ハードウェア

iPhoneバッテリーを2倍にしてフラッシュを強化&microSDも使用可能にする「iExpander」


「フラッシュ」「メモリー」「バッテリー」というiPhoneの3つの機能に着目・強化したのが「iExpander」です。iPhoneはカメラのフラッシュが弱く暗い場所での撮影に失敗することがあり、さらにムービーを撮っても容量がオーバーして保存されたり、撮影の途中に充電がなくなることもあるのですが、iExpanderはそのような事態が起こらないようにiPhoneの機能を拡張します。

iExpander - an expansion device for your iPhone by Charlie Corry — Kickstarter

iExpanderはiPhone 4/4S用のデバイス。


装着するとiPhoneに6.3mmの厚さをプラスし、右のような感じになります。


一回り大きくなったiPhoneでは、フラッシュ機能が強化され、microSDスロットが追加され64GBまでメモリーを増量、バッテリーも2倍となります。


iExpanderの具体的な機能は以下のムービーから見ることができます。


作ったのはCorr-Tech社のCharlie Corryさん。


iExpanderはiPhoneの機能を拡張するためのケース型のデバイス。


下部にはアダプターが。


反対側から見るとこんな感じです。


iExpanderはiPhoneの3つの機能を強化します。


まずはフラッシュ。iPhoneのフラッシュはライトもセンサーも小さく、被写体を照らすのに十分な光を出力できないこともしばしば。


ライトの種類やセンサーを変えることなく十分な光を照射するにはどうしたらいいのか?ということで、iExpanderはLEDの数を増やし、特殊な電気回路を作ってフラッシュをパワーアップさせることに成功。


以下がiExpanderの内部。


左が従来のフラッシュを使って撮影したもので、右がiExpanderを使って撮影したもの。撮影した写真の差は歴然です。


写真撮影だけでなく、ムービーの撮影でも威力を発揮します。以下が従来のフラッシュを使ってのムービー撮影の様子。


iExpanderを使うとはっきりと人の様子が見えます。


二つ目の機能はメモリー。


SDカードのスロットのないiPhoneにmicroSD用スロットをプラスしてメモリーを拡張します。


市販されているmicroSDカードで最大64GBまでメモリーを増やすことが可能。


アプリを使ってファイルを選択し……


microSDカードに移動させます。


そして最後の機能がバッテリー。iPhoneはすぐにバッテリーが無くなってしまうのが難点で、「まだ昼過ぎなのにバッテリー残量が10%しかない……!」と慌てることも。


iExpanderにはiPhoneで使用しているリチウムイオンバッテリーと同じものが内蔵されています。


使用中にはiPhone画面のバッテリーインジケーターの右隣に、iExpanderのインジケーターが表示されます。


iPhoneにを装着させるとこんな感じ。


正面。


カメラ。


分解してみました。


もちろんiExpanderをつけたまま充電も可能。


通常のiPhoneに6.3mmの厚さをプラスします。


つけたままでもiPhoneドックを問題なく使用できます。


またiExpanderはiPhone 5用のプロトタイプの作成にも成功。


こちらがiPhone 5用iExpander。30ピン用のアダプターを使用しています。


PCに繋げると問題なく充電されました。


iExpanderは現在商品化のための出資を募っている最中。出資は1ドルから可能で、75ドル(約5900円)の出資によってブラックのiExpanderをゲットできます。なお、アメリカ国外への出荷の場合は別途15ドル(約1200円)が必要。


締切りは日本時間の10月22日(月)午前7時32分です。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
iPhone連動で状況に応じて適切なライティングができるポケットサイズのライト「The Kick」 - GIGAZINE

iPhoneで撮影した写真を360度くるくる回転可能にしてページに埋め込める「Arqball Spin」 - GIGAZINE

スマホやタブレットなどのカメラに付けて変わった写真を撮るクリップ型レンズ「Mobi-Lens」 - GIGAZINE

スカイプを使ってカメラの位置や向きを変えられるAndroid用ロボット「Botiful」 - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.