ソフトウェア

Appleが開発中の「カーナビiOS」最新画面デザイン、公式マップアプリ騒動のリベンジなるか?


2013年9月にリリースされたAppleのiOS 7には、今後のバージョンで車載向けの機能が追加されることが公表されていますが、その開発中の画面が明らかにされています。

Developer activates Apple’s upcoming iOS in the Car system, shows different interface | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2014/01/21/developer-activates-apples-upcoming-ios-in-the-car-system-shows-new-interface/


Developer screenshots may show off Apple’s “iOS in the Car” progress | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2014/01/developer-screenshots-may-show-off-apples-ios-in-the-car-progress/

iOS in the Car」と呼ばれる車載向けiOS 7の画面左に表示されているサイドバーには、時刻表示のほかにiPhoneと同じデザインのホームボタンと、最上部にはこれまでに見られなかったデザインのアイコンのようなものが表示されています。地図データはiOS 7に標準で搭載されているものと同じタイプのものが使われているようです。


地図を3D表示するとこんな感じ。「3D」アイコンが表示されていることから、建物の形状を立体表示する機能があるのかもしれません。この画像を見る限り、iPhone 5と同じぐらいの小さめの画面で開発が進められているようですが、実際のサイズについては明らかになっていません。


車載向けならではの「運転中は実際の道路標識と道路状況に注意してください」といった安全警告画面が追加されています。


アプリ一覧と見られる画面がこちら。まだ開発中のためマップしか表示されていませんが、実際のリリース時にはさらに多くのアプリが追加されるものと思われます。


以下はiOS 7の発表時に公表された画面イメージです。サイドバーの有無やホームボタンの位置などが変更されているのがわかります。


iOSを搭載していることから、もちろん車内通話も搭載されることになりそうです。通話はもちろん、メールの読み上げ機能やSiriに話しかけることでメール返信や音楽のコントロールなども可能になる見通しです。


また、この車載iOSに対しては、すでにアキュラ(ホンダ)やフェラーリ、ヒュンダイやメルセデスなど複数のメーカーからの関心が寄せられており、2014年モデルへの搭載を検討しているメーカーもあるとのこと。

なお、2012年9月にAppleのCEOティム・クックがiOS6/iPhone5のマップについて謝罪し、Googleマップなどの使用を推奨するという事態に陥りましたが、その最大の原因は「自動車運転時における音声ガイドのナビ機能をGoogleが搭載する気がなかったため」であり、自社ですべてをコントロールしたいAppleは独自地図アプリ作成に踏み切ったという次第なので、今回のカーナビとしても使える車載iOSはAppleにとってその執念が実るかどうかの正念場である、というわけです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
カーナビのようにNexus 7は使えるのか実際に車を走らせて試してみました - GIGAZINE

iPhoneのカメラで映した街並の中に目的地までの道筋を描いてナビしてくれるアプリ「MapFan eye」を実際に使って歩いてみました - GIGAZINE

Appleが本当に作りたかった立体的なマップを具現化したかのようなアプリ「Recce」 - GIGAZINE

Googleマップでどの道がどれぐらい混んでいるか交通状況の確認が可能に - GIGAZINE

iPhoneソフトウェア担当上級副社長が辞任、マップ問題による事実上の更迭か - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア,   乗り物, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.