乗り物

GoogleがAndroid搭載自動車開発に向けてホンダ・アウディ・GMなどと提携し新団体を設立

By Randy Lemoine

2009年から自動運転車の開発に乗り出すなど、自動車産業をターゲットとした動きの目立つGoogleが、自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)・アウディ・本田技研工業(ホンダ)・ヒュンダイ、そして半導体メーカーのNVIDIAと提携し「Open Automotive Alliance」という新しい団体を設立しました。Open Automotive Allianceは、GoogleのAndroidと自動車を統合し、より安全な自動車ライフを提供することを目的としています。

Open Automotive Alliance
http://www.openautoalliance.net/

Open Automotive Allianceは「Androidプラットフォームを自動車に搭載し、自動車内のテクノロジーを安全でより直感的なものにする」と述べており、スマートフォンのOSシェアトップを誇るAndroidのオープン性やカスタマイズ性などを利用し、自動車産業のさらなる発展を目指します。

Open Automotive Allianceは計画の一端として、2014年末までにAndroidを搭載したコネクティッドカーの開発に着手することを予定しており、2014年以降は同団体への参加企業を増やし、さらなる技術の発展に努めることを発表しました。また、Androidプラットフォームを搭載した自動車の安全性などについて、Open Automotive Allianceはすでにアメリカの国家道路交通安全局と話し合いを進めている最中とのことです。

By Mike Sullivan

Appleが自動車の運転中にSiriを利用して運転者をサポートするシステム「Eyes Free」を2012年に発表したり、フォードがMicrosoftの技術を使用した車載コネクティングシステム「SYNC」の搭載を2007年に開始し、2014年には新バージョンの「SYNC AppLink」を公開するなど、Googleだけではなく他のIT企業も自動車産業への参入に力を注いでいます。

自動車メーカーも1つのIT企業と提携するわけではなく、例えば、ホンダはAppleのEyes Freeを進化させた「iOS in the Car」に対応する予定など、複数のIT企業と手を組み技術の発展に尽くしているようです。


Googleはコネクティッドカーの他にも、自動運転車の開発に力を入れており、Open Automotive Allianceの設立によって自動運転車開発にも何らかの影響が出るかもしれません。

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in メモ,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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