「銃を店内に持ち込まないで下さい」とスターバックスCEOが意見表明
By teamstickergiant
銃社会であるアメリカでは、いくつかの州で、銃身の一部が見えていれば銃の携帯が可能になる「オープンキャリー法」についての議論が盛んになっています。スターバックスのCEOであるハワード・シュルツ氏は、自らのブログで「銃や火器類をスターバックスに持ち込まないようにして欲しい」という意見を表明しました。
An Open Letter from Howard Schultz, ceo of Starbucks Coffee Company | Starbucks Coffee Company
http://www.starbucks.com/blog/an-open-letter-from-howard-schultz/1268
アメリカのスターバックスでは、銃の携帯に関しては州ごとの法律に従い、比較的オープンな姿勢を見せていました。しかしここ数ヶ月、銃の乱射事件などによる世論の動きとともに、スターバックスと従業員たちは混乱させられているため、ハワード・シュルツ氏から銃の所持に対するスターバックスの今後の方針が発表されました。
By mingz chong
ハワード・シュルツ氏は「スターバックスの店内やテラス席に銃のたぐいを持ち込まないでほしいと、丁重にお願いします」と、州法に従った上で、警官など、銃を携帯する必要のある人以外の店舗への銃持ち込みをやんわりと拒否しました。
By formatted_dad
「このお願いのポイントは2つあり、1つは『強制』ではないということ。銃の持ち込みを強制的に禁止することは、従業員と武装した客とのトラブルが考えられます。2つめは『全員を満足させることはできない』ということです」とハワード・シュルツ氏は述べており、顧客の減少は免れませんが、中立的な立場をとることで賛成・反対両派からの大きな衝突を防ぐ狙いがあります。
By charliebarker
以前にも銃支持者たちにより「スターバックス感謝デー」と呼ばれる銃を支持するイベントが店舗で行われ、スターバックスはオープンキャリー法の「チャンピオン」であるとメディアへ誤解を招きました。スターバックスのビジョンは「家と仕事の間で安らぎを感じられる3つめの居場所」であり、銃に関する討論や政策決定過程は、政治の舞台で行われるべきだと語っています。
By NASA HQ PHOTO
日本では銃の所持が禁止されているためなじみの薄い銃問題ですが、銃の乱射事件が多発しているアメリカでは、コーヒーショップの経営にも銃のことを深く考慮しなければならないようです。
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