パーツをすべて3Dプリンタで出力したライフルが実弾射撃に14発まで耐える
パーツの一部を3Dプリンタで作った銃が600発の連射に耐えたのは2013年3月の話ですが、その後、パーツ全部を3Dプリンタで作った銃が登場するなど、あっという間に何もかもが進んでいく中、前述の銃を作ったのとは別の人物が3Dプリンタで全パーツを作ったライフルを制作しました。こちらも射撃テストを行い、14発まで耐えることを証明しています。
Fully 3D Printed Rifle The Grizzly Hand Firing - YouTube
これはYouTubeにThreeD Ukuleleというユーザーがアップしたもので、作ったライフルは22口径の単発銃。制作にはStratasysのDimension 1200esを使用したとのこと。銃は銃身が取り外せるようになっていて、撃つときは銃身後部に弾をセットして、本体に固定します。
そして構えて射撃。
撃ち終わったら銃身を外して……
内部に残っている空の薬莢を棒で押し出して排出。
再び弾を込めて……
射撃。
単発銃なので「連射」はできませんが、何発まで耐えられるのかを実験したムービーがこちら。
Fully 3D Printed Rifle The Grizzly 2.0 10 Shots - YouTube
銃本体は固定してあります。
いつダメになるかわからないので、離れたところから引き金を引いています。
先ほどと同様、撃つごとに銃身を外して空の薬莢を捨てて、新しい弾を装填。
ひたすらこれを繰り返したところ、14発撃ったところで内部にひび割れができて使えなくなったとのこと。1つの銃身が耐えうるのはだいたい10発前後と考えるのがよさそう。
「魔法少女まどか☆マギカ」に出てくるマジカルマスケット銃が3Dプリンターで再現できるかもしれないというところは喜んでいいのかもしれませんが、実弾が撃てるものを作ってしまうのはさすがにアウトですね……。
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