サポート切れまで残り1週間しかないWindows XPのシェアは依然高いことが判明

By Timothy Tsui

日本時間で2014年の4月9日をもって、Windows XPのサポートが終了します。2001年のリリースから高い支持を得てきたこのOSが、サポート終了目前の現在も27.69％ものシェアを確保していることが明らかになっています。

One week before supports ends, Windows XP still installed on 27.69 percent of PCs - Neowin
http://www.neowin.net/news/one-week-before-supports-ends-windows-xp-still-installed-on-2769-percent-of-pcs

Windows 7 Outgains Windows 8 and 8.1 Again, Windows XP Above 27%
http://thenextweb.com/microsoft/2014/04/01/windows-7-outgains-windows-8-8-1-market-share-windows-xp-still-27/

PCやモバイル端末のOSやブラウザの市場シェア率を調査し公開しているNetMarketShareの調査によると、2014年3月におけるOSの市場シェア率は以下のグラフの通り。グラフによると、シェアの1番高いOSはWindows 7でその市場占有率は48.77％、その次にWindows XPの27.69％が続きます。2月のシェア率29.53％から徐々に下がってきてはいるものの、いまだにPCの4台に1台にはXPがインストールされている、というのは驚くべき結果です。

また、順調にシェアを拡大しているWindows 8と8.1ですが、Windows 8.1はWindows 8から無料でアップデート可能であるのに、2つのシェアを比べてみると8が6.41％、8.1が4.89％となっており、8.1にアップデートしないままWindows 8を使用し続けているユーザーが多いことも分かります。

一般のWindows XPユーザーは4月9日以降XPのサポートを受けることができませんが、銀行やアメリカ政府などは、現在使用しているWindows XPから新しいバージョンのWindowsに乗り換えるまでの期間、Windows XPのサポートを受けられるようにMicrosoftに大金を支払うことになるだろう、とNeowinは報じています。

なお、Windows Vistaのシェア率はわずか2.99％となっています。2017年の4月にサポート終了が決まっているVistaですが、こちらは何の心配もなさそうです。