取材

実物大ガンダムやストライクフリーダムを堪能できる「ガンダムフロント東京」はトイレの中までネタ満載だった


機動戦士ガンダムは今年でシリーズ放送開始から35年が経過しているにもかかわらず、いまだに新シリーズが放送されている人気コンテンツです。そんな、今なお進化し続けるガンダムを身近で体感しまくれる施設が「ガンダムフロント東京」で、実物大のガンダムやストライクフリーダムガンダムを見ることができたり、コックピットに搭乗して記念撮影をすることまで可能とのことだったので、ガンダムフロント東京の性能とやらを見せてもらってきました。

ガンダムフロント東京
http://gundamfront-tokyo.com/jp/


◆チケット購入

ガンダムフロント東京に入るには入場チケットを購入する必要があります。チケットは事前予約ならば一般・大学生・高校生は1000円、中学生・小学生は800円、未就学児は無料で購入可能。当日券はこれプラス200円がかかります。チケットはチケットぴあもしくはセブンチケットで購入可能。


◆ダイバーシティ東京へ

ガンダムフロント東京は、ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線の台場駅近くにあります。


ゆりかもめの台場駅を降りてすぐのところでダイバーシティ東京を発見。


入り口を探していると……木々の中に浮かぶ白い影……


何かと思えばさっそく実物大ガンダムを発見。ガンダムと比較すると人がゴミのようだ、とまでは言いませんが「人ってこんなに小さかったっけ?」と錯覚します。


ガンダムお台場に立つ。


お台場に立っている実物大ガンダムの名称は「RG1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT」で、以前お台場静岡に立っていたものに新規デカールとディテールアップパーツを追加することで新しくなったガンダムフロント東京バージョンの実物大ガンダムです。


アップで見てみると細部までデカールで装飾されているわけですが、このデカールがこれまでのガンダムとはひと味違うわけです。


これは2009年にお台場の潮風公園に立ったもの。両肩のデカールが全くの別物になっています。


他にも、Ver.GFT以前のものは足首部分がこんな感じだったのですが……


現在はこうなっています。


ガンダムを眺めていると急にカメラアイがキラリ。


こいつ……動くぞ!

首振り1/1ガンダム - YouTube


ガンダムはときどき首を左右に振ったりカメラアイを光らせ、胸部と肩から煙を放出して周りの人々を楽しませてくれます。


全高18メートルだけあって、下から見上げていると首が痛くなるくらいに背が高いです。


こんなに近くからガンダムが見られるので、小さな子どもからダイバーシティ東京にお買い物に来た若い女性、さらにはおじいちゃんおばあちゃんまで記念に写真を撮りまくりでした。


背面まで手抜きは一切ありません。


そんなわけで実物大ガンダムを堪能しまくってテンションが上がってきたところで、お目当てのガンダムフロント東京へ向かいます。

◆ガンダムフロント東京

ガンダムフロント東京はダイバーシティ東京の7階にあります。


まずは入り口にある受付で購入しておいたチケットを提示。


するとこんな感じの入場券と交換してもらえました。


どこから回ろうかと考えていたところで館内マップを発見。これを見てどこに何があるのか予習しておきます。この館内マップによるとガンダムフロント東京は無料ゾーンと有料ゾーンとがあり、無料ゾーンは入場券がなくとも楽しめるスペースのようです。


「本格的にガンダムフロント東京を回る前にまずはお手洗い!」ということで男子トイレに向かったのですが、そこにはゴッドガンダムのシルエットがありました。


女子トイレのシルエットはノーベルガンダム。こんなところまでガンダムづくし。


トイレに入ると「今はそんな哲学など語っている暇はない」というブライトさんのセリフが出迎えてくれます。まさにその通りだ、と思いつつ便器に向かいます。


しかし便器の前でもイラストとセリフ付きのパネルを発見。


「そうそうあたるものではない」「こういう時、あわてた方が負けなのよね…」「左舷砲撃手、弾幕薄いぞ!何やってんの!」と、トイレ時に見せられると何やら意味深なセリフに感じられるパネルが並んでいました。


・GUNPLA TOKYO

気を取り直してまずは無料スペースの1つであるGUNPLA TOKYOにやってきました。


中に入ると「MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0 Ver.GFT」の組み立て用パーツと完成品がアート作品のように飾られています。


ディスプレイされているガンダムの左半身には装甲パーツがつけられておらず、内部フレームがむき出し。


GUNPLA TOKYOの壁面には歴代のガンプラたちが大集合しており、ガンプラの進化の歴史をたどれるようになっています。


時代の流れを感じずにはいられないこれは1/72 メカニックガンダム。


こちらはPG 1/60 ガンダムカスタムセット1。昔のガンダムと最近のガンダムとではかなりプロポーションに変化がみられます。


現在放送中のガンダムビルドファイターズに出演しているガンプラも展示されており、これは左から戦国アストレイ頑駄無・ベアッガイIII・ウイングガンダムフェニーチェ。いずれもガンプラのHGシリーズとして販売されているものです。


他にも歴代ガンダム作品の主人公機がズラリ。


GUNPLA TOKYOは最新のガンプラを眺めたり、「小さい頃に作ったあのガンプラはあるかな?」と思い出のガンプラを探してみたくなるようなスペースでした。

・エクスペリエンス・フィールド

続いてやってきたのは有料ゾーンの1つであるエクスペリエンス・フィールド


この入り口すぐ側には「1/1 コア・ファイター Ver.GFT」があります。これは2005年に行われた「アートイベント(ガンダム ジェネレーティング フューチャーズ)~来るべき未来のために~」にて展示された1/1スケールのコア・ファイターのカラーリングやデカール、電飾をリニューアルしたもの。


このコア・ファイターというのはガンダムのコックピット兼脱出ポッドです。そして、一年戦争時にガンダムのパイロットであるアムロが、最終決戦の地ア・バオア・クーから脱出した際の様子を再現したのがこの「1/1 コア・ファイター Ver.GFT」です。


装甲も翼もボロボロ。


コントロールパネルなども忠実に再現しているようです。


コックピット近くにはポトリとV作戦ファイルが落ちていました。これがあればアムロがガンダムを動かしたように、誰でもガンダムが動かせるかも……。


さらにコックピット内にはアムロの憧れの人であったマチルダさんと一緒に撮った記念写真も発見。


装甲部分にはホワイトベース(WHITEBASE)の文字もアリ。


こんな感じでコア・ファイターを堪能したところでふと入り口の方を振り返ってみると、そこには巨大なア・バオア・クーがありました。このア・バオア・クーは1/7500スケールのもので、高さは約4.5メートルもあります。


岩陰にホワイトベース。


ア・バオア・クーの回りには小さなフィギュアがたくさんくっついており、その中にはアムロとシャアがガンダムとジオングに乗って最後の戦いを繰り広げている場面もありました。


別角度から。


続いてエクスペリエンス・フィールドに複数設置されているキャラクターフォトスポットのところへやってきました。これはお気に入りのキャラクターと一緒に写真撮影ができる、というもの。


これまでのガンダム作品に出てきたさまざまなキャラクターを選択可能で、憧れのコレン・ナンダー軍曹と一緒に写真を撮ることもできます。


そして、入り口からも見えまくっていた「RG1/1 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム Ver.GFT」の前に到着。


これは実物大のストライクフリーダムガンダムの胸像で、ダイバーシティ東京の外に立っているガンダムとはまた違った迫力があるのですが、高さはそれほどないのでより近くでご尊顔を拝することが可能。


ストライクフリーダムガンダムの額のブレードアンテナは4本で、外のガンダムよりもシャープな顔つきに見えます。


もちろん背中の複合可変翼部分もあります。


そして部屋の隅っこにパイロットのキラ・ヤマトを発見。とても控えめなポジショニングです。


この実物大ストライクフリーダムガンダムのコックピットに乗って記念写真を撮ることができる「SHOT-G」というアトラクションもあります。このSHOT-Gも入場チケット同様に事前予約する必要ありで、事前に購入しておいたチケットを胸像横にある受付に持っていくと……。


こんな券を発行してもらえます。これを持ってストライクフリーダムガンダムの近くで待機。


順番が回ってきたらコックピット部分に入ってパシャリと写真を撮ってもらえます。なお、コックピット内は撮影禁止。


撮影してもらった写真はこんな風にハードカバーに収納したものをもらえます。


写真はコックピット正面から通常の写真を1枚と……


斜め上方向から3D写真を1枚撮影してもらえるわけです。


コックピットに入っている際は外からも見えるので、コックピット外からこんな写真も撮れます。


他にもエクスペリエンス・フィールドでは強いられているんだ!の人が乗る工業用モビルスーツ・デスペラードを床で発見。マンホールに隠れていました。


さらにガンプラを使用したプロジェクションマッピングを見ることもできます。


このエクスペリエンス・フィールドにはアーカイブカウンターというガンダム全作品から主要な画像・キーワードを素早くかつ簡単に抽出できるテーブル型アーカイブマシンもあるのですが、これは撮影禁止でした。

・フロントレーン

お次は有料ゾーンの1つであるDOME-Gへ向かうためにフロントレーンへきました。


この通路には歴代ガンダム作品に登場したガンダムが描かれています。


そして通路の奥から後ろを振り返ると、壁に描かれた模様が1つの絵になってウイングガンダムゼロ・エンドレスワルツ版になるのでした。


・DOME-G
DOME-G内での撮影は禁止されているので写真やムービーはないのですが、DOME-G内部はプラネタリウムのようにドームに映像が投影され、歴代ガンダムの名シーンや、ここでの上映のためにディテールアップされたRX-93 ν(ニュー)ガンダムとMSN-04 サザビーのCGイメージによる戦闘シーンなどが見られます。

・ミュージアムスペース
ガンダムフロント東京にはミュージアムスペースが存在し、ここでは期間ごとに異なるガンダム関連の展示が行われています。

今回ガンダムフロントに伺った際は「ガンダム オリジナルビデオアニメーションの世界」という展示が行われていました。


これは「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の展示スペース。


LDやDVDのジャケットイラスト


線画設定


設定画


作品に登場した5機のガンダムのガンプラも発見。


さらに1/10サイズのウイングガンダムゼロ・エンドレスワルツ版もありました。


実物大のガンダムを2機も見てきたせいか、あまり大きく感じませんでしたがサイズは軽く2メートルを超えます。


ウイングガンダムゼロ・エンドレスワルツ版の特徴である背中の羽がブワー。


他にも「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の展示スペース。


この切ないシーンはLD第2巻のジャケットに使用されていた模様。


「機動戦士ガンダム/第08MS小隊」ゾーン


「MS IGLOO」ゾーン


「機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGAZER-」ゾーン


「機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]」ゾーン


そして「ガンダムSEED HDリマスタープロジェクト」ゾーン。


ここには1/10サイズのストライクフリーダムガンダム。


実物大のものよりも精悍な顔つきに見えます。


このゾーンでは、ガンダムSEED HDリマスタープロジェクトではどんな風に映像に手直しが加えられているか、実際の画像を交えて紹介していました。


ミュージアムスペースは出口とつながっているのですが、この出口付近には1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.G30thの設計図や外の実物大ガンダムに使用されているディテールアップパーツも展示されていました。


そんなこんなで有料ゾーンの出口に到着。最後はまさかの赤鼻さんがお待ちかねでした。


・その他無料スペース

他にもガンダムフロント東京でしか購入できないオフィシャルグッズを取り扱うオフィシャルショップや……


ガンダムの世界観を表現したファッションブランド「STRICT-G」旗艦店などが、ガンダムフロント東京の無料スペースにはあります。


◆外のガンダムカフェでまったり

ガンダムフロント東京を満喫したら最後はダイバーシティ東京の外にあるガンダムカフェで腹ごしらえをして帰ることに。


これはハロココア(税込380円)。


ガンプラ焼 シャアザク 赤いハンバーグ(税込250円)の中にはハンバーグが詰まっています。モチモチ生地と合わさって不思議な食感を演出してくれます。


ガンプラ焼 ガンダム 白いジャーマンポテト(税込250円)の中にはジャーマンポテトが入っており、こちらもモチモチの生地と相性抜群。


そんなわけで、外の実物大ガンダムとガンダムフロント東京、さらにはガンダムカフェを見て回ることで、五感全てでガンダムワールドを堪能しつくせるのでした。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
お台場から静岡に移動した実物大ガンダム、一般公開前夜祭のセレモニー前の様子 - GIGAZINE

お台場よりさらにパワーアップ、「RG1/1ガンダムプロジェクト 前夜祭~ガンプラ30周年感謝の夕べ」ライトアップショーがド迫力 - GIGAZINE

「機動戦士ガンダムに出てくるメガ粒子砲というビーム兵器のことについて質問します」の回答がすごい - GIGAZINE

∀ガンダムのデザインがどのように生まれたかの過程を収めた「MEAD GUNDAM」 - GIGAZINE

全長213cm、1250個のパーツから作られたガンダムのペーパークラフト「7FT Gundam」 - GIGAZINE

Zガンダムに出てくる「リック・ディアス」を全長約5cmで作れる型紙がDL可能に - GIGAZINE

ガンダムを5センチほどにデフォルメした自作可能なペーパークラフト「5cm Gundam V2」 - GIGAZINE

物理モデルのガンダムを遺伝的アルゴリズムで歩かせたムービーがすごい - GIGAZINE

ガンダムに出てくるスペースコロニーのもとになったデザインいろいろ - GIGAZINE

in 取材,   動画,   アニメ, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.