レビュー

Amazon謹製のシンプルで実用的な2014年度卓上カレンダー2種類などをまとめてレビュー


誰かやどこかからもらったカレンダーを使うのではなく、自分でお気に入りのカレンダーをわざわざ買う、それもスマホ・タブレット・パソコンの画面上ではなくアナログなカレンダーを自腹を切ってまで買うからには相応のこだわりが各自にあるはず。

例えば、もうかれこれ20年近くいろいろなカレンダーを選んでいますが、やはり最重要視したいのは「六曜表示」がないこと。今日一日の予定を調べるにあたって「仏滅」とか書いてあると気分が悪くなるためです。かといってまったく不要かというとそんなこともなく、冠婚葬祭や営業などの際にはそれはそれで日取りを決めるために確認しておきたいもの。次に優先したいのは視認性、それも数字が読みやすいとかではなく、先月・今月・来月ぐらいをざーっと見通して脳内でスケジュールの流れをざっくり立てるのを助けるようなものが必要。そして丈夫さ、12月から約12ヶ月間の間、月をまたいでぺらぺらとめくられまくったり、触られまくったり、落とされまくったりしてもダメダメになったりしないだけの強さが求められます。


とまぁこのようにして考えていくと選択肢が少なくなってくるわけですが、こういったワガママ要望をすべて満たすのがなんとAmazon謹製の卓上カレンダーなのです。

Amazon.co.jp: 【Amazon.co.jp限定】オリジナル 2014年 カレンダー 卓上 kindle version: 本


これがAmazon.co.jpから限定販売中のkindle version。カレンダーに使われているのは厚めで少しざらつく洋紙のような紙で、表紙の白と黒を基調としたデザインはKindleの待ち受け画面をイメージしたもの。紙は多少厚みがありライトにかざしてようやく裏が透けるくらいの厚さ。


カレンダーをまとめるリング部分は紙製ですが、紙が二重に巻かれて補強されているので耐久力もバッチリ。指で強めにつぶしても簡単には形が変形することはなく、リングから壊れる心配はなさそう。また、リングは表面は滑らかで、カレンダー側に空いている穴よりも二回りほど小さくなっているので、カレンダーをめくる際にリング部分で引っかかるようなこともありませんでした。


卓上カレンダーなので黒色の固めの台紙部分を折り曲げれば自立可能。折り目で曲げて立たせるようにする作りなので、数回折りたたみを繰り返すと立てやすくなりました。


ペラリとめくってみると、こんな感じ。カレンダーは日曜始まりで、日曜日と祝日は赤文字、土曜日は青文字で書かれており、祝日の名前もしっかり記載されています。カレンダー上部には先月・翌月・翌々月がミニサイズで表記されており、スッキリしたデザインなので曜日や日付も見やすく、予定を立てるのに適した仕様。さらに日付のコマは紙いっぱいに敷き詰められているので無駄なスペースはほとんどありません。


日付の文字は比較的小さく、日付コマの空いたスペースにはメモを書き込みやすくなっています。表面が少しザラッとした紙質なので、鉛筆やシャープペンシル、フェルトペンやマーカーなどどんな種類のペンでも文字は書きやすいです。背景イラストが控えめでゴチャゴチャしていないというのも書き込みやすさに一役買っています。


サイズはちょうどiPhone 5と同じくらいの大きさなので、大き過ぎずデスクに置くにはちょうど良いサイズ感。


カレンダー裏を見るとこんな感じで、日付・曜日・メモスペースがアリ。


カレンダーをめくり2月にしてみるとバックのデザインがチェンジしました。


2月らしい雪だるまのイラストを発見。


3月は薄いピンク色に変わり、バックの木には桜が咲きます。


6月になるとバックが青色になり、雨のイラストも描き込まれています。こんな感じで各月ごとに背景カラーとイラストが変わっていくので、月の移り変わりが目で見て分かり、カレンダーをめくるのも楽しくなります。


Amazon.co.jp: 【Amazon.co.jp限定】オリジナル 2014年 カレンダー 卓上 Amazon logotype: 本


次はAmazon logotypeを見てみます。この卓上カレンダーもAmazon.co.jp限定商品。Amazonのダンボールっぽいカラーになっており、紙のザラっとした質感もAmazonの梱包用ダンボールをイメージさせるのに一役買っています。そして基本的な構造はkindle versionの卓上カレンダーと全く同じ。


月表示はこんな感じで、kindle versionよりもシンプル。日付部分のバックにイラストがないので視認性はアップしているのですが、カレンダーの周りに余白を設けているせいか日付コマの大きさはkindle versionよりも小さくなっています。


カレンダーの仕様はkindle versionと同じで、日曜始まり・日曜日と祝日は赤文字表記・土曜日は青文字表記。紙の質感はkindle versionよりも少し滑らかですが、こちらも文字は書きやすい感じ。よりシンプルなデザインなのでごちゃごちゃしていなくてこちらの方が良いという人も多いはず。


Amazon logotypeも、各カレンダー用紙をまとめるリング部分には分厚く二重に補強された紙製のものが使われていました。


各月表記は、その月をイメージさせるようなイラスト付きで、1月なら正月遊びに用いる羽子板やコマが描かれます。


Amazon logotypeではカレンダー左端に先月・翌月・翌々月のミニカレンダーがありました。


カレンダーの裏面もkindle versionと全く同じ。


2月はこんな感じで、パッと見の変化はほとんどありません。


kindle versionとAmazon logotypeを並べてみるとこんな感じ。大きさは全くの同サイズです。


こういったカレンダーが欲しいが、別にAmazonっぽくなくてよい、という場合でも大丈夫、このAmazon謹製カレンダーの原型とも言うべきカレンダーが存在しています。

Amazon.co.jp: NK8516 卓上カレンダーカラーインデックス (2014年度版): 本


これがさらにシンプルになったカレンダー、NK8516。新日本カレンダー株式会社製。


このカレンダーの立て方はAmazon製のカレンダー2つとは違い、あらかじめ折り目がつけてあり折り目のついていない台紙をスペースにはめ込むという形式なので、畳んだり立てたりがとてもしやすくなっています。


カレンダーの用紙はAmazonのものよりは薄く、ライトにかざさなくともうっすらと裏面が透けるレベル。各曜日がカラフルに色分けされていたり、各日付が大きく読みやすくなっているので、視認性を重視するならこれが1番。六曜表記なしで日曜スタートのカレンダーであったり、上部に先月・翌月・翌々月のミニカレンダーが付いているところなどはkindle versionのカレンダーと全く同じ。


こちらのカレンダーを留めるリング部分は金属製の丈夫なものが使用されています。ただし、リング穴がリングとほぼ同サイズなので擦れは多い様子。


日付のマス目に文字を書くこともできますが、他のカレンダーよりも余白が小さく、紙質はサラサラなので水性のペンやインクの出の良いペンで書き込む際には手などでこすって文字がにじんでしまわないよう注意が必要です。


カレンダーの裏面はこんな感じで、六曜表示を確認したい場合にお役立ち。


カレンダー下部には各月のインデックスがあり……


これをつまんでペラリとめくりやすくなっています。なので、カレンダーをぺらぺらとめくりまくって先の予定を立てる習慣がある人向き。


月ごとのデザインの違いは、月の数字と文字カラーのみ。


kindle version卓上カレンダーとサイズを比較してみるとこんな感じ。NK8516はカレンダー下部にある余白分だけ背が高くなっているため、机の上にいろいろ置かれてごちゃっている場合にはこのカレンダーの方が視認性は高くなるというちょっとした工夫になっています。


確かにこういうカレンダーを置きたいが、2カ月先とかけち臭いことを言わず、もっと先まで、いや、むしろ1年間のカレンダーすべてを見通しつつなおかつ今月ははっきりと見えて……みたいなワガママさんのために、さらにぶっ飛んだカレンダーがコレ。

Amazon.co.jp: NK8541 卓上カレンダーカラーインデックス(大) 2014年度版: 本


最後に登場したカレンダーNK8541は、紙やスタンド部分の構造はNK8516と全く同じ。


NK8516と同じように立てることもできますが……


底面のツメを出して……


反対側の穴に差し込み……


そして上部のこの引っかけ棒を使えば……


壁に掛けて使うことも可能です。


引っかけ棒とカレンダーを留めるリングは金属製なので、簡単には壊れません。


カレンダーは日曜始まりで、日曜日と祝日は赤文字表記・土曜日は青文字表記。


両サイドには12か月分のミニカレンダーがあるので、いつでも365日分の日付を確認可能。


日付マスにメモやマークを書き込むこともできますが、NK8516と同じく水性のペンで何かを書き込む際には擦れなどで文字がにじまないように注意が必要。


NK8541の上部には各月に行われる行事が書かれており、これも他のカレンダーにはない特徴。


六曜表示はカレンダーの裏。


NK8541はミニカレンダー部分がインデックスになっており、ここをつかんでめくることもできます。


各月ページのデザインの差異は月の文字カラーのみ。


各カレンダーを並べるとこんな感じでNK8541が1番大きいです。シンプルで視認性の高いものが欲しい場合はNK8516、文字の書き込みを行うならばAmazon製のカレンダー2つがオススメですが、月の移り変わりがより分かりやすいkindle versionが特に良さげ。1年間分のカレンダーが常に見える場所にないとダメ、という人にはNK8541が適しているかもしれません。


このようにして、カレンダーはいろいろとあるわけですが、今回はあくまでも「六曜はいつも見えなくても良い」「先の月も見たい」「丈夫っぽい方が良い」という要素で選んでおり、人によって優先事項はさまざま。なので、まずは「自分がカレンダーに求める最優先事項」を考えると、数あるカレンダーの中から自分のフィーリングに一番ぴったり来るものを選ぶことができるようになるはずです。

Amazon.co.jp: 【Amazon.co.jp限定】オリジナル 2014年 カレンダー 卓上 kindle version: 本


Amazon.co.jp: 【Amazon.co.jp限定】オリジナル 2014年 カレンダー 卓上 Amazon logotype: 本


Amazon.co.jp: NK8516 卓上カレンダーカラーインデックス (2014年度版): 本


Amazon.co.jp: NK8541 卓上カレンダーカラーインデックス(大) 2014年度版: 本


・つづき
一目で見やすく実用性重視のカレンダーデザインが毎年大好評のAmazonオリジナル卓上カレンダー2016年版を2種まとめてレビュー - GIGAZINE

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in レビュー,   デザイン,   ピックアップ, Posted by logu_ii

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