iPhoneに装着して明るさ・色・エフェクトなど調整、自由なライティングが可能になる「Kick」を使ってみました

さまざまなカメラアプリやムービーアプリが登場し、スマートフォン1台あればかなりの撮影が可能になりましたが、カメラやムービーの可能性をさらに広げるのが専用アプリを使ってiPhoneと接続し、リモートで明るさや色・エフェクトなどを調整できるライト「Kick」です。
Rift Labs | Intelligent light for photographers and videographers.
http://riftlabs.com/
どのようなことができるのかというのは以下の実際に使ってみたムービーを見るとよくわかります。
明るさ・カラー・エフェクトなどがアプリから直感的操作可能な「Kick」 - YouTube
これが「Kick」のパッケージ。

中にはUSBケーブル・iPhone装着時用の中敷き・ステッカー2枚・本体が入っていました。

Kick本体はこんな感じ。

正面には40個のLEDライトがびっしり。

裏側はiPhoneを挿し込めるようになっています。

側面にはmicroUSBポート・リセットボタン・充電ライト・コネクトボタン・電源ボタン。

また、本体横のボタンからライトの明るさを10段階、色温度を7段階で調整できます。

明るさ・色温度調整ボタンの反対側には三脚穴。

使用する前にはしっかり充電しておきましょう。ライトがオレンジ色の時は充電中で、グリーンに変わるとフル充電が完了している印なのですが、初期起動時は充電が途中だと電源がオンにならないことがあるので、グリーンに変わってから使用するのがオススメ。

電源ボタンは電源がオンになるとグリーンに点灯します。

明るさ調整ボタンの「+」を押すと……

こんな感じで、ライトがともりました。

+ボタンや-ボタンを押してライトの明るさを変えたり……

以下のように色温度を変えることも可能です。



iPhoneからライトを操作するため、まずはアプリをインストール。

インストールしたアプリを起動すると……

「『Kick』が写真へのアクセスを求めています」と言われるので「OK」をタップします。

次は本体側面にあるコネクトボタンを押します。Wi-Fiが接続されていない時、ボタンは赤く点灯。

「設定」にある「Wi-Fi」をタップし、「RiftNet」選択します。

本体とiPhoneの接続が成功すると、赤かったコネクトボタンの色がグリーンに変化。

中敷きを使ってiPhone 5にKickを装着します。

アプリの画面はこんな感じ。調整したライトを画面で確認しつつ、そのまま写真やムービーが撮れるようになっています。

左下にライトの明るさ調整、左上に現在のライトの状態、右上にインカメラとアウトカメラの切り替えボタン、画面右側に3つ並ぶのは色選択・エフェクト/ライトライブラリー・カラーピッカーで、右下には写真/ムービー2種類のモード選択・画面下部中央にあるのは撮影ボタンです。ライトがついていない状態は以下のような感じ。

ライトの明るさを54%まで上げてみました。

さらに98%まで上げると輪郭がくっきり。

ライトの色はカラーマップ上で指を動かして選択可能。

ピンクっぽい色合い。

ブルー

イエロー

また、ライトエフェクトは「Strobe」「Boom」「Rainbow」「Lightning」「Sine」の5種類が選択可能。使用したエフェクトはここに履歴が残っていくので、後で同じエフェクトを再現することもらくちんです。

こんな感じで、色んな雰囲気の写真が簡単に撮影可能。

またiPhoneに装着するのではなく、三脚を使ってライティングを行ってもOK。

三脚を使ってライティングを行う様子は以下のムービーから。
「Kick」を三脚につけて使ってみました - YouTube
アプリ経由でiPhoneから遠隔操作できるので、これまで個人ではなかなかそこまでできなかった本格的な効果を使っての撮影も可能になります。

ライトとアプリを密着させているため、30分使用した時点でiPhoneがちょっと熱を持った状態に。またアプリの充電消費も早めなので、外出先で使用する場合は注意が必要です。

なお、起動時に電源がオンにならないことがあるので、そういう場合はRift LabsのFAQを参考に充電→リセットボタンをプッシュ、という作業を繰り返してください。リセットボタンはクリップの先などを使用するのですが、うまく押せない場合もあるので、そういう場合はちょっと下から持ち上げる感じでプッシュしましょう。

価格は179ドル(約1万8000円)で日本からも購入でき、送料は無料。時々本体とiPhoneとの接続が途切れたり、ムービーモードに切り替えようとしたらアプリが強制終了したりと、今後の改善が期待される点もありましたが、Kickが1台あればこれまで高価な機材を必要としていた撮影が手軽に可能となり、写真やムービーを撮影する機会が多い人であればかなり楽しめます。

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