地球の地表温度が1900年からどれくらい変化したかをビジュアルで表す「Global Land Temperatures」
地表面や海洋の平均温度が長期的に上昇する地球温暖化現象が環境問題として取り上げられることがありますが、実際にどれくらい地表や海洋の温度が上昇しているかは、数値だけで示されてもあまりピンとこないものがあります。そこで、目で見るだけで誰でも分かるように1900年からの地表温度の変化を色で表してくれるのが「Global Land Temperatures」です。
Global Land Temperatures | Halftone | Data Visualization Consulting and Design
http://halftone.co/projects/temperatures/
Global Land Temperaturesでは目で見て理解しやすいように、低温が青、高温が赤となっています。
まずは1900年1月の地表温度図から。北半球のほとんどの地域は青色。
一方、2012年の1月はこんな感じで、南半球の地表温度は1900年1月と比べてほとんど変化なしですが、北半球では濃い青色の部分が減少しており、地表温度が少し上昇しているように見受けられます。
上が1900年、下が2013年それぞれ8月の地表温度図で、比べてみると、大きな変化は確認できませんが、北半球のグリーンランドなど北極に近い場所では若干温度の上昇が見られました。
2012年の1・4・7月は下記のようになっており、季節ごとの地表温度の変化がよくわかります。「Global Land Temperatures」は地球温暖化などをよく知るために役立ちそうですが、いろいろな年代の地表温度の変化を見ているだけでも楽しめます。
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