3Dゲームもプレイできる手のひらサイズのスモールPC「BRIX II」
Intelが手のひらサイズのスモールPC「NUC」を発表後、GIGABYTEも「BRIX」で参入するなどにわかに盛り上がるスモールPC市場ですが、GIGABYTEは3DゲームまでこなせるスモールゲーミングPC「BRIX II」を発売するようです。
Gigabyte Shows Off New Brix Mini PC with Iris Graphics
http://blog.laptopmag.com/gigabyte-brix-iris-graphics
Haswell Powered GIGABYTE BRIX II and BRIX Projector at IDF 2013 - Legit Reviews
http://www.legitreviews.com/haswell-powered-gigabyte-brix-ii-and-brix-projector-at-idf-2013_123551
Gigabyte's tiny new gaming PC is smaller than an Xbox controller | The Verge
http://www.theverge.com/2013/9/11/4718084/gigabytes-tiny-new-gaming-pc-is-smaller-than-an-xbox-controller
2012年末にIntelが「NUC」を発売したことで火がついたスモールPC市場に参戦したGIGABYTEは、2013年8月に「BRIX」をリリースしました。NUCがIvy BridgeからHaswellへと世代を移行させると、すかさずBRIXも追随、先日、Haswell世代BRIXを発表しました。わずか1ヶ月の間にIvy BridgeからHaswellまでのフルラインナップを整えたGIGABYTEでしたが、NUCを追い抜かんとばかりにゲーミング仕様のスモールPC「BRIX II」をIntelの開発者向け会議であるIDF 2013で展示しています。
こちらがBRIX II。ゲーミングPCらしく派手な赤色です。
こちらは黄色のBRIX II。HDMI、Miniディスプレイポート、GigabitイーサネットLAN、USB3.0端子を備えます。
この写真で一番手前に置かれているのがBRIXで、後方にある赤と黄色のものがBRIX II。底面積自体はあまり変化していないようですが、高さは1.5倍~2倍ぐらいになっているようです。
BRIX IIの外観がよく分かるムービーがこちらです。
Gigabyte Brix Iris with Haswell IRIS Graphics - Gaming Nettop Hands On - YouTube
展示されていたBRIX IIは赤色と黄色のバージョンで筐体はアルミ素材です。ただし、Intel Irisのデモを行うブースでは、従来のBRIXと同じ黒色のBRIX IIが展示されており、このビビッドなカラーで発売されるかは不明です。
こちらが黒色のBRIX II。前面からサイドにかけての冷却用のメッシュが従来のBRIXと異なるところ。
BRIX IIは、Intelの第4世代Coreプロセッサー(Haswell)の統合型GPUの最上位モデルである「Intel Iris Pro Graphics 5200」を搭載しており、3DゲームをプレイできるGPU性能を持ちます。Intelによると、Iris Pro Graphics 5200は、フレームレート次第で人気FPS「Crysis3」もプレイできるとのこと。
搭載されるCPUは、Core i7-4770R(定格3.2GHz、ターボブースト時3.9GHz)、Core i5-4670R(定格3GHz、ターボブースト時3.7GHz)、Core i5-4570R(定格2.7GHz、ターボブースト時3.2GHz)の3種類が用意される予定です。
また、従来のBRIXがストレージとしてmSATAのSSDのみ対応していたのに対して、BRIX IIには2.5インチ内蔵ベイが用意されており、SSDだけでなくハードディスクでの利用も可能となっています。
BRIX IIは、Intel Iris Pro Graphics搭載のCPUがリリースされる2013年12月に発売される予定で、価格は499ドル(約5万円)から599ドル(約6万円)と予想されています。
・おまけ
GIGABYTEはBRIXブースでHaswell世代BRIX、BRIX IIとともにプロジェクター付BRIXを展示しています。
プロジェクターは、75ルーメン、WVGA (800×480)出力とのことで、非力であることは否めません。写真を見る限り、BRIXがベースになっているようですが、ただでさえ冷却に難があるスモールPCにプロジェクターを組み込んではたして排熱が追いつくのか、違う意味で注目を集めそうです。
・つづき
プロジェクター内蔵のスモールPC「GB-BXPi3-4010」を分解&映写してみた - GIGAZINE
・関連記事
AndroidやLinuxが動く世界最小サイズのパソコンが4000円台で予約開始 - GIGAZINE
インテルがデスクトップPC向けマザーボード市場からの撤退を示唆 - GIGAZINE
「AMD FX-8350」がオーバークロック世界新記録の8.67GHzに到達 - GIGAZINE
5.2センチの世界最小パソコン「Space Cube」 - GIGAZINE
3分の1サイズの初代Macintoshをラズベリーパイで再現した「Mini Mac」 - GIGAZINE
「普通のPCケースじゃつまらない」とマネキン型のPCケースを自作 - GIGAZINE
Intelの新CPU「Ivy Bridge」が高熱になる「ダブルグリスバーガー症候群」状態 - GIGAZINE
「AKIBA PC Hotline!」と「窓の杜」編集部に行ってきました - GIGAZINE
インテル公認でCPUを使ったギークな「インテル入ってる」アートを制作 - GIGAZINE
・関連コンテンツ