木材や金属を自由に切断できスマホ・タブレットから操作できるコンパクトなCNC工作機械「Handibot」
一般的なCNC(コンピュータ数値制御)工作機械に比べてはるかに小さく、数値制御がPCやスマートフォンやタブレットから簡単にできるホームサイズのCNC工作機械「Handibot」がKickstarterで出資募集中です。
Handibot : A Smart Digital Power Tool
http://www.kickstarter.com/projects/1320575205/handibottm-a-smart-digital-power-tool
Handibotの大きさ、機能、実際に使用している様子がよく分かるムービーがこちら。
開発者のDavid Bryanさん。Handibotはパワフルな工作機械であるにもかかわらずDIY用のホームツールとして使えるほど小さな製品であり、まさに革新的な商品であると説明しています。
こちらがHandibot。材料を切ったり削ったり角をとったりと様々な加工が可能です。
Handibotはこのように簡単に持ち上げられるサイズです。裏にはドリルが見えます。
ドリルの先端。木はもちろん金属さえも簡単に削り出すことができます。
木を彫ったところ。複雑な形や対称性のある形などありとあらゆる形状に削ることが可能です。
木材をギザギザに切断している様子。
この通り、切り口もきれいに加工されています。
持ち運びできるくらい小さなHandibotは、壁に立てかけた材料を加工することも可能。
こちらは金属材料を削っているところ。
このような複雑な形や穴も簡単に削り出すことができます。
Handibotは、PCはもちろんスマートフォンやタブレットを使って数値制御が行えます。
タブレットから操作しているところ。専用アプリで削り出す形に合わせて数値を設定し、加工ボタンをタップするだけで加工開始。
一般的なCNC工作機械は非常に大きく、加工したい材料を工作機械に設置して加工するため、材料を逐一セットするという手間がかかりますが、Handibotは持ち運びが可能なため、加工したい材料のそばに置いておけば加工したいときにすぐに使えるという手軽さを持ち合わせているのが特徴。また、数値制御を行う専用アプリもオープンソースであり、より使い勝手の良いアプリが開発・提供される予定。それほど場所をとらず簡単なユーザーインタフェースを持つHandibotは、まさにホームユースにぴったりなCNC工作機械といえます。
なお、2400ドル(約24万円)を出資することで、Windowsから制御可能な状態にセッティングされたHandibotが発送してもらえることになっており、出資の締め切りは日本時間で2013年8月1日午前8時です。
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