web閲覧時6.5時間
・ビデオコーデック:H.263、H.264 AVC、MPEG-4、VP8対応
・オーディオコーデック:AAC、HE-AAC(v1/v2)、MP3、MIDI対応
・その他:GPS機能、Bluetooth 4.0、NFC、microSDカードスロット
・サイズ:横9.2センチ×縦17.9センチ×厚さ0.65センチ
・重さ:212g(公称値)
◆使ってみた感想
Xperia Z Ultraは、成人男性ならば片手でホールドできる横幅でかつ約210gと軽量なので、7インチクラスのタブレットの中ではダントツの持ちやすさと言えます。横幅もパスポートサイズに収まっており、ポケットに入るため携帯性も十分。
操作性はすこぶる快適で、安定したネット環境さえあればストレスに感じることはほとんどありませんでした。そして、6.4インチの大画面にもかかわらずバッテリーの持ちも十分実用的。よほどハードな使い方をしない限りバッテリーが1日持たないという心配はなさそうです。
ただ、ガラス素材を使ったフラットなデザインは「世界最薄」という薄さも相まって、長時間、片手で操作すると手が痛くなることがありました。また、ガラスゆえに「指紋」との終わりのない闘いは避けられません。しかし、ガラスを採用したデザインは高級感にあふれており「所有欲」を満たしてくれることは間違いのないところです。
大型化を続けるスマートフォンですが、携帯性やホールド性を考えると6インチが限界と考えられます。Xperia Z Ultraは、その限界に挑戦したソニーの野心作であり、6.4インチという選択はスマートフォンとタブレット端末のイイトコ獲りを狙った絶妙のサイズだと言えそうです。
Xperia Z Ultraは、市場推定価格5万1800円、カラーはブラック・ホワイトの2色展開で、2014年1月24日(金)に発売される予定です。なお、ソニーストアでは本日1月22日10時から先行予約販売が開始されており、ソニーストア限定カラーのパープルを選ぶことができます。
Xperia(TM) Z Ultra│ Xperia(TM) Tablet - ソニーストア
http://store.sony.jp/Special/Tablet/Xperiatablet/Z_ultra/index.html
![](https://i.gzn.jp/img/2014/01/22/xperia-z-ultra-review/sony_m.png)
・関連記事
6.4インチの大画面を搭載したauの「Xperia Z Ultra」速攻フォトレビュー - GIGAZINE
軽量化&パフォーマンスも向上した新「Nexus7」をムービー&フォトレビュー - GIGAZINE
ついに出た「iPad mini Retinaディスプレイモデル」速攻フォトレビュー、薄さや軽さはこんな感じ - GIGAZINE
ムービー再生機にピッタリな「Xperia Z1 SOL23」を1週間触りまくってみた - GIGAZINE
ソニーの最新技術を搭載した「Xperia A SO-04E」速攻フォト&ムービーレビュー、カメラキー・防水防じん・ワンセグ・おサイフ・NFC・赤外線搭載 - GIGAZINE
世界最薄・最軽量の13.3型電子ペーパー端末をソニーが12月に販売開始 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in レビュー, モバイル, ハードウェア, 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article World's thinnest · waterproof dustproof….