ハードウェア

世界でわずか6台のみ現存する「動くApple I」が実際に動作するムービー


1976年7月にApple Computerが発売したApple Iは後に繁栄を遂げるAppleの最初の第一歩となるマシンです。666ドル66セント(当時のレートで約20万円)という価格で発売されたApple Iですがセールス的にはイマイチだったこともあり、総生産台数は200台以下と言われています。2014年時点で世界に現存するApple Iは50台前後、そのなかでも当時のままに動作する完動品となると世界でわずか6台だけと言われており、マニアの間では究極のレアアイテムと化しています。そんなApple Iが実際に動作し、さまざまなプログラムやグラフィックを表示させるムービーが公開されています。

Original Apple 1 setup - demo of a working piece of history - YouTube


机の上に広げられたApple Iと周辺機器など。左上のブラウン管モニタや右下のカセットテープ式ストレージが時代を感じさせます。


このApple 1は、世界でも6台しかないという稼働可能な個体のひとつだということ。


基板上には「Apple Computer 1」の文字。


Apple 1はパーツを基板に実装しただけの状態で販売されていたため、外部記憶用のテープデッキはもちろん、キーボードや電源ユニットまでもが別売り、もしくは自作が必要というモデルでした。


テーブル左には、スティーブ・ウォズニアック氏のサインが入ったマニュアルなど。


そして外部出力用のブラウン管モニタ。これも別売りのものを自分で手配する必要がありました。


まずはマニュアルに掲載されているシンプルなテストコードを走らせて、全てのアスキー文字を画面に表示させます。まずはモニタの電源をON。


次に電源スイッチをON。むき出しのトランスから発せられる「プゥーン」という音が懐かしさを感じさせます。


モニタに表示される文字列は、メモリをクリアしている時に表示されるものとのこと。


準備が整ったら、マニュアルに掲載されているコードをぽちぽちと手入力。


無事に文字が表示されました。


次に、画面に「Hello World」と表示させてみます。


ぽちぽちとコードを入力して実行させると……


画面に「HELLO WORLD」と表示されました。


カセットに保存されたBASICを実行してみます。実行用のコードがカセットのラベルに記載されているのがわかります。


そのコードをぽちぽち入力し……


タイミングを合わせてプレイヤーの再生スイッチをガシャッと。


BASICが起動するまで30秒程度かかります。


BASICの起動準備が完了。こちらもカセットに記載されていた「E000R」と入力するとBASICが立ち上がります。現代のPCと比べると、なんと手間のかかることでしょう。


BASIC上でプログラムを実行してみます。数字を1から順にストップさせるまで表示し続ける無限ループプログラムを入力。


「RUN」と入力してEnterを叩くと、のんびりした勢いで数字が表示されていきました。


カセットはもう1本あります。こちらは画面にグラフィックを表示させるデモプログラム。本来は「Graphics」のはずのスペルが、なぜか「Grafics」と表記されています。


こちらも同じようにデータを読み込ませ……


コードを入力して実行させます。


すると、画面いっぱいに文字が表示されだして……


スティーブ・ウォズニアック氏の顔が、文字の濃淡を利用して描かれました。


そしてさらにもう1人の人物が表示され始めました……続きはムービーにて。


後継機として成功を収めたApple IIと比較して売上的にはイマイチだったApple Iですが、Appleの礎となったモデルとしてレアなコレクターアイテムと化しており、世界各地のオークションでは数百万円から数千万円という価格で取引されることもあるほど。2012年12月には約5280万円で落札されています。

Apple Iの動作品がオークションにかけられ5000万円以上で落札

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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