試食

深夜0時に開店する行列のできる天ぷら屋さん「大吉」で真夜中にアツアツの天ぷらを食べてきました


平日は深夜0時から、休日は23時からしかオープンしない大阪・堺にある天ぷら屋さんが「大吉」です。深夜にしか開かない、というだけでワクワクしてくる響きなのですが、さらに夜更けにも関わらず長い行列ができるお店だということで、どんな感じなのか実際に行ってみました。

大吉の住所は大阪府堺市堺区栄橋町2-4-28。

大きな地図で見る

深夜0時にオープンするということで、1時間早い23時に大吉がある堺魚市場に到着。


深夜のため、市場の中はがらんとしています。


おすし屋さんや居酒屋など、いろいろなお店が並んでいます。


大吉はまだシャッターが下りた状態ですが、お店の前には既に開店待ちのお客さん。


シャッターが一部上がっている部分があり、中を覗いたところテキパキと開店準備が進められていました。


列に並ぶこと約30分後、11時半を回ったあたりでお店の人からメニューとメモ用紙付きのバインダーを受け取りました。


メニューには「野菜類」「魚介類」「その他」のカテゴリーに分けられた天ぷらや、天ぷらの盛り合わせ、お造り&一品もの、ご飯物、みそ汁などが載っています。


開店を待っている間にもらったメモ用紙に注文する商品を書き連ねていくというわけです。


開店直前には列がものすごいことになっており、数えてみたところ軽く50人は越えていました。


11時50分を過ぎたころ、少し早いですがお店に入ることができました。


壁にはずらっと並んだメニュー。


カウンターの中には野菜や魚介類が所狭しと並び、天ぷらが次々に揚げられていきます。


先に注文していた天ぷらはお店に入ってすぐ出てきました。並んでいる間に既に揚げられていたようです。


大きめのお皿に色んな天ぷらが載せられています。


下ろし大根入りのつゆ。


さっそく天ぷらを食べていきます。まずはきすの天ぷら(税込150円)。


つゆに漬けて……


天ぷらにかぶりつくと、、サクッと軽い歯触り。中のきすはふんわり柔らかくアツアツで、待ち時間ですっかり冷えた体がじんわり温かくなります。とにかく衣が軽く、油っこさがないので、勢いよくサクサク食べ進めてしまいます。


続いてはエビ(税込150円)をいただきます。


はちきれそうな大ぶりのエビ、というわけではないのですが、身はプリプリ。


穴子も1品150円。


こちらもサクッと厚すぎず薄すぎない衣の歯ごたえとホクホクの穴子がナイス。適度に甘いつゆが軽い衣に絡むと絶妙です。


貝柱(税込200円)はミディアムレアといった感じで、かぶりつくと非常にジューシー。


蟹の爪(税込200円)もはしで身をほぐしつつモグモグ。


魚介類だけでなく、バランスを考えて野菜も食べていきます。まずはアスパラ(税込100円)。


れんこん(税込100円)。


なす(税込100円)。


いい感じに油がしみて柔らかくなっていました。


玉ねぎ(税込100円)


そして大吉の名物の1つがこのあさりのみそ汁で、「汁の中にあさりが浮かぶ」のではなく、「汁からあさりがあふれ出している」といった見た目。


あさりは食べ終わると……


殻を床にぽいっと捨てていきます。何も知らずにお店に入ると、突如カチカチッという音が響き出すのでビックリするのですが、これはあさりの殻が床とぶつかる音。慣れるとみそ汁を飲みつつポイポイ捨てていけるので、足元が貝殻だらけに。


テーブルの上には通常メニューとは違った「本日のおすすめ」メニューも置いてありました。


ということで、中トロマグロのお造りを注文。こちらは値段が書いていませんでした。


しょうゆとワサビをつけて頂きます。


さらに天ぷらも追加注文してみました。


本日のおすすめにはちょっと変わった「豚キム巻き」というメニューもあり、スタンダードな天ぷらではないものの、豚肉の旨みとキムチが天ぷらの中に閉じ込められて、ジューシーな一品。


明太子まで天ぷらに。


小粒のカキは2つまとめて揚げられていました。


お腹がいっぱいになったところでお会計。支払いはテーブルで行う仕組みです。


床はみそしるを飲んだ人が落とした貝殻でいっぱいで、さらに店に出入りしていく人がパキパキと踏みつぶしていくので、床がすごいことに。


深夜1時、お店の前には開店直前よりも長い列ができていました。


カウンターの店内だけでなく、お店のすぐ隣に半分オープンになったテーブル席もあるので、集団で訪れてもOK。


2人用の小さなテーブル席もありました。


「開店前が一番行列ができるのでは?」と思い23時にお店に到着したわけですが、夜が更けてもお店の人気はとどまらず列は時間がふけるごとにどんどん長くなっていました。コートの必要な真冬に外で何時間も待つのは骨が折れますが、その分お店の中でサクッふわっとした感触の熱々天ぷらを食べたときの感動はひとしおで、深夜という時間も相まってがやけに楽しい気分になることもあり、リピーターが後を絶たないのもうなずけます。


なお、営業時間は平日が午前0時から朝9時30分、土日祝が23時から朝9時30分となっており、平日は朝6時から定食も提供されるので、夜に弱い人は早起きして訪れてみるのも1つの手です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
てんやの「海の幸天丼」はズワイガニ・ホタテ・エビ・イカなど冬の味覚が一度に堪能できる作り - GIGAZINE

世界的エビ不足で「上天丼」「海老天そば」が消えた天丼てんやへ新メニューを注文しに行ってきました - GIGAZINE

衣のヘタレ具合があまりに違いすぎる天ぷらとトンカツ、粉が違うとここまで差が出る - GIGAZINE

好きなだけ天ぷらを盛りつけたりして理想のうどんを追求できる丸亀製麺公式アプリを使ってみました - GIGAZINE

in 試食,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.